UDさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

滑走路(2020年製作の映画)

4.1

勉強だけしてればよかった中学生も、安定のど真ん中の官僚も、赤ちゃんを授かった妊婦も、どれも幸せに見えるけど、誰もが生きづらさを抱えている。
目の前がどんなに暗くても、どこかに光が差していて、その方向に
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ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実(2018年製作の映画)

4.2

見終わって、思うこと:「まじか!」

見てて飽きない構成、面白い。
見終わって見える世界が少し変わった。
菜食始めようと思えた。

Netflixのドキュメンタリー的な映画のクオリティの高さよ。
英語
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

テネットからのインセプション。
これは劇場で見たかった。

夢に潜るという設定の面白さ。
そして、内容の難解さを超えてくる迫力。

夢の描写の自由さが良かった。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.7

ただスマホからスクリーンに画面が大きくなっただけというのが正直な感想。
敵のCGIが不自然で、映画に入り込めなかった。

タイトルの「無限列車」という魅力的な名前に対して、淡々と相手の技を見切る展開。
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

過去を言い訳に閉じこもらない。
今に生きる勇気の美しさ。
背中を押した親友の言葉が刺さった。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.7

完全に置いていかれた…。
分からな過ぎて、笑ってしまった。
どこかで昔の自分と入れ替わっている、ようなことは最後の最後に理解できた。

これだけとんでもないことが、この世界でも起きているかもしれないと
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フラガール(2006年製作の映画)

4.5

めちゃ泣いた。
炭鉱が閉山する前に、新たなビジネスを仕掛けた人、それに寄り添った人々の勇気と努力と愛の物語。
まちづくりって、おこがましい。仕事が作られて初めて、豊かに暮らす個人が増えて、街が活気付く
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

自分以外は役を演じているだけなんじゃないか、と中学生の時に考えたことがある。
「気づくでしょ」と思わずにはいられない設定だけど、気付くということは現実を受け入れるということで、こんな悲しいことはない。
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.4

映画館がまちにあるということの意味は、テレビもない時代にはとても大きかったから、映画館に映画以外の物語りが生まれる。
みんなが一つになれる場や体験というのは、現代は本当に減っているけど、これはそういう
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

4.2

この怖さ、とても共感できる。
子供の頃を思い出した。
設定が天才。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

設定が面白すぎた。
序盤はゆったりとしたリズムから始まって、気付いたらジェットコースターは下り坂、そこから一気に駆け下りるようなストーリー展開。
レベル差の表現が隠喩だったのか。表現が面白かった。

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.1

不安定な中に、憂鬱も優しさも快感も勇気も全て乗っかっているこの感じ、青い。
どんな人にも自分を認めてくれる優しい人がどこかにいる。
生きていくなかで、本当の優しさを知る。それは、今まで受けた優しさが本
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.6

逞しい。
知らない世界に突然投げ出されてしまっても、自分の足で立って生きるサルーの姿。
インドで生き延びたことも素晴らしい家族と出会えたことも母親と生きて再会できたことも全て運が味方したのは、神様が見
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

マクドナルドの創業の歴史は、意外にも悲しくなるストーリーだった。
マクドナルドは飲食業じゃなくて、不動産業だってことがやっと理解できた。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.0

スポーツの力はすごい。南アフリカにとって、ラグビーとはとても象徴的なスポーツなんだと知る。バラバラだった国が"ONE TEAM"になった歴史。
人生は全て自分のコントロール次第という考え方大切だ。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

「一緒だー。あっ、これも、えっ、これも一緒。こうはなってないなあ。えっえっ、こうなるの⁉︎」
という見方をできるのは、今だから。
本当に新型コロナウイルスを予測していたかのような時系列展開と政府の対応
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.4

アメリカっぽさを詰め込んでいるけど、少しやりすぎでカラ回りな印象。
うーむ。主人公もいい人なんだけど、なんだか好きになれないなあ。

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

4.1

くだらない!笑
と思って終わってしまうようでは、この映画が踏み込んでいるイスラエルの実情を全く理解できてないんだろう。
イスラエルパレスチナ問題を勉強しなければ。
それでも、一本のドラマに対する熱意や
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真実 特別編集版(2019年製作の映画)

3.8

母娘の見えない愛が、映画の中で撮影される映画の物語に沿ってゆっくりと融解していく。
いわゆる頑固な母と、その血をしっかり受け継いでいる娘。すれ違う会話が、最後は自然とかみ合って、抱擁するシーンに感動。
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

最高のコンビにホッコリする映画。

こんなに年が違っても、良いパートナーになれることは素敵だ。
包容力のある紳士になりたい。

パリの恋人たち(2018年製作の映画)

4.1

構成の巧みさに脱帽。

一見、ドロドロな恋愛模様であり、一見、殺人サスペンスであるけれども、そんな重たい内容すらも軽やかに包み込む詩的で軽やかな構成に、見ていて不思議な気持ちにさせられる。
パリの恋愛
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

芸術的なカメラワーク。
モノクロの世界だからこそ、光の明暗のみが強調されて美しい。
ただただ前に進む時間と、それに従うしかない人生。嫌になることがあることはどうしようもないのだけど、愛にできることは大
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.3

これぞ、銘作。
金曜ロードショーでなんとなく見たことあると思いがちな作品だけど、これまでしっかりと見たことはなかったと再確認。
空港一つでこんなにも面白いストーリーができるのか。予想の一つ上を超えてく
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.4

これまで見た映画史上、最も迫力があった。終始手汗が止まらない。
これが現実で起きたことなんて、到底信じられない、恐ろしい出来事だ。
インドの夜のヌルい空気感すら、肌で感じることができる。銃を撃つたびに
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.0

ガーンジー島という美しい島があって、ドイツに占領された歴史があったとは。
ナチスは文化活動を啓蒙していたことも初めて知った。
文通から始まる物語。本が好きな人たちは文字だけで通じ合えるという素敵なお話
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

時間は相対的なものということを考えれば考えるほどわからなくなる。
自分の1時間が、違う人の7年に相当するなんてことを思うと信じられない。
無音の宇宙では、地球の生活音すら恋しくなるんだな。
ドクターに
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

誰もが夢を追う権利がある。
環境は言い訳にしない。

インドの階級社会と、それを乗り越える愛。
インド映画は勇気をくれる。

途中少しベタな感じもありながら、最後はスッと綺麗に締まって、その感じがよか
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

今更ながら、アカデミー賞受賞の再上映で観賞できた。
誰もがジョーカーになりうる危険性を孕む格差社会。
たまたま、アーサーだっただけ。
他人に気にされない存在が、他人に気にされたいと願ったその先に、本当
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.9

「女性」というものにフォーカスして作り上げた映画だと感じた。
きっと、女性と男性では、見て感じるものが違うだろう。
自由な恋愛ができるっていうのは、素晴らしいことだ。
サウンドスケープとランドスケープ
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.8

指示されたことはなんでもやって、人を疑わず、馬鹿にされても怒らない。
いいように利用されているラザロをみて、鼻で笑っちゃう自分に気付く。純心なラザロを見て鼻で笑っちゃうということは、心が汚れてるのかも
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.7

衝撃を受けた作品。
残酷で悲しい現実が確かにそこにある。日本に居ては考えられない貧困の世界がある。
ゼインはどうして希望を持って生きていけるのか。生きることの先に何が待っているのか。彼だけじゃなくて、
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.9

学ぶことって素晴らしい。
どんな環境も言い訳にできない。
グッときた。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.4

「ああー、分かるー」
思春期の不安定な感情と人間関係と世界の見え方。子供の頃は学校に通ってるだけで楽だったなんて今思うけど、学校は学校で嫌に思うこともあって、そんな日々が永遠に続く絶望感もあったなーと
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

リングの上で闘志を燃やすボクサーとの刹那的格闘と、病室での無力な自分との終わりなき格闘。
状況が違えば、立ち向かう方法は違う。正解などない世界で最善の方法を選び取るその覚悟は、リングの上も下も関係ない
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.8

赤の他人の人生にのめり込んだ結果、とてつもなく遠いところまで行ってしまったけど、その環境に負けないくらいものごとを最後までやり抜く素質が彼にはあったということだろう。
手を引けない状況になっても、最後
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