yoko45さんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.6

 冒頭は面白く、A・ドライバーの父親姿も微笑ましいのですが、だんだん雲行きが怪しくなります。占い、特殊な食事、受け入れられない事や考えは何でも「毒」、普通ならここまでいきません。
 子どものためと考え
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.7

 心に残る映画。
 グレイスを演じるブリー・ラーソンが素晴らしく「ルーム」と同等かそれ以上だと思います。過去の傷と悩みを抱えながら子どもたちに寄り添う演技は見事だと思います。
 観ている自分が作品の中
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.5

 深くはないですが楽しめます、それだけです。
 時間の制約に追われる姿は観る側も緊張します、そう考えると時間の大切さを考える映画かもしれません。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.1

 これは日々生活する中で何かの拍子に再び手にとって観てしまう映画化かもしれません。主役はもちろんですが、ナオミワッツや子役も良かったです。
 普段と違うことをする、破壊(解体)する、音楽を聴きながら街
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

 家族・友人関係、仕事(職)の心構え、料理、軽快な音楽、SNS、これらが上手く話に盛り込まれていて、素敵で味わい深いフードトラックの旅でした。旅のきっかけとなる主人公と元妻の会話、窓から見守る息子が印>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.9

 大泉と松田の組み合わせが面白く絶妙です。このシリーズの迫力ある格闘、大乱闘が薄くなった印象がありますが、安心して楽しめました。
 依頼人(北川)の目的が切なく、それは反則だよと思いながらも目に涙が溜
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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.4

スカーレットヨハンソンは確かに若くて綺麗ですが、内容が短絡的だなと感じながらそのまま観終わってしまいました。運・不運の左右、不平等なことが描かれていましたが、残念ながらそこを面白いとは思えませんでした>>続きを読む

家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

4.0

 さすがです。深刻になるはずの場面に可笑しさをもたらす、山田洋次監督は上手いです。善良で生活保護に頼らず頑張って孤独に生きた男、本作の重要人物である丸太君を小林稔侍が大きい体を生かして好演していました>>続きを読む

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.9

 前編は脇役の方に目が行きましたが後編は神木の熱演に感心しました。名人(加瀬)との対局は厳かで神秘的、後藤(伊藤)との対局は迫力があります。プロの世界は厳しいです。
「後悔なんてしない。私のしたことは
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.4

原作未読。豊川,伊藤,加瀬,佐々木、それぞれの表情と雰囲気が良かったです。主人公の成長という視点でみると内容展開に?
人はみな何かを背負って生きている、そう考えると相手に対する敬意が生まれてきます。本
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僕らのごはんは明日で待ってる(2017年製作の映画)

3.5

 原作未読。主演(中島、新木)、きれいな景色、ゆったりとした話の流れ、望遠鏡から見える風景、とても良かったです。携帯電話が出てこないのも好感持てました。カーネルさんを抱きかかえて走る場面が印象に残りま>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.8

 ギレンホールをみたくなり「ノクターナル・アニマルズ」鑑賞後に本作を選びましたが、これがまた観終わったあとに考えて頭の中を整理するのに時間がかかる映画です(整理できていません)。二人(歴史教師と俳優)>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.6

かばう、守る、そこに犯罪が絡む、その理由を解き明かしていく、切なくなりましたが「容疑者Xの献身」ほどの衝撃は受けませんでした。観ていて成程と思う説得力ある内容が欲しかったです。(少年を利用してしまうの>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.4

 冒頭から行く先不明、不安定な世界に引きずり込まれました。芸術的なことは分かりませんが、ギレンホールとアダムスは素晴らしいですし現実と小説の世界が行き交う構成が見事です。
 なぜ小説が贈られたのか、な
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.4

3回目。福山雅治はじめ皆若いなと感じましたが堤真一は別格です。堤(石神)の老け方、悲壮感、異常なまでの献身、不器用さ、最後の慟哭にあらためて感心しました。松雪(花岡)の幸せに恵まれない感じがまた・・。>>続きを読む

劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~(2017年製作の映画)

4.0

 懐かしすぎます。紅緒の跳ねっ返りぶりが痛快です。まじめで真剣な話なのに明るく面白みがあるのが良いです。
 絵柄は今どきの感じですが、当時のテレビアニメをみていた時の記憶がよみがえりました。「もう噂は
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.7

話の内容は目新しくなく地味ですが、配役が個人的に好きで素晴らしいです。
アダム・ドライバーの口数が少なく飾り気がない感じが笑えるし心地よいです。ダニエル・クレイグ・・・こういう役をもっと観たいです。
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明日へのチケット(2005年製作の映画)

3.8

3つの話に登場する人のつながり方が面白いです。
海に囲まれた国で生活する者からすると、列車が国境を越え大陸を横断し人々が行き交うのをこの目で見たくなります。
目の前にいる人の話を信じ助けるべきか、思い
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.1

1995年、2004年、そして2013年、もはや二人の関係がどうのこうのよりもとにかく会話が面白いです。
一作目の初々しさや美しさはないものの、観ていて疲れるけど楽しく感じる不思議な味があります。攻め
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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(2005年製作の映画)

3.9

 この兄妹が実在の人物ということに驚きました。
 戦争中、全体主義に流されず貫いた信念の強さは真似できるものではありません。6回のビラ配りで反逆罪、若い命が消えるのは残酷です。彼らのような若者こそ生き
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.5

 いったい過去に何が起きたのか、時折挿入される回想シーンで少しずつ引き込まれ、火事の場面での喪失感は何とも言えません。一瞬の油断から起きた取り返しのつかない過ち、大切なものを失う痛みと悲しみ、それらを>>続きを読む

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.8

仕草、物音、人が関心を持ち可笑しいと感じる原点だと思いました。
子どもたちのいたずらが面白く、社長の家の庭で伯父さんの行動に上流社会の方々が振り回される場面も楽しいです。
社長の家は電化され庭には魚の
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氷菓(2017年製作の映画)

3.3

 小説は未読。冒頭インドのベナレス、これは「深夜特急」?スクリーンを間違えたのかと慌てました。まさか学生運動(1960年代)の話が出てくるとは・・・時には普段問題意識のない者まで運動に加わり過激な行動>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.5

犬と生活している人、その経験がある人は泣けると思います。お互いの気持ちが分かるような、何か通じているような感覚、この点につきます。(しばらくしたら話の内容は忘れてしまうと思いますがデニスクエイドは忘れ>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.9

安心して観れる楽しい映画になってます。ブランシェット適役。ヴァルキリーの登場場面、呑みっぷりが良いです。兄弟の信頼と弟による裏切りの繰り返しが面白くてなりません。劇が挿入されていたのも良かったです
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.6

意外でした。真剣に卓球をしていて楽しく観ることができます。
清純・正当な印象がある出演者たちの演技が面白く微笑ましかったです。
工事現場にある散水車を使って水をかけ合う場面でなぜか目に涙が溜まりました
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

Kとホログラムのジョイが切ない、つらい、やりきれないです。
虚無的な映像も良く、前作同様街の風景に日本語が多く使われていて懐かしくもあり、上映時間が長いとは全く感じませんでした。
Kとサッパーのあの場
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.8

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でセロンの姿をみたときの衝撃を超えました。身体中がアザと傷、氷を張ったバスタブから出てウオッカを・・格好良さ美しさはもちろんですが、激しい格闘、死闘、大乱闘の場面>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.7

派手ではないけど引き込まれる不思議な映画。鑑賞後に色々考え事(心理、倫理等々)ができる映画でもあります。アリシア・ヴィキャンデル、ソノヤ・ミズノに見入ってしまいました。エヴァ(ヴィキャンデル)が自由を>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.0

 目標を達成するための手段・気迫・執念、でも最後に達成感、喜びは感じられません。
 内容が深刻で政治的論争を呼ぶことを承知で製作したことを考えると監督やジェシカ・チャステインに脱帽します。軽々しく感想
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サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

3.6

ホテル内を行き交う人を追う撮影技法が面白く見入ってしまいました(とくにフロント係の責任者ラミヤ)。それぞれの物語が絡み合っていく構成力にも感心。第一次世界大戦の発端となった事件をよく勉強していればもっ>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.7

 出演者の演技と目の力は凄いと思いましたが内容は終始息苦しい。心が何かを察知した時それまで隠れていたものが瞬間的、爆発的に現れる様は圧巻。もとが舞台劇だと会話の量が凄まじいです(「フェンス」もそうでし>>続きを読む

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.4

脱力。力まず観られる映画も良いです。奥田民生のおかげ。水原希子いったい何者…、振り回される男どもは笑えます。とにかく脇役が楽しい。普通の男は立ち食いそばで良いのです

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.9

創造する側される側、冒頭(白い部屋)から好感を持った。新旧アンドロイドの対峙も面白い。シリーズ一作目と内容が似ていて懐かしくなる。前回プロメテウスで?となったが少し解消された。ファスベンダーの表情に感>>続きを読む

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.9

表情の無い主人公、かつての恋人役たちの豪華さ、部屋に飾られた絵、謎を解く鍵となりそうなピンク色、何かありそうで見つからない。すごく面白いわけでもないが退屈でもない。この独特な感じは何なのでしょうか、映>>続きを読む