manicureさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち(1980年製作の映画)

1.7

アルモドバルのデビュー作はアマチュア映画と言っても過言ではない。ショックバリュー重視の仕様もない下ネタコメディだけど、2022年の頭では楽しめる部分が少ないでしょう。

ただ、アルモドバルの独特な色の
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.5

流れと撮り方が確かに「グッドフェローズ」っぽい。ただ、イタリアンマフィアではなくて1970年代のポルノ業界が背景になっているという些細な違い(笑)

「ブギーナイツ」は最後まで見ないと何がしたいのかよ
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.1

LAに住んでいる鬱病の人たちの1日を描いている作品。孤独、後悔、最悪な育児が常に混ざり合って、時にはシュールなギャグに笑ったり、時には辛い現実にぶち当たり、といった感じ。冒頭では不思議な偶然について語>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.0

ヒッチコックの作品の中ではマイナーの作品だけど、自分のランキングの中では上位。「ロープ」みたいにほとんど同じ部屋で撮影されて、登場人物も非常に少ないけど、濃いめの対話と読めない展開だけでずっと引きこま>>続きを読む

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

3.3

子供の時はトラウマだったなあ。今見るとかなり笑える典型的なスラッシャーにしかならないけど、夢のの中に潜入する殺人鬼だと何でもありだし、低予算の割にはシュールな演出の連発でなかなか飽きない。壁が歪むシー>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

2.2

時代と予算を考えれば大したもんかもしれないけど、かなりの退屈祭りだよ。世界が終わりを迎えそうなパンキッシュな荒野の背景は魅力的だが、低予算のせいか普通の田舎の空気感しか感じられない(続編では改善される>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.7

演出はアニメっぽいところがあるけど、こういう物語には似合う。古い映画の割にはアクションシーンはまだインパクトがあるし、人間ドラマもシンプルながらも丁寧に作られ、トータル的にバランスの良い作品だった。主>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.2

感傷的なメロドラマはあまり好まないが、なぜ海外でここまで人気な作品になれたのかわかる。外国人が見たがっている甘酸っぱい哀愁漂うイタリアの田舎を背景に、さりげない生活風景を通して戦後のイタリア人と映画館>>続きを読む

マチェーテ(2010年製作の映画)

2.6

ロドリゲスとタランティーノのグラインドハウスオムニバスの一部であったエクスプロイテーション映画風フェイク予告編を映画化。続編の「マチェーテ・キルズ」よりはハートを感じられるけど、その分テンポ感は少しだ>>続きを読む

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.0

ロドリゲスってもしかしてプロペラフェチだった?
こういう映画はもっともっと安っぽくて下品でもいいぐらいなんだけど、これでもたくさん楽しませれもらった。豪華なキャストなのに、マチェーテ以外のキャラの使い
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バイス(2018年製作の映画)

3.7

「マネーショート」と同じような感じで、ドキュメンタリー風と伝記映画の要素が混ざり合ったコメディ。またアメリカの近現代史の暗い部分を明かしていくんだけど、様々な視点を通して物事を考える感じではなく、「監>>続きを読む

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

2.0

残念。くだらなすぎて愛しちゃう映画の神ニコラスケイジと園子温のコラボの割には、あまりヤバくない。設定はイカれているけど、物語が始まったらかなりのスローテンポで、何がしたいのかよく理解できないまま終わっ>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

2.8

ディストピア映画だけではなくて、メタルギア等のゲームまでに影響を与えた作品。歴史的な意味では見返す価値はあるけど、ただアクション映画を楽しみたい時にはもう向いていないと思う。
ヒーローまで腐っていて、
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クラッシュ(1996年製作の映画)

3.0

車の事故に欲情する人たちの生活描写??ソフトAVに違いシーンが多いが、それ以外の出来事は特になし。虚無的かつ有害な世界観を楽しむだと言った感じで、物語を求めるなら他を当たった方がいい。
クロネンバーグ
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SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

2.8

長さ的には映画かもしれないけど、本当はドラマの特別編だから、BBCのシャーロックを見ていない人は避けた方がいい。最初は本編に関係なさそうなシンプルな話だけど、途中からドラマの世界に切り替えてごちゃごち>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.6

映画史上一番セクシーなメガネじゃない??笑
スパイストーリーだけど、007みたいなアクション映画ではなく、渋い世界観に浸って細かな演技や表現を楽しむ系の作品。説明はあまり入らないし、同じ登場人物を下の
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呪詛(2022年製作の映画)

2.5

仏教の図像の取り入れ方や村でのシーンの世界観は良かったけど、ホラーのお決まりに頼りすぎていてリアルに感じられなかった。振り付け感が強く出てしまっているというか、お化け屋敷のバーチャルツアーみたいな感覚>>続きを読む

シリアスマン(2009年製作の映画)

2.4

60年代の真面目なユダヤ人お父さんの日々を描いているけど、事故の連続で何も上手くいっていないようだ。それは神に試されているのか、何か悪いことをしたための罰なのか?

コーエン兄弟のコメディとは大体相性
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.8

息をのむような美しい景色と何でもない幸せな農村生活描写が中心になっている。第二次世界大戦系がやってきた中で、宗教に対する疑問や懐疑を抱きながらも、何かを信じることの大切さや苦しい現実を乗り越えるための>>続きを読む

スクリーム(2022年製作の映画)

2.8

昔のキャストを無理やり引っ張り出しているエモい続編の流行を小馬鹿にしている作品なのに、そのエモい続編たちと同じ決まり文句に囚われているのは勿体なかった。しかしそ、れはスクリーム全作品に共通している欠点>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

2.7

ワイルドスピードはダサすぎて一周回って面白い映画に違いないが、それに気づいていなくて未だにカッコをつけているのは主役のヴィン・ディーゼルだけだった。彼だけのグロテスクな程に真面目なアプローチが余計だと>>続きを読む

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

3.0

ベン・スティラーのコメディの中では笑える方だと思う。特に芸能界のパロディやメタ発言が面白かった。2022年では絶対怒られるギャグが多いイメージで、当時でも勇気のある作品の方だと思う。中盤ではワンパター>>続きを読む

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

1.9

バイオハザード1と2のプロットを上手くミックスした感じの実写映画。大体の世界観とロケはゲームにそっくりだったけど、それ以外は残念な感じだった。有名な監督と高予算をつけたらもう少しマシにできたかもしれな>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

2.7

「バトル・ロワイヤル」以降のソーはコメディ担当で決まりだけど、今回はコメディどころじゃなくてパロディ映画に限りなく近かった。夏休み明けに軽く楽しむ分は凄くいいし、くだらないギャグの連発でも気持ちよく笑>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.4

ラスト20分で全部台無しにされたような意見をよく見かけるけど、逆じゃない?ラスト20分以外は結構詰まらなくて、決まり文句の密度的にも完成度的にもパロディ並みだった。どんでん返しの後はもう真面目なふりを>>続きを読む

The Tale of King Crab(英題)(2021年製作の映画)

2.8

世界観が魅力的だったけど、話自体は少し退屈に感じた。70年代のフォーク映画のような空気感が兎に角良かった。口頭伝承というニュアンスが前半に強く出ているが、後半ではなぜかナレーションが完全になくなって残>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

3.0

もし宗教的狂信&オタクの方がスーパーヒーロになったら?
キック・アスとほぼ同時に出たから、パクリとかパロディとかよく言われていたけど、意識しているところは全く違う。有名な人たちが出ていて予算もそこそこ
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

2.4

惜しい〜(涙)
やろうとしていることは好きだけど、なぜか引き込まれなかった。恐らくトイ・ストーリーシリーズとして見てしまうとハードルが高過ぎて、毎回大人も感動できる瞬間を期待してしまうからだと思う。
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

2.6

メモ:こっちはジョン・シナが悪役で参戦していて、車を宇宙に飛ばすやつ。でっかいマグネットを使って他の車を色々なところに飛ばしたり突撃させたり、ミミズみたいな長〜いトラックを両脇から攻めて裏返しにしたり>>続きを読む

RED/レッド(2010年製作の映画)

2.4

当時見た時は結構印象が良かったんだけどな、最近の「Mr.ノーバディ」当たりに比べちゃうからかな?
有名なキャストに面白いことをさせる作戦は「オーシャンズ11」と似ているけど、それ程の安定感はないな。そ
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.9

中毒をテーマにしたシリアスな映画のはずなのに、なんで最終絶叫計画のジャンキー役の人を雇ったんだろう??マジで笑っちゃうよ・・・

全てがアロノフスキーの独特な演出と編集を派手に使う言い訳に過ぎないけど
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.3

どちらかというといい作品だと思うどな・・・複雑な気持ちではある。
世界観と表現の仕方を考えていると、もう少し脚本の深みを期待してしまう。

2008年のヴァンパイア映画だと結構ヤバい作品しか思い浮かば
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チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

2.3

気軽に見れて良い時間は過ごせたけど、来週にはもう存在ごと忘れてしまいそう。ぶっ飛んだリブートのポスターやゲストキャラの小ネタは一番面白かった気がする。

「パペット大騒査線 追憶の紫影」から下品なギャ
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テラー・ファーマー(1999年製作の映画)

3.7

トロマ映画は全部見てきた訳ではないが、有名な作品の中ではダントツの名作だと思う。ぶっ飛び過ぎていて限りなくゴミに近いが、それがトロマが何十年間追いかけてきた夢でもある。百均クオリティのグロシーンだけで>>続きを読む

クン・パオ!燃えよ鉄拳(2002年製作の映画)

3.3

世界一くだらない映画ランキングに入れるぐらいだと思う(良い意味で)。昔の香港カンフー映画から勝手に映像を切り取っているらしいが、適当な吹き替えを被せてストーリーを変えたり、クロマキーで撮影した白人俳優>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

ウォール街を緩く背景にした普通のコメディを期待していたが、アメリカの金融危機の原因を徹底的に解説したドキュメンタリー風映画だった。
割と真面目な内容ではあるし、置いてかれそうにもなったりしたけど、最後
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