naeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

渇水(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ネグレクト系の胸糞映画だったらどうしようと中盤まで不安で観ていましたが、この手の邦画に救いがあるのは新鮮で良かったです。
実際にネグレクトと水道の給水停止はなんら関係性のない話ではあります。そんな中、
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.6

映像、音楽、すべて美しい。
夫婦の逃避行が死までのモラトリアムという感じで何とも言えない尊さがあり、ただただ虚しくて綺麗で良い映画で。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

小ネタの連続。ゲームをプレイしたことがある人であれば十分に楽しめると思う。また、間のとり方や展開スピードも絶妙で大人でも笑える構成だと思う。

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.9

氷を基調とした世界観が綺麗。ミュージカルとしても十分楽しめる。満足感すごいけど、欲を言えば終盤もミュージカル要素欲しかったです。

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.9

クリント・イーストウッドがただただカッコよく見惚れる作品。初見まではハチャメチャ刑事もののイメージがありましたが、実際はまともな感性を持った警察官なんですよね。カメラワークも好きです。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.8

またすごい鬱映画に出会ってしまった…

権力者の不祥事を隠蔽するために、被害者も加害者も全員葬り去られて終わる。救いがまったくない…

オールド(2021年製作の映画)

3.5

密室に閉じ込められた人間たちが争いを始めるというのはよくありますが、開放されたビーチで同様のことが起こるという発想はあまりなかったですね。

ゲゲゲの鬼太郎(2007年製作の映画)

1.5

子供の頃に見ていたのを改めて鑑賞。大泉洋のネズミ男が物凄くハマっていて良かった。
全体的にとんとん拍子の急展開で逆に面白かったです笑

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.7

人生は上がったり下がったりするもので、たまに他人と交差する。バラバラになった2人がかつての彼らに戻り、希望が見えてとても良かった。北野武の死生観ばかり垣間見える作品は観てきたけど、こういう人生観の見え>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

2.8

パロディと自虐満載のB級風ホラー映画。
「心臓がもたないかもしれない…」と言って躊躇うおじいちゃんがとてもキュートでした笑
マキシーンとパールが、ミア・ゴスによる一人二役であることには驚き。どれほど夢
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

1.1

ハイエナが悪役に仕立てあげられていて気分が悪かった。曲がりなりにも動物園経営の話なのに、動物に対するリスペクトをあまり感じませんでした。主人公にも多動性が見られ、伝記ものでありながら語り部としての説得>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.4

プーがもふもふで良かった。蜂蜜まみれで部屋を汚し回るプーの姿は最高
堺雅人のクリストファー・ロビンも最初は違和感ありましたが、最後まで見ると良かったなと思いました。

アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

裏切りと謀略で大友組が潰れてゆく様を描いたシリーズ一作目。
組の者がほぼ全員次々死亡していく呆気ない展開に力が抜ける。
加瀬亮が好きです。

オルカ(1977年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、一人のダイバーがボートから海に転落し、背後からサメのヒレが迫る。これはもうダメかと思いきや、オルカがサメに突進し救われる。あまりにも意表を突く展開に笑ってしまった。
オルカの復讐対象になってしま
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.2

今となっては想像のできるオチですが、当時観ていたら間違いなく舌を巻いていたと思う。リメイクしたらストーリーはもっと綺麗になるかのかな。続編に期待

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.4

中盤まで自伝的な話になりますが、しっかりとSFでした。終盤に向かっての伏線回収からは目が離せません。なんとなくオチはわかってしまいますが、話の構成はよくできていると思いました。
本筋からズレますが、タ
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ソウ(2004年製作の映画)

3.9

久しぶりに鑑賞。
ラストのどんでん返しに舌を巻きます。
なぜ連れ去られ拘束されているのか、お互いに何者なのか、”ジグソウ”の目的、回想を交えてさまざまな謎が徐々に解けていく構成は観客を飽きさせません。
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.5

不真面目警官コンビのなんちゃって警察24時なのかなぁと冒頭はぼーっと流していましたが、次第に自身の仕事に自信と責任を持つ二人組の物語へと昇華していきました。決してスッキリする話ではないけれど、満足感は>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

特段、面白いという訳ではないが、1970年代の作品の割に前衛的な世界観でこれを超えるのもなかなか難しい。

以下、自分用にまとめ

ドラーグ人という巨大知的生物が住む惑星イガムが舞台。人間は野生生物と
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.1

濃厚なホラーかと思いきや、怪物の正体を探るサスペンス、怪物と戦うアクション、はたまた家族同士のヒューマンドラマに移り変わり、面白く観られました。
ホラーとして期待すべきではないとは思いますが、作品とし
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

未確認飛行物体の正体は、生物だった。発想がまず面白い。何でも吸い込み食べ散らす無敵の怪物に人間と馬のおともだちが立ち向かう。
ダイダラボッチやガシャドクロ、戦後ではゴジラなど、日本人的感覚ながら巨大怪
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犬鳴村(2020年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

駄作と有名なので観てみたら、案の定怖くない。怖がらせようというやる気も感じない。すべて予想が付く展開。のっそりと怪異が現れて、それに人が驚き、たまに人が死ぬ。これをただ単調にひたすら繰り返すだけ。
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

2.4

胸糞映画として期待して観るも拍子抜け。不要なメタ発言も多く、クライムとしてはつまらない。特にリモコンのくだりは要らないでしょう…
もっと胸糞展開に振り切るなら振り切って欲しかった。
一方で、演者さんの
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.7

久々に観ると、ブラックユーモア全開で面白い。冒頭、公共の場で無許可で原子力の機械を操作するヤバい人たちなのは笑いました。ラスト、燃料が原子力からバイオマスに変化しているのも面白いですね。
あと、燃える
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

SFであるけれど、自然科学に対する解像度があまりにも低すぎて自分には合いませんでした。
AI技術とバイオ科学を結びつけるのはいいとして、そこからどうやって気象操作に繋がるんでしょうか。治癒後に肉体に付
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.6

本当に面白い。このシリーズを鑑賞するのは久々でした。

腹の探り合いと戦略的な暴力にストーリーの考察を深めるも良し、頭空っぽにして演者の演技を楽しむも良し。義理を拠り所にしつつも所構わず暴れ回る大友の
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.0

ミステリー色の強いホラー。
劇場で鑑賞したら尚楽しめたなぁと後悔

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.1

小さい頃に観たことがあるが、成人して以来初めて鑑賞。世界観には引き込まれるし面白いけれど、自分の感性が劣ったからか、鑑賞済みだからか、ストーリーがあまり刺さらず…「人間は同じ過ちを何度も繰り返し、それ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.5

私にとっては、他人の考察を読み理解を深めるだけの映画になった。万人受けするような、かつてのジブリ作品とは別のものとして鑑賞するべき

クロユリ団地(2013年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤は雰囲気が出ていて面白いと思いました。中盤以降、(霊媒師が出てくる辺りから)「それいる…?」というのが増えたので、もやもやしました。
遺品清掃員も、浅い繋がりの人間になぜそこまで協力的なのか、なぜ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、わんちゃんは亡くなります。残念です。

画の見せ方が上手いなと思いました。A24が作り出す不気味さが良かったと思います。
内容は因果応報という感じで、人間の傲慢さと醜さが目立ちました。ホラーとし
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ウクライナ・オン・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.4

かなり問題作ですが、見応えはあります。

2014年以降、ウクライナとロシアの関係がどのように推移したのかを関連人物へのインタビューを交えながら追っていくドキュメンタリー。現在の戦争に至る以前の201
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