たかさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

4.0

娘と鑑賞。我が家は南極料理人の熱狂的ファンです。沖田ワールドと言うかツボの刺激メソッドは凄いです。キャストも豪華で、柄本明ともたいまさこの夫婦はお似合いです。一方で親は必ず死ぬと言う深いテーマも併せ持>>続きを読む

アーロと少年(2015年製作の映画)

5.0

子供達と鑑賞。涙なしには観られない大傑作です。隕石の衝突を免れて恐竜が滅ばなかった現代、知的生命体である恐竜は自然と同居しています。まさに可愛い子には旅をさせよ!を描いていて、旅で出会う人間少年スポッ>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.0

3年前の「マン・オブ・スティール」は傑作でしたが、本作は志向が変わってます。男の子が単純にワクワク観れるものではなく、嫌な大人問題が深く入り込んでます。棺桶の砂、動きましたよね?

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

5.0

娘と2日連続の映画鑑賞。原作は未読です。個性的なキャラがそれぞれに存在感を出しており、無条件で素直に楽しめました。百人一首は千年の歴史を持つ反面、現代では競技カルタと言う側面もあり、その辺も興味深い部>>続きを読む

僕だけがいない街(2016年製作の映画)

4.0

娘とレイトショー鑑賞。原作は未読です。人を信じるべきか疑うべきか曖昧でしたが、不思議な余韻の残る作品でした。不安を煽るのと防犯意識を高めるのは表裏一体ですね。昭和の風景が懐かしいです。圧巻は石田ゆり子>>続きを読む

エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

4.0

単独無酸素で南西壁登攀、想像がつきません。でもいつか誰かはやるんでしょうね。羽生のシンプルな生き方は憧れますが、後悔や迷いも同居しているように感じました。全体的に中途半端感はあったもののラストはビック>>続きを読む

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章(2015年製作の映画)

3.0

一作目が良かったので観ましたが、続編製作の難しさを感じる作品でした。それでも、いずれ終わるだろう人生において、目指すべきシニアになるため、今をどう生きるべきかなんて事をふと考えちゃいました。

X-ミッション(2015年製作の映画)

5.0

大自然に対する価値観、考えさせられました。ほんと善悪はありません。そしてノーCGの迫力と美しさ、滑降シーンは昔観ていたSKINOWを思い出します。予告編のアクションはほんの一部で、本編には凄いシーンが>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

先行上映で3D鑑賞。封切り前から注目され過ぎだったため、多くを求めて臨んでしまいました。もちろん火星で遭難した臨場感、救出劇、成功哲学とも言えるものの考え方、見所は多々あります。最後の中国登場が映画『>>続きを読む

人生の約束(2016年製作の映画)

4.0

なぜか主人公・中原の気持ちが痛いほどわかりました。多かれ少なかれ彼が悔いた振る舞いを、我々は行っているからだと思います。漁村の祭り、仲間、酒場、とても憧れます。喫煙者さえいなければ、その場に加わりたい>>続きを読む

映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(2015年製作の映画)

4.0

子供達と映画初め!ちびまる子ちゃんを大画面で観る価値は少ないと思いつつも、キャラクターとストーリーが洗練されていて、観て良かったと素直に思いました。秘かにイタリア人にした理由が好きです。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

5.0

息子の4DXデビューでした。ストーリーもシンプルで、旧作を知らなくても一応楽しめます。でもオールドファンだからこそ感じ入るオマージュも多々あります。レイは何者?ルークも登場して続編が気になります。

風のたより(2016年製作の映画)

4.0

仙台ローカル作品と侮ってました。朝市や荒井駅など仙台の風景が楽しめた以上に、登場人物の心境がダイレクトに伝わって来ました。佐生雪演じる手伝いの女の子も一押しです。もっと自分しかできない事を探してみよう>>続きを読む

orange(2015年製作の映画)

5.0

中学生の娘と鑑賞。自殺がテーマながら、それを救おうとする友情と展開が素晴らしいです。自殺から救う方法は、きっとこれなんだなと思わされました。続編があるならば、翔が自分に、母親を救う手紙を出して貰いたい>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

4.0

途中までは想定通りでしたが、最後は感じ入りました。さすがは母役・吉永小百合さんです。周囲に気を使い過ぎず、言いたい事はちゃんと言う、それでいて礼儀をわきまえている、同時に洞察の深さなど怖い一面もある。>>続きを読む

Buddhist-今を生きようとする人たち-(2015年製作の映画)

3.0

今夜は「みんなの寺」で上映会でした。後藤サヤカ監督も同席されました。仏教云々ではなく、彼女の想いが素直に表現された作品でした。それがたまたま(いや仏縁で)、仏教がテーマになったのだと思いました。夜な夜>>続きを読む

海難1890(2015年製作の映画)

4.0

原作は大好きなのですが、映画は少しキレイに創り過ぎている精か、わざとらしさと薄っぺらさを感じました。でもとても良い話なので一見の価値はあります。エルトゥールル号編とテヘラン救出編のキャスティングの仕掛>>続きを読む

クロスロード(2015年製作の映画)

5.0

多くの人に観て貰いたい秀作です。物語を通してボランティアの考え方を見つめ直せます。そして自分の足跡をもう一度辿ってみる重要性を実感できました。ただ、アンジェラ役の美貌と身なりの良さは、貧困の民としては>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグ最後の007!少年時代に父がTVで007を観ていて、私は「サイボーグ009の方が面白いやい!」って感じだったのですが、今こうして劇場で観ている自分がおかしいです。やはりスパイものの王>>続きを読む

杉原千畝(2015年製作の映画)

5.0

杉原さんのリトアニア前後の話や、彼一人の力でユダヤ人を救えた訳じゃない事が理解できました。国家権力の人への強制力って怖いですね。またルールを破ってでも信念を通すべき時に勇気を出せるか?考えさせられまし>>続きを読む

リトルプリンス 星の王子さまと私(2014年製作の映画)

5.0

子供達と3D吹替で鑑賞。「問題なのは大人になる事じゃない。忘れる事だ。」等、深くて心に刺さる良作です。子供が成長と共に、夢という星を無意識に閉じ込めてしまうのは、我々大人の在り方であり責任ですね。

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

騙し合いであっても、楽しいスパイ映画は良いですね。スパイの人間臭い様子はなぜか安心します。映画を観終わってから、鏡や反射するもので、無意識に背後の人をチェックするようになってしまいました...。

エベレスト3D(2015年製作の映画)

5.0

二子玉川IMAX鑑賞。ストーリーはさながら、まるで実体験しているような映像でした。1996年3月は私もネパールにいて、出発前の彼らとすれ違ったかもしれません。難波康子さんも登場します。もうすぐ20年、>>続きを読む

グラスホッパー(2015年製作の映画)

3.0

拒否反応を示す世界観ですが、伊坂幸太郎が原作なので観ました。意外に謎は残りませんでしたが、作品が伝えたいメッセージは受け取れてない気がします。ただ人間には確かに仏性があるなと感じられた事が、暗闇の中の>>続きを読む

俺物語!!(2015年製作の映画)

5.0

仙台シネマ認定作品。見慣れた風景以上に、さわやかな暖かさに感じ入りました。想いは言葉に出さないと伝わらないだろう!と思いつつも、「教える」のではなく「気づかせる」展開に心の中で拍手でした。猛男、相撲部>>続きを読む

ボクは坊さん。(2015年製作の映画)

5.0

仏教の目的は置いておいて、檀家寺のお坊さんの苦労を垣間見る事ができました。真摯に向き合えば人間力が磨かれる環境ですね。志ある僧侶がもっと増えて、衆生の寺に対するニーズが、仏教本来のものにシフトして行っ>>続きを読む

サイボーグ009VSデビルマン(2015年製作の映画)

4.0

OVA作品の上映と言うのが不満でしたが、懐かしめたので目的達成です。小2の息子と行ったのですが、子供は少なく同世代の大人が大多数、わかる気がします。今度はちゃんとした劇場作品が製作される事を望みます。

図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)

4.0

行政同士が税金を使って内戦してますね。相変わらず戦闘シーンは大げさすぎますが、前作より楽しめました。堂上と笠原のやり取りはいいですね。市民の無関心は政治に対する諦めであり、今に通じます。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

5.0

文句なし!完璧に近い作品です。働くと言う事、ワークライフバランス、専業主夫の苦悩等、興味深いテーマも扱っています。またベンの人生経験を活かした立ち振る舞いは高質で、彼がジュールズの会社を選んだ理由もと>>続きを読む

岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.0

夫婦で鑑賞。心温まるストーリーを期待していたのですが、煩悩と執着がもたらす魂の揺らぎでした。悟りを開かない限り、このような現象は宇宙各地で繰り広げられるのかもしれません。ただとてもリアルに感じてしまう>>続きを読む

合葬(2015年製作の映画)

3.0

彰義隊を主人公にした希少な作品ですが、どこか緊迫感に乏しく、散りゆく彰義隊士をうまく表現し切れてませんでした。そしてもう少し全体を描いて欲しかったです。ここに新選組や輪王寺宮等も絡んで来たら、ストーリ>>続きを読む

向日葵の丘 1983年夏(2015年製作の映画)

4.0

当時私は小6、少し年上のお姉さんの物語です。懐かしい光景も多いのですが、当時関わった人達の多くが、数奇な運命をたどっています。でもそれに対して過度に感傷しない所が、当時を遠い昔のように感じさせられまし>>続きを読む

クーデター(2015年製作の映画)

3.0

広い劇場で一人鑑賞。クーデターって大義名分や政権を握る責任などもあると思うのですが、これでは北斗の拳の悪役です。確かにリアリティはありましたが、単なる悪者からの逃走劇で、目新しいものは皆無です。もう一>>続きを読む

天空の蜂(2015年製作の映画)

5.0

まるで原発事故を予期した東野圭吾も凄いのですが、映画化に動いた人達も流石です。電気の方が人命よりも重い現状を、人間の心理や態度からわかりやすく描写しています。このような映画が、人々に正常な判断力と行動>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

5.0

観なければ良かったかも!?人間不信になりそうです。人肉を食らう等、戦場の容赦ない生々しさは置いておいて、戦場で精神的な障害を負う怖さは深刻です。無事生還しても、妄想で戦場と同じ行動を取る可能性もありま>>続きを読む

ルンタ(2015年製作の映画)

4.0

チベット人の焼身抗議がテーマです。2008年のチベット騒乱で海外メディアに助けを訴えた青年僧が、亡命してダラムサラで当時を語るなど、貴重な内容が満載です。なぜ焼身を手段と考えるのか、そこにチベット仏教>>続きを読む