manicureさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.1

初期の三部作の中では一番評判が悪いらしいけど、1よりは好きだな。
確かに世界観がより子供っぽくなってきて、ダサカッコよさの極みであり得ない展開ばかりだけど、インディに限っては褒め言葉なんだよね!そもそ
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

2.9

ナチスの顔が溶けるシーンしか覚えていなかったけど、子供の時はかなりのトラウマだった(笑) 見返すと懐かしい気持ちにはもちろんなってくるが、最初の15分でキャラが完璧に纏まりすぎたせいか、その後の1時間>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

2.6

世界観からしたら、クローネンバーグの作品が私の好みにドンピシャのはずだが、しっくり来たのが意外と少ない。低予算のせいなのか、コンセプトを無理やり説明したり、インパクトのあるシーンの間を不自然な会話で埋>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

見ている最中はそこまで意識していなかったが、多層的な魅力のある作品の印象が強い。専門用語や音楽論が飛び交って何回か置いていかれそうになったが、話の内容がポイントではないからあまり気にせずに。

社会風
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.8

世界中のファンに酷評されてしまっているようだが、正直今までの作品との質の差を感じられなかった。むしろ、最近のMCU作品の中ではマシな方なんじゃない?

いつもの脚本上の問題が山ほどあるかもしれないけど
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.7

相性が悪すぎたフィンランド人とロシア人が同じ寝台列車の個室に過ごさないといけなくなった話。どういう展開かは想像つくでしょう?
ありがちなラブコメのような設定かもしれないが、ヨーロッパの作品だからこそ独
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You Won't Be Alone(原題)(2022年製作の映画)

3.7

魔女に育てられた女性が少しずつ人間性を取り戻す話。ウィッチのようなフォークホラーを期待していたら、マケドニアの田園生活や伝統を再現した人間ドラマのニュアンスの方が近かった。緊張感や怖さがほとんどなく、>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.0

自虐ネタ多めの皮肉的なホラーだった。ホラーってこういうパターン多くね?という視聴者の期待と弄びながら楽しませてくれる作品だった。シュールな展開の方が圧倒的に多いが、意外と緊張感がしっかりと生み出されて>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.3

冒頭の雰囲気ではだいぶ凝ってるなと、案外の絶好調だったんだけど、ベストキッドみたいなキャラが登場してきてから・・・なんだかウンコの匂いし始めたというか・・・

基盤になっている70年代の色味を再現しな
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

深く理解するのに何回か見直さないといけない気がするけど、アイルランド内戦の寓話らしい。そこが理解できてなくても、おとぎ話の世界観に今風のブラックユーモアを混ぜた人間ドラマとして楽しめる。死の恐怖やおぞ>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

立ち位置が難しい作品なんだよね。普通のハリウッド系のアクションを求めている人からしたら、テンポ感が悪いだろうし、世界観や伝統に重点を置きすぎていて解釈に置いて行かれると思う。アート系が好きな人からした>>続きを読む

ポリス・ストーリー3(1992年製作の映画)

1.8

ぎこちない感じのアクションコメディで、同ジャンルの作品との区別がつく様子が特になし。ラストのスタンドが確かに印象に残るけど、映画が動き出すまで時間がかかりすぎて一回リタイアしてしまっま。

突撃!隣のUFO(2023年製作の映画)

1.0

巨大しゃもじでUFOをやっつけるおじいちゃん。
予算もなくわざとゴミ映画を作っていることは間違いないけど、ずっと同じギャグの繰り返しで楽しませるやる気を全く感じられなかった。半分インタビューで無理に間
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

-

ラジオドキュメンタリーにアニメを被せただけだから、評価はなし。
胸糞が悪くなる話だが、オーバーに感傷的にならずにちゃんと現実味があった。アニメーションは滑らかではなくて慣れるのに時間がかかったけど、ム
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.5

誰がサングリアにLSDを入れたの?LSDが効いてくるまであまり面白くないが、そこからかなりエスカレートしていって、趣味が悪いコメディとして楽しめる。ワンカットが多くリアルに思える部分もあれば、大袈裟す>>続きを読む

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

2.0

典型的な生物パニックのような設定だが、いつの間にか怪獣映画に切り替わっていたりして飽きない(笑)
SFのレベルはインディーズ映画じゃなくて素人YouTubeあたりだったけど、いい味が出ていて逆に面白
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.5

歪んだ精神と歪んだ肉体が主役のグロテスクな人間ドラマ。ピンクや紫のポップな色彩にグロテスクな表現を重ねていって、奇妙な世界観を生み出しているのが特徴。ありふれた表現に飽きてきた人にはちょうど良い具合の>>続きを読む

狼たちの絆(1991年製作の映画)

2.5

今見ると恥ずかしいけど、チビのときはめっちゃ好きだった。ルパン三世みたいな泥棒アクションと香港らしいメロドラマはイマイチだけど、中盤と終盤のアクションシーンだけを見られたらスッキリ出来ると思う。中盤の>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.6

メキシコで軍事政権による反乱が起き、金持ちが貧者に散々やられる映画。最近は階級闘争系(パラサイト、ジョーカー等)が流行っているが、ここまで生々しく反乱やクーデターを描いている作品はなかなかないと思う。>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.2

前作の世界観とキャラクターの方が断然好みだったが、今回もユーモアセンスとテンポ感が良くて楽しめた。最初は主人公の行動に違和感があってモヤモヤしてしまうかもしれないが、途中の視点変更からどんどん面白くな>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

3.8

ちびの時はE.T.が病気になるシーンがトラウマになって、ずっと見返せなかった。今見ても、子供向け映画らしくないトーンとテンポ感が目立っている。前半は特にスローで薄暗く、余計な会話とハリウッド臭いセリフ>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

2.4

今回も複雑な気持ちになっちゃっている・・・

3DとCGの技術は誰がトップクラスで、他作品では体験できない壮大感と異次元にいる感覚が味わえる。ただ、3時間以上の作品だとどうしても目が慣れてきるにつれて
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.1

変わったクリスマス映画を見たい方には是非オススメしたい。いちいち出てくるカラフルなクリスマスライトが性欲の象徴だと知っていた?(笑)

初めて見た時はイマイチだったが、大人になってきたせいか、やっと理
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.1

客観的に見られない作品だ。幼稚園の時にテレビで初めて見かけて一目惚れしてしまった、おそらく人生初のフェイバリットムービーに入ると思う。そこから毎年ハロウィンパーティーを開催していたけど、当時はまだ人気>>続きを読む

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.3

20何年以上見てないと思うけど、まだ笑えるのが凄いね。確かにラフな部分があるが、冬休み中に家族全員で楽しめる作品としてはいつもオススメできる。派手な拷問シーン(笑)だけなら続編の方がいいかもしれないけ>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.1

予告やあらすじを見ないで、真っ白な状態で鑑賞した方がいいと思う。
ネタバレせずに簡単に説明すると、お金でステータスを買って、実際に何を消費しているか理解できていない気取った金持ちにざまを見ろ!って感じ
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

イギリスの伝統的な物語を映画化。ファンタジー要素のある騎士物語だが、ハリウッド系のような派手さが全くなくて、アート作品のような優雅な空気感を出してくれる作品だった。SFXやアクションを求める方には兎に>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.2

同じ顔の男たちの設定を全く活かしてない。同じ顔=男性が女性に対してみんな同じ?というメッセージだろうが、1時間以上展開がほとんどなく、ジワジワと宗教的なメタファーや男性に起こされたトラウマの蘇りを見せ>>続きを読む

マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.0

人間世界に似たような地獄絵図の中で、粘土やあらゆる素材で出来ている奇形な生物が燃やされたり潰されたりばらばらにされたりする映像体験。
ストーリーもセリフもなく、ずっとドロドロな世界観を楽しむ以外はない
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.3

ピノッキオ(ピノキオ)の映画化は本当に飽きるぐらい見てきた。映画化を禁止する法律がそろそろ出来て欲しいぐらいだったんだけど、今作は想像以上にグッときた。

原作の設定と流れがほとんど変えられているが、
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アバター(2009年製作の映画)

3.0

続編が気になったためようやく鑑賞。
正直なところパンドラの世界観はあまり好みではないが、ディテールの拘りが凄いし、CGとアクションのレベルが最近の映画に全く負けていない。中盤は少しテンポが落ちてしまう
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.0

最後の15分はマジでてんかん発作になりそうだった。他はいい加減すぎる撮影現場の風景ばかりで、常に喧嘩が絶えない状態だった。同時に2つの映像が流れていて、字幕に追いつけなくてさらにカオス。結果的には映画>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

2.9

兎に角居心地が良い。安っぽさまでちゃんと味になっていて、本物のケヴィン・ベーコンを誘拐する企画に全く違和感を感じない世界観が出来上がっている。ただ、時期が早すぎた。クリスマス当日まで温存しとけばよかっ>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

2.6

予告編の壮大感は期待しないことをお勧めするが、とりあえず前作よりは格段に良かった。監督のセンスが洗練されてきたのが冒頭から伝わってるし、最近のMCUのアニメっぽさに飽きてきた頃に若干のダーク路線は斬新>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.2

初期プレデターの200年前の話?
プレデター作品にしては大傑作レベルじゃないかないかな?今までのはヤバすぎて。最近流行りのポリコレガールパワーのネタはあるが、そこまでシツコくない。90分を突破するため
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

2.4

ドラマのパイロット版みたいな感じだけど、続きはそこまで気にならないかな。ユニバーサルモンスターをオマージュをしたい気持ちは嬉しいけど、マネキンを置いといて白黒のフィルターをかけるだけじゃ詰めが甘い気が>>続きを読む