ukさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

サンダーロード(2018年製作の映画)

1.0

はじめてこんな酷評の点数をつけるが許して頂きたい。ブルーススプリングスティーンの「涙のサンダーロード」から着想を得た物語ということで惹かれてみた。そして、TSUTAYAのジャンルではコメディの扱いだっ>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.3

原作連載当時は20歳そこそこで、完全に背伸びして読んでいたこともあり、内容もほぼ理解できていない。且つ、休載と同時に読むことをやめた「ホムンクルス」。なので、原作の結末を知らず鑑賞。まずこの難解かつ描>>続きを読む

ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

各サイトで酷評が目立っていた作品。確かに見た感想は人を選ぶ作風だと感じた。とはいえ、等身大・現実的な恋愛描写を描いていると言えばそうなのかもしれない。実際の恋愛には映画のような劇的な展開は訪れず客観的>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.6

富裕層が娯楽として貧困層を無条件に殺戮する「マナーゲート」と呼ばれる人間狩りを行うアクションスリラー。設定は少し異なるが「パージ」などが好きな人におすすめ。制作はブラムハウスプロダクションズ。本国アメ>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.8

役者を目指し上京した主人公。しかし、役者一本で生活はできず、工場で働く日々を過ごしていた。とある日、東京で久しぶりに高校時代の親友と出会う。親友は結婚し自立しており、自分との境遇の差に打ちひしがれる中>>続きを読む

楽園の夜(2019年製作の映画)

4.0

愛と復讐の物語。家族を殺された男が復讐を果たし、逃亡した済州島での生活を描く韓国のヤクザ映画。ヤクザ映画ではあるが、ただのヤクザ映画に収まらずラブストーリーも盛り込んでいるのが韓流ならでは。主人公や済>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.6

観るきっかけは主人公を好きなラッパー Joey Bada$$(ジョーイ・バッドアス)が演じていたから。何の前情報も得ず見た。結果から言うととても良かった。日本にいる人(自分を含め)からするとなかなかピ>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

結婚、出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるキムジヨン。ジヨンはある日、別人が憑依したような言動を取るようになる。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか?そんな彼女を支える夫や家族、そして彼女自身を通し>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

凪=風がやみ波が穏やかになること。行く先々で逆風が吹き、荒波の中を生きてきた男が凪の状態まで人生を取り戻し、人生の希望を見いだすまでの物語。舞台は東日本大震災後の宮城県。ギャンブルに明け暮れるろくでな>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.6

とんかつ屋の息子の揚太郎。ひょんなことからクラブハウスにとんかつを届けることになり、そこで初めてクラブハウスを体験し、クラブのフロアを沸かせているDJに魅了される。そして、揚太郎はDJになるべく動き出>>続きを読む

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.0

舞台はフィンランドの小さな村。人前でライブをする事を夢見て日々バンド練習をする4人組。そんな4人組の前にノルウェーの大型音楽フェスのプロモーターが現れ、デモテープを渡した事がきっかけで夢のフェスに出演>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.5

ストリートで男娼をしながら食い繋いでいる青年が望郷から母親を探す旅に出るロードムービー。伝説の俳優リバー・フェニックスと若かりし頃のキアヌ・リーブスが主演。監督はガス・ヴァン・サント。男娼だけでなく、>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

タイトル通りの映画。"極限"の仕事であり、"極端"な仕事もこなす麻薬捜査班チームの物語。コ班長率いる麻薬捜査班チーム。彼らは一向に成果をあげられず、どんどん後輩たちが昇進。班長のチームは解体の危機に陥>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.6

内気で日々の生活にストレスを覚えていた少女。少女はとある日、今まで溜め込んでいた鬱憤が爆発。その勢いで校内に蔓延する女性差別への怒りを綴った「モキシー」というチラシを作り、女子トイレに設置する。それを>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

数々の主演男優賞受賞の経歴を持つホアキン・フェニックスが人工知能と恋をする様を描いた物語。舞台は近未来のLA。よくビジネスで次に来るのは耳を使ったサービスと言われているが、目を使わずニュースをアプリに>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.5

初めて見た黒沢映画。個人的に日本映画にあまり魅力を感じず洋画を見ることが多いので古典的な映画を見たら何か変わるかもしれないと思い見た映画。強い雨が降る日に杣売り(焚き火用の材木などを売る人)と旅法師が>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.4

物語は子供たちを集めた小屋で語り部が魔女との出会いについて語るシーンから始まり、時は遡り1960年代に移り変わる。祖母に育てられた語り部は、祖母と出かけている際に初めて魔女と遭遇する。その事を祖母に告>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.4

ニューヨークで活躍する人気俳優ジョン・F・ドノヴァンとイギリスの子役ルパート。ルパートがジョンに送った1通の手紙からジョンとルパートの秘密の文通が始まる。そんな人気俳優のジョンの訃報が流れる。彼は自殺>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

1990年代の〝空気感〟を見事に真空パックして世に放り出したような作品。90年代を主人公スティーヴィーと同じく10代で過ごした自分にとってはただただ共感しかなった。早く大人になりたいと願い、不良少年た>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

2.8

スペインのマドリードに住む映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)。32年前に上映された彼の代表作が復刻上映されることとなり、プレゼンターを依頼される。しかし、彼は加齢による体調不良に悩まされ、>>続きを読む

感染家族(2018年製作の映画)

3.8

数あるゾンビ映画。ほとんどのゾンビ映画のメッセージは「ゾンビより人の方が恐ろしい」ということが多い。でも、この映画は違う。変わり種のゾンビ映画を見たい人はぜひ。韓国の田舎町に住む5人家族。そこに突如ゾ>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

2.5

『バクラウ 地図から消された村』タイトルを見て思うに"なぜ消されたのか?"を楽しむ映画だと思う。理由は完全にネタバレなので言えませんが、ちゃんと理由は判明します。個人的には長かった。『ミッドサマー』と>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

「グッバイ、リチャード」ネタバレ必至のタイトルだが、シリアスになりがちな"人生の終わり"というテーマをユーモアたっぷりに描いた作品。主人公は初主演作品から30周年というメモリアルイヤーを迎え、日本でも>>続きを読む

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.5

「ライフ イットセルフ」和訳すれば「人生そのもの」正直どえらいもんを見た気分だ。5章で構成された緻密なストーリー。1章ごとに違う人の視点での人生が描かれる。短編、短編で見ればそれは繋がっていないように>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.2

1979年、米・コロラドで初の黒人警官として採用された男が白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)の潜入捜査官となった実話を元にした物語。主演は『TENET』で話題のデヴィッド・ワシントン。>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.2

「真実の愛」よく映画で謳われる常套句だが、この映画ほど「真実の愛」という言葉が似合う作品はあるのだろうか。人は見た目が9割。という言葉があるが、その見た目が朝起きる度に老若男女いずれかに変化し、さらに>>続きを読む

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.5

アメリカ南部の小さな町の美容室。その美容室に集まる6人の女性たちの友情と絆を描いた物語。"マグノリア"は南部を象徴する花木"泰山木"を指している。個性豊かな6人組。特にウィザーは強烈だと思う。でも、町>>続きを読む

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.2

認可されていない自閉症の子供たちを受け入れる組織「正義の声」を運営するブリュノ。認可されていないことで数々の苦難が起こり奮闘する実話を元にした物語。「最強のふたり」の監督エリック・オレダノ、オリヴィア>>続きを読む

マルコム&マリー(2021年製作の映画)

3.2

映画監督マルコムと恋人マリーは、マルコム自身の映画のプレミア上映を終え帰宅。プレミア上映の評価が良かったことでマルコムは有頂天。人生最高の夜になるはずがマリーは不満げ。そして、その不満は態度にも表れと>>続きを読む

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

4.0

SF映画はCGを駆使することで製作費が膨れ上がるため、アジア圏でのSF映画は少ない印象を受けるが、ハリウッド映画と互角に渡り合えるSF映画をとうとう作り出した韓国。と言った印象を受けた。普通に宇宙空間>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.0

アカデミー賞受賞作「ムーンライト」の〈A24〉と〈プランB〉が再びタッグを組んだ作品。ジェントリフィケーション(地域の高級化)が進み、昔から住んでいた住民たちの居場所が無くなりつつあるサンフランシスコ>>続きを読む

ソワレ(2020年製作の映画)

3.5

オレオレ詐欺に加担し食い扶持を得る役者志望の翔太(村上虹郎)。翔太は実家のある和歌山の高齢者施設で演技や芝居を教えることになり、帰郷。そこで高齢者施設で働いている山下(芋生悠)と出会う。山下は消せない>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.6

巨匠マーティン・スコセッシが遠藤周作の「沈黙」を映画化し話題となった作品。原作は読んでいない。ただ誰もが小学生の頃に社会で学ぶ「踏み絵」などの知識が少しでもあれば話の内容は理解できる。主演はアンドリュ>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.0

大寒波に見舞われるオハイオ州シンシナティの図書館が舞台。その図書館は開館と同時に日々地元のホームレスたちが集まる憩いの場所になっていた。そんな中、大寒波に見舞われる街では日々凍死してしまうホームレスが>>続きを読む

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.0

お調子者で陽気なプレイボーイのサミュエルの前にかつて関係を持ったという女性クリスティンが現れ、「この娘はあなたの子よ。」と言い渡される。そして、クリスティンは子どもをサミュエルに預けてそのまま失踪。サ>>続きを読む

グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー(2019年製作の映画)

3.0

インドネシア産のスーパーヒーロー映画。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ならぬBCU(ブンミラゲット・シネマティック・ユニバース)第1弾作品。第1弾作品ということで"グンダラ"と呼ばれるヒ>>続きを読む