たかさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.0

小4の息子と鑑賞。平和そのもののアナとエルサに訪れたちょっとしたアクシデントを解決しようと、オラフが全力で疾走するストーリーです。オラフ大好きです!あんな風に楽しく真っすぐ生きるのが目標です。

北の桜守(2018年製作の映画)

4.0

樺太1945だけで悲しくなります。そして私が生まれた頃の北海道が舞台でした。生き抜く事が目的だった時代、過酷な体験は捉え方によって、自分だけが幸せになってはいけないと考えてしまいます。彼女をもう一度樺>>続きを読む

生きる街(2018年製作の映画)

5.0

一押しです!津波に見舞われた一家が、石巻や仙台を舞台に、家族や仲間との関わりで、自分の進むべき方向に気づいて行きます。震災に限らず、少なかれ誰もが抱える負の感情やトラウマ、それが掘り起こされ、前へ進む>>続きを読む

ミッドナイト・バス(2017年製作の映画)

5.0

新潟と東京で育まれる大人の物語、とても味わい深い作品です。人生は選択の繰返しですが、選択は同時に立場を作ります。その立場と本心の葛藤が描かれています。皆が人生に立ち向う姿に、人生の厳しさと希望の両方を>>続きを読む

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.0

掴み所が難しい作品でした。そして真言密教を会得するエピソードがここまで皆無とは!!原作の奥深さが垣間見られ、映像も楽しめましたが、価値観や嗜好の違いからか、どうしても感情移入ができませんでした。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

最も崇高な芸術は人を幸せにすることだ」のフレーズが心に沁みました。切なさは「ラ・ラ・ランド」に叶いませんが、様々な人種やコンプレックスの中で生きる主人公を通して、人生の意味や優先順位を考えさせられまし>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

5.0

切なく優しく懐かしく、これぞシネマと言える名作です。もう涙が止まりません。誰一人エンドロールで席を立たず、終わった瞬間、拍手が飛び交いそうな雰囲気でした。早くもマイベスト2018の3位以内が当確です

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

5.0

DS息子と鑑賞。ルークの力を借りて敵を倒すような単純なストーリーではなく、そう来るか!と言う興味深い展開でした。エピソード10以降の伏線と思える描写もあり、これから増々楽しみです。

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

5.0

JK娘と鑑賞。妖気に満ちた夜の鎌倉や黄泉の国、この世界観は大好きです。そして高畑充希と堺雅人の新婚夫婦、何気に三丁目の夕日メンバーが多いなど、キャストも最高です。私の涙腺は、貧乏神の茶碗の登場です!

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

ややストーリーが複雑に感じつつも、この世界観は鳥肌ものです。例えればレプリカントは、アトムの世界のロボットです。人間ではない者に感情が芽生えた時、人間はどうするか?奥の深いテーマですね。

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

5.0

娘とレイトショー鑑賞。ありがちな話から始まるも、世代を跨いで満州国や関東軍も絡むスケールの大きさ、そして謎が解けて行くにつれて、どんどん感情移入して行きます。奥が深く温かさもある見応えのある大作です。

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.0

いかにもアメリカ映画です。トム・クルーズの演技はさすがですが、結果的に幸せな人が誰一人見当たりません。確かに彼は破天荒ですが、ここに足を踏み入れば、遅かれ早かれ誰でも同じ結末が待ってる事でしょう

先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.0

数か月前に予告編を観て決めました。ストーリーは普通ですが、純愛ものなのが好感を持てます。個人的には藤岡くんの告白のタイミングと隠された意図が粋です。無理にこじ付けると、めぞん一刻外伝かな?

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

5.0

圧巻の超大作です。リーダー・シーザーの葛藤、大佐(人間)の論理的な言い分、謎の少女の正体、その他エピソード、相変わらず猿惑は深いです。これで改めて旧作に繋がります。地球消滅までの続編も製作して欲しい!

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

5.0

未読ですが原作の素晴らしさが想像できます。どこか喜多川泰原作のような作品です。映画も、すぐ近くで多くの人達が繋がっている事や、時空は必要な時に歪む事が実感できます。多少の粗は目をつぶり、素直に観れば涙>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

妻とレイトショー鑑賞。誰が犯人か?に注力しながら観つつも、同時に人が人を裁くことの難しさが実感できます。それは法廷への違和感から始まり、司法制度限界の確信へと至ります。そんな中で繰り広げれる駆け引きは>>続きを読む

十年(2015年製作の映画)

2.0

香港の中国化は手段を選ばずどんどん進んでいます。そんな危機感から生まれた5つの短編集です。そんな想いは強く感じつつも、映画としては、癖が強すぎて観るに堪えないものもありました。2025年、2047年、>>続きを読む

トリガール!(2017年製作の映画)

4.0

序盤は駄作かも?と不安になりましたが、土屋太鳳の演技力が全てを包み込み、心地よくエンドロールを迎えられました。土屋太鳳様様ですが、トムとジェリーのやり取りもテンポ良く、ちょっとした小ネタ群も効いた爽快>>続きを読む

ラオス 竜の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

時代は1960年、ラオス農村の温かい物語です。主人公は未来少女と日本青年と言う垢抜けなさが逆に心地よいです。田舎を嫌い都会に出た少女と、仕事に没頭して意義を忘れていた青年の成長物語です。ラストはちょっ>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

過去の作品が好きなので鑑賞しましたが、新スパイダーマンはふざけ過ぎでチープな感じがします。ただストーリー性もアクションも良く、本作で彼が成長した事もあり、続編は締まった良い作品になる予感があります。

トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

3.0

十年前の第1作目から見続けて早5作目です。なぜか徐々に高揚感を感じなくなってます。もっとシンプルなストーリーでトランスフォームアクションを楽しみたかったです。更なる続編もある感じですが潮時かな!?

心が叫びたがってるんだ。(2017年製作の映画)

5.0

性善説を信じて自分を解放して欲しいと言うメッセージと受け取りました。観ると勇気づけられ行動が変わる作品です。意地悪なキャラが誰もいない清々しさも好きです。アニメ映画と比較しながら観ると楽しさも倍増しま>>続きを読む

海辺の生と死(2017年製作の映画)

3.0

明日をも知れぬ戦時中だからこそ、素直に感情を表現でき、恋も情熱的に成熟しやすかったと思いました。しかも相手は特攻隊員!そんな論理的な観方もできますが、最後に玉音放送を聴く朔隊長の姿が映った時は、素直に>>続きを読む

イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

5.0

ずっと楽しみにしてました。きめ細やかで絶妙な演出と、素手を主とする誠実なカンフー、夫婦/師弟/好敵手関係、色んなシーンで感情が高ぶり涙が出ました。マイク・タイソンも出ます。人格者イップ・マンは私の心の>>続きを読む

おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

4.0

彼が主演する懐かしさで観ました。認知症になってもカンフーと後悔だけは覚えているサモ・ハン、マフィアと戦うシーンは圧巻ですが、邦題と裏腹な老人の切ない想いに同情します。我がなく子供に好かれる老後は憧れま>>続きを読む

いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)(2017年製作の映画)

4.0

私の祖父母も上海引き揚げで、他人事には思えない作品です。もっと当時の話を訊くべきだったと後悔しつつ鑑賞しました。色んな思いが浮かんでは変化しました。人生に答えはないのに、それを探している自分がいました>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

5.0

沖縄戦の話だったとは!私は戦争を全否定しますが、彼の信念を称えたいです。全否定しながら称えたいと思う危うさ、これも戦争が思考を麻痺させる所以です。そしてそう思わせる目的を持って、この作品は存在している>>続きを読む

海辺のリア(2017年製作の映画)

4.0

本作はリア王のストーリーと重ね合わせて観ると面白みがあります。認知症が齎す本人と周囲への影響の強さ、主人公の「思い出は要らない。皆の心の中で生きられれば幸せ」が心に残りました。余韻たっぷりのラスト、想>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

5.0

こういう話は大好きです。心が優しくなりました。キャスティングも最高!福士蒼汰のように誰かの心の悲鳴に気づき、それに寄り添える人になりたいと素直に思いました。ラストが『ショーシャンクの空に』とダブります

(2017年製作の映画)

3.0

映画的には光るものがありますが、立ち位置や心持ちによっては、その良さを感じるのが難しい作品だと思いました。私もその一人です。ただ「歳を取ると生と死の狭間が曖昧になる」と言うセリフが妙に記憶に残り、直感>>続きを読む

美しい星(2017年製作の映画)

3.0

原作未読ですが、人により感じ方がかなり異なると思います。近くの惑星人が地球に転生するのは自然な事ですが、もっとストーリー的な深みを期待してました。それなりに面白みはありましたが、騒がれた原作はこんなも>>続きを読む

ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

4.0

ターシャの生き方に漠然と憧れていましたが、作品を観て理由がわかりました。まず周囲に流されない事、花と四季を愛する事。ターシャの絵本は現実と対極にあるからこそ、流されている人ほど惹かれるのかも!

メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

衝撃的で余韻が残る大作です。脳をフル回転させながら、作品が訴えるメッセージを受け取りました。非ゼロ和、ユニバーサル言語、時の正体、未来を知った時の生き方、目から鱗状態です。何か価値観が良い方に変わった>>続きを読む

世界でいちばん美しい村(2016年製作の映画)

5.0

ネパールの山岳地帯の村、昔ここに住んでいたような気がするのはきっと勘違いではありません。ボン教をベースに仏教とヒンドゥー教が融合しているグルン人の村、天災はありますが、このタイトルが生まれた理由に納得>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

5.0

大人が観るに相応しい作品です。楽天的な性格が災いして心に大きな傷を負ってしまった主人公、兄の死をキッカケに起こる様々な変化を、まるで彼らの日常を覗いているかのように自然で等身大な感じに描いています。

追憶(2017年製作の映画)

4.0

古き良き日本映画を感じます。岡田准一演じる四方の不器用さと心の迷いや震えが、我が事のようにわかる気がします。もちろんサスペンスなので犯人はいますが、世の中には温かく寛大な人も沢山いると、実社会に対して>>続きを読む