manicureさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

リアリティ(2014年製作の映画)

4.0

完璧なうめき声を探し続ける映画監督、豚の内臓の中に謎のビデオテープを見つける少女、精神的な湿疹を抱えたネズミの格好をした男、軍用ジープを運転しながら女装に夢中な校長先生。

めっちゃツボにハマる❤️
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Greener Grass(原題)(2019年製作の映画)

3.3

アメリカの郊外生活の社会規範や矛盾を極端に描き、シュールかつグロテスクな世界観が絶妙に作り上げられている作品。上辺だけの社会に合わせて生きることによって生じるストレスや恐怖をわかりやすく表現しているが>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.0

ほとんどのネタがこの映画が出た時点でも古かったど、なぜか魅力的な味が出ている。続編とは全く異なり、スパイ映画の古典的な要素が強く感じられ、更にヒッチコックの作風の影響が強く出ている。

床ギリギリでの
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ある男(2022年製作の映画)

2.4

自分の身分や名前に結び付けられているアイデンティティとその揺らぎをテーマにした作品。外国人目線では、名前から継承されるアイデンティティの重要さが違いますので、アジアの文化の独特な部分に触れた感覚を味わ>>続きを読む

パシフィクション(2022年製作の映画)

3.6

フランス人の政治家がタヒチの不思議なクラブやホテルを歩き回りながら、権力のある立場のはずなのに何もコントロールが効かないことに気づいていくスロードラマ。核実験が行われていないかの妄想も抱いたるするが、>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

2.7

Vol.1の酷な演出をさらに盛り上げて、記憶にずっと残りそうな瞬間もあったけど、長過ぎて途中で麻痺してきちゃった(完全版を鑑賞)。特にKのエピソードが途中でどうでも良くなった感がある。
合計5.5時間
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

2.3

自己中心的な偽善者であるユーチューバーとメンヘラストーカーの忠実な手下との間に広がる愛憎の物語。物語は中盤からひねりまくりながら巧みに展開され、興味深くなっていくが、結末があまりにも適当過ぎて残念だっ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.6

ひとつの出来事を様々な視点から描かれる物語だった。子供の発言が勝手に解釈され、徐々にエスカレートしていく事件は、実際の世界でもよく起こりうる出来事だと感じた。ただ、今回のミステリーは一つの情報を持って>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.3

完全無修正版を鑑賞。前々作の「アンチクライスト」でクリトリスを切断したシャルロット・ゲンズブールが、今度はセックス中毒者を演じている。彼女の幼少期から成人までのエピソードが語られるが、アート映画という>>続きを読む

ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

3.1

養護施設を抜け出して母を探しに行く少年という設定から、親子の物語になるかと思っていたが、本当は居場所のない社会不適合者が家族に思える関係を機築いて行く話だった。自主映画らしい味を生かしながらの、割とメ>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.4

アニメーションとCGの使い方は前作よりも斬新で、そういう意味ではアニメの歴史に残る名作になりそう。キャラクターの感情によってアニメーションのスタイルが変わったり、様々なスタイルを斬新に融合したりしてい>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

1.0

「クソ映画」の意味を更新する程のセンスの悪さ&安っぽさだった。以上。

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.1

ボリウッド+ハムレット+ロードオブザリングのような壮大な物語。オークも出てくる(笑)RRRに比べちゃうと限りなく安っぽいけど、ツボるところ満載で楽しかった。

ただ、主人公は本当に腹立つ・・・前半では
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.0

「心よりも脳が朽ちる者へ」

年を取る恐怖そのものだった。作品の大半では何も起こらないが、そのなんでもない時間を通して虚無感と陰鬱さが鮮明に伝わってくる。ドラマは全く強調されていなく、展開もなく、凝っ
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.6

こっちは、キャスト全員が集結してジョーカーと戦うやつ。ダムが爆発したり、球体型の爆弾がローマの街をゴロゴロ転がりながら車や建物をぶっ飛ばしたり、ワイスピの基準でもかなり刺激強めだった。

海外では酷評
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

2.0

ネットで調べられる限りかなりの酷評を浴びていたようだが、昔の作品が過大評価されていただけなんだと思う。どちらかというと、スピールバーグの演出がずっと更新されず、今時の作品には似合わない。やはりアニメっ>>続きを読む

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

1.3

第二次世界大戦の独裁者が冥界を散歩しながらずっと同じセリフを繰り返しているだけ。しかも服装と匂いに執着しているようだ・・・なぜかマルチバースから来た独裁者の色々なバージョンも訪れる。
コントの設定やア
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

2.8

斬新なアニメーション以外は、100回以上聞いたスパイダーマンとマイルズの話そのままだった。ユーモアがピンとこなくて、話の流れもベタ過ぎてひねりも何もない感じだった。大人向けの作品ではないだけかもしれな>>続きを読む

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

3.0

色々な都市伝説が纏わりついたビデオテープ時代のカルト映画だったけど、高画質で見られたのは初めてだと思う。今の時代ではグロいシーンに麻痺してしまって、何も刺激を感じなくなったけど、動物虐待のシーンが本物>>続きを読む

食人族(1981年製作の映画)

3.0

色々な都市伝説が纏わりついたビデオテープ時代のカルト映画だったけど、高画質で見られたのは初めてだと思う。今の時代ではグロいシーンに麻痺してしまって、何も刺激を感じなくなったけど、動物虐待のシーンが本物>>続きを読む

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

2.6

こっちは、核ミサイル付きの巨大な潜水艦が氷の下から浮上してくるやつです。でも一番面白かったのは、ザ・ロックが素手でミサイルを掴んで投げるシーンだったかな(笑)それか、ジェイソン・ステイサムがヒーローに>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ガンの作品の構成とメッセージ性が毎回同じような物で飽きてくるのは理解できますが、演出には毎回成長を感じていて、他のマーベルの作品とのクオリティの差がかなり目立ってきました。特に後半のワンカ>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.8

まさに1作目よりも派手なアクションとスタントが延々と続いても興奮しながら見られそうですが、最初の1時間のダラダラで結構萎えました。

こんなアクション映画にはプロットなんてあまり考えなくてもいいはずな
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

2.7

メモ:こっちは車にパラシュートを付けて空から落下するやつ。

本当はジェイソン・ステイサムがスーパーヴィランの印象の方が強いはずだけど、余計な中ボスや秘密組織が絡んできてぐっちゃぐちゃ。今回はザ・ロッ
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.5

こちらは子供の時に一番好きでしたが、今見ても、シリーズの中では一番バランスが取れていますね。魔宮の伝説の自虐ユーモアとレイダースのような世界を旅しながら謎解き冒険が見事に融合して、シリーズの強みが上手>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

「ザ・ホエール」は、孤独と過去の失敗に向き合えない男の自己破壊的な傾向を探求する、インパクトの強い人間ドラマです。

自分の虚無感を埋めるためにウーバーイーツを大量に注文して吐きそうになるまで食べたこ
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

1.6

メモ:こっちは戦車が出てきたり、車が飛行機に繋がったまま飛んだりするやつ(車が自力で飛べるようになるまではあと3本)。ト

レット家が脚を洗って本格的なスーパーヒーローのチームに完全に生まれ変わった作
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.2

全く期待していなかったものの、実際にはRPGへの愛情が詰まった作品でした。笑える場面と笑えない場面の差がかなり激しいですが、キャラクターに愛着が湧きやすく、テンポも良かったです。CGのばらつきもかなり>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.0

「ボーンズ・アンド・オール」は、夢と現実を繰り返しながら、旅の美しさと荒涼さを描く独特な魅力を持っています。温かみのある自然な色調が美しく整えられ、哀愁と神秘さを感じさせる一方で、アメリカの田舎の現実>>続きを読む

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

2.7

メモ:こっちは「オーシャンズ・イレブン」のような大泥棒をやって、車に巨大な金庫をつないで街を暴れ回る回です。

前作と基本的に同じだが、今回は真面目ぶってないで、悪ふざけと派手なアクションを武器にして
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

2.5

ニコラス・ケイジが自分自身を演じ、独自なクセや過剰な演技にふけるという設定だけで、見る価値があると思います。パスカルとの相性も抜群です。
しかし、オモロい設定の割にはパンチが足りない気がします。ユーモ
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ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

1.5

X3で派手にコケて、X1のキャストをなんとか連れ戻した感じ。ここからシリーズの主人公がブライアンからトレット君に完全に変わって、どんどんスーパーヒーロ映画のようなぶっ飛んだアクションにドラマチックなア>>続きを読む

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

1.0

オリジナルメンバーは誰もいないけど・・・スピンオフ?
30代後半にしか見えないアメリカ人高校生がどう見ても日本人じゃない日本人のチンピラの喧嘩に巻き込まれながら、アメリカの真っ直ぐでフルパワーのストリ
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

様々な種類の有害な人の集まりで、笑うしかない。ひねりが効いているユーモアで、すぐに笑わせる感じではなく、前にポロッと出したネタを後で意味を変えて回収したり、パワーバランスが変わっていく中でキャラクター>>続きを読む

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

1.2

唯一トレット君が出演していないのワイスピ。1はストリートレース版「ハートブルー」だとしたら、今作はストリートレース版「マイアミ・バイス」だね。元々結構なヤバみの前作のクオリティを下回ることが出来て、続>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.2

低予算アクションの割にはスタイリッシュで作風が比較的に凝っているイメージ。最初は気持ち良かったけど、バリエーションが少なくて途中で麻痺してきた。誰が殺されても「無」に限りなく近い気持ちだった。そして、>>続きを読む