YOUMEさんの映画レビュー・感想・評価

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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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ウォルトとアンがめちゃくちゃ可哀想、特にアン。それが強すぎて、トラヴィスにもジェーンにもまったく心を寄せることができなかった。ハンターが自ら望んだとはいえ、何も言わずにヒューストンに連れ
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

まさかのラスト20分だけ見残した状態でサブスクのラインナップから消えてしまい、見れなくなっていたが、最近サブスクに復活してくれてようやく見終えることができた。サブスク作品の契約形態ってどうなってるのか>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

開始5分で、伊藤万理華×河合優実×祷キララの爽やかで瑞々しい友情の様に胸がいっぱいに。愛おしすぎるだろう、君たち。。

みんないいやつ。「ここのシーンのこれが!」とかじゃなくて、全体的によくて、よくわ
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

主要キャストの演技が素晴らしい作品。
『正欲』と通じるものを感じたけど、観たタイミングもあってか『正欲』のほうが刺さったなあ。

自分の決定的な欠点。大切な人には一番知られたくない、でも一番知ってほし
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

4.0

諦めていたけど観れたー!ロングランに感謝。

一番の感想は「治療ってこんなに効くのか…」でした。

精神疾患の既往歴がある方の就労支援をしていた友人と観たので、観たあとにいろいろと解説を受けることがで
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まる(2024年製作の映画)

4.0

荻上直子監督×堂本剛主演っていう時点で絶対に観る!と決めていたのに、評判がイマイチで観るのをためらっていた作品。結論、もっと早く観ればよかった!
柄本明、綾野剛、吉岡里帆、小林聡美。他の役者陣も豪華で
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.8

皆さんの演技が素晴らしい。

砂田はテレビマン向いてないよ、精神的に壊れる前に辞めたほうがいいよ! って思っちゃったけど、本来はそれくらい強い倫理観を持った人がメディアにいてくれなくては困るんだよなあ
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.4

問答無用で広重が悪いだろ(浮気したことも離婚するかしないかハッキリしないことも)!と思うも、そういう「人の弱さやかっこ悪さ」に寄り添ってくれるのが今泉監督の作品なんだろうなあ。
でも今回はなんだか見て
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.0

想像以上によかった……
到底詳述はできませんが笑、自分の実体験と重なる部分もあり、その時ことをまた違う視点から振り返ることができた。

一花の誘い、多田は全然嬉しくないよなあ。そんなことに気づけなかっ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.7

原作小説が気になっていたので観た。この作品を観た韓国の(いろんな世代の)女性たちの感想が気になる。

韓国は儒教の影響が強く、家族を重視する価値観が根付いている分、家庭における女性の役割問題は日本以上
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

一緒に観た人が中盤で「何が起こってるのか理解できてないけど、なんか面白くなってきたぞオ!!」と言い始めたのだが、そのコメントがこの映画の凄さを物語っていると思った。

理解できないけど、なぜか引き込ま
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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わっかんね〜〜〜〜!というのが正直な感想。
ラストまで観てもよくわかんないままだろうなあと確信しつつも、そういう作品ほどラストに向けた期待が高まってしまう現象、ありますよね。今回はそこそこラストで何か
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

なぜかタイトルを永遠に覚えられない映画。タイムリープものを2連続で観たので、自分もタイムリープしてるような奇妙な感覚がしばらく抜けなかった。

これまたニーチェの永遠回帰思想と重なる部分のある物語。タ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

面白かったー!なんだか疲れていて、何も考えずに観れてちょっと元気になれるような作品を観たいな〜と思って選んだのだけど、ドンピシャでした。
こうやって気軽に映画を観るスタンスを今後も大切にしていきたい。
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世界でいちばん美しい村(2016年製作の映画)

4.0

こういう暮らしのあり方に触れて、人間の根源的な生活に立ち返る時間を定期的に持つのはとても大切なことだなあと再確認。小さな範囲の「当たり前」に縛られて焦ってしまう気持ちをリセットできる。

約一年自給自
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104歳、哲代さんのひとり暮らし(2024年製作の映画)

3.8

たまたま旅行先の尾道で上映されていたので観た作品。尾道に住む、104歳の一人暮らしのおばあちゃんのお話。

坂道を後ろ歩きでゆっくり降りていくシーンや、その途中途中でどんなに小さな草も見落とさず入念に
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

「暇と退屈の倫理学」で紹介されていて気になっていた映画。

鑑賞中ほぼ体動かしてないのに、観たあとは運動後のようにぐったりと疲れた…人はちゃんと映像からも身体的体験を得るのかもしれない、という発見。
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正体(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「信じてみたかったんです、この世界を。正しいことを正しいと言えば、わかってくれる人がいると」
これまでの2時間は、このたった一言のためにあった!と思える、素晴らしいシーン。パンチラインは、それまでのス
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

ズドーンとした重みが身体に残り、しばらく何も言葉が出てこない。名作と呼ばれる作品の共通点だと思う。本作も、3時間という長さも相まって、余韻の重さが凄かった。

印字された一つ一つの名前が自分と全く同じ
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きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.9

細かいことは気にしない(できない)タイプだから普通に感動して泣きました

私にとってこの映画は、内容以上に「いつ誰と観たか」という点でとても印象に残る大切な作品になったし、泣けたのもその影響が大きいだ
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.6

子供たちだけで放置するなんてことが、なぜできる?とお母さんの倫理観を心底疑問に思ったが、お母さん個人にその罪が還元できるかと言えば、決してそうではないんだろう。そういう価値観を形成した家庭環境や社会の>>続きを読む

夜のまにまに(2023年製作の映画)

3.5

ん〜〜あまりハマれなかった……佳純のバックグラウンドや心情を筆頭にいろいろな情報が断片的にしか、あるいはほとんど描かれていなくて感情移入しづらかったのが要因かも
佳純が彼氏に直接連絡しない意味が全然わ
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.7

映画館で過去イチ笑ってしまった。謎のツボに入って、笑えるシーンが終わったあとも声にならない笑いが止まらなかった。そんなに笑ってる自分がおかしくてまた笑う、という、友達と爆笑ループに入っちゃった高校生の>>続きを読む

あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ大事なことを描いている作品だった。監督ありがとう。

「2020年、この日本で起きていた、本当のこと。彼女はきっと、あなたのそばにいた。」
本当にそうで、今日も渋谷を歩いていた私の近くには
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.2

なぜか全然入り込めなかった悲しい。
幸夫が変わった感じがあんまり伝わってこなかった。自分に対する腹の底からの絶望を、嫌悪を、もっと直接的に描いてほしかった。過呼吸で息ができなくなるくらいに泣き喚いてほ
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

4.5

とにかくキャストが魅力的だった。主要キャストのこと、みんな好きになってしまいました。後からユウタとコウの役の二人がファッションモデルだと知り、納得。雰囲気あったもんなあ。

人物描写がめちゃくちゃリア
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.6

食らいました。3時間、あっという間でした。

誰もがタイタニックと聞けばイメージする有名なシーン、圧倒的な美しさにわけもなく涙が出た。海と空と陽の美しさ、世界は私たちのものだ!と言わんばかりの無敵感を
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

演技のうまい俳優さん揃いで物語に入り込めた。

ちょうどこの映画を観る直前、学生時代の知人のSNSを見ていて、「私は一体、この人の何を知っていたんだろう? この人は一体、何者だったのだろう?」なんて考
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

泣ける映画を観たくて観たら、ちゃんと泣かせてもらえました感謝

劇中で高校生の優子ちゃんが弾いてた『2つのアラベスク』すごく好きだー。映画を通じて音楽と出会うのっていいよなぁ。自分が普段全く聴かないジ
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃいい映画じゃないか…
キービジュアルから想像してた雰囲気と全然違った。そして天使のビジュアルも想像と全然違った。笑

彼女が自分をまっすぐ愛してくれる世界線からそうでない世界線に戻ってきた
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.7

とにかく河合優実がかわいい映画。

自分が何に怒ってるのかもわからないまま怒りをぶちまけるカナちゃん、見ていてしんどかったな〜〜!喧嘩にもならないほど余裕のある年上彼氏ならまだしも、すぐカッとなっちゃ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

「生老病死」の「老」の苦しみを存分に味わえる作品。認知症を患う主人公の目線でその日常を追体験することで、その苦しみをめちゃくちゃリアルに予習できた。

自分の見ている世界が、他の人たちとどうしようもな
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キービジュアルから想像していた内容といい意味で全然違った。なんて重厚な物語。これは名作と呼ばれていい作品なのではないか……

Filmarksで他の人の感想を読んでいると、「サムの息子が加害者側だと知
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

3.7

前半の主人公が痛々しいというよりも腹立たしくてしんどかった。どうやら私には「どんなにネガティブな出来事があっても、それは周囲の人、特に見ず知らずの人に当たり散らしていい理由にはならない」という強い価値>>続きを読む

人生って、素晴らしい/Viva La Vida(2024年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃよかったああ…
ずっと 泣いてた
苦しいこともたくさんあるけど、やっぱり人生ってすばらしい
なんだか本当にそう思えたよ

愚直という言葉がよく似合うリュトのまっすぐさが眩しくて愛しくて。そ
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.3

最高の映画でした
光の描写の美しさが印象的だった。『リリイ・シュシュのすべて』を彷彿とさせる幻想的な美しさ。凍った湖で3人で戯れるシーンを筆頭に、美しくて微笑ましいシーンがたくさんあって、思わず笑みが
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