kyさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.9

ただのスポ根映画で終わらせるのか。
逆もまた然り、政治の話一本で終わらせるのか。

どちらの選択肢もあったはずなのに、そこをミックスして見せたイーストウッド監督の巧さが光る。

ネルソン・マンデラ、名
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ重たい内容なのに、それを感じさせない展開とコメディチックな雰囲気。

誰しも鬱要素は抱えてて、ただキャパオーバーした人々が精神病棟にいるだけの事。

そもそも、正真正銘のまともな現代人って
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.4

ジャケ写の威力に惹かれて。

美的センスを問われる映画。

刺さんない人には、とことん刺さらないと思う。

設定が少々無理矢理感あるけれど、映像が綺麗だから許せる。

皆さまのレビューにラストシーンが
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.6

日本公開前にオリジナルを見ておこうという事で、急いでamazonでレンタル。

想像よりもだいぶコメディ寄りでテンポも良くて、尚且つ90分ほどだったので、あっという間に見終わった印象。

水族館の動物
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アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

3.3

友達とガヤガヤ言いながら見ると更に面白いかも。

The B級映画!
だけど、なんだかんだ飽きさせない中毒性。

スターウォーズで有名になったジョン・ボイエガ目当てで見たけれど、他のキャラも分かりやす
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.6

ジェイク・ギレンホール出てる映画にハズレなし。
自分の中では、未だ更新中。

ミクロで考えた場合の、醜いテロによって狂わされた人達。

鑑賞後、もしも自分が彼だったら、を考えたけれど、やっぱ当事者では
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.4

森山未來の演技力に、ただただ見入った。

高良健吾も前田敦子も役柄ぴったりで自然だった。

どうしようもない奴だけど最後には…的な展開を予想していたけれど、今作は未来の展望が読めなかった。

あのまま
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.5

みんな大好きヒュー・ジャックマンの若かりし姿を堪能できた。

人は、「思い込み」と「目と耳の錯覚」によって騙される。

もっとハッカー重視のストーリーかと思っていたらそうではなく、犯罪集団のボスとの絡
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.3

永作博美のベストアクト?

中でも、石油ストーブのやり取りが面白い。

大人の余裕もありながら、奇想天外な行動をする変人っぷり。
こういう女性に男は弱い。

芸大の恋愛物と言ったら「ハチミツとクローバ
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.6

なんと言っても、松岡茉優の存在感が尋常ではなかった。

まさに「クイーン」のオーラ漂っていた。

まぁ簡単には新田を目覚めさせる回なんだけど、それ以上に団体と個人の対比が激しかった。

“どんな時も一
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

ノーラン監督の「ダンケルク」はまだ記憶に新しいが、その裏側を知れるということで興味を持った今作。

チャーチルについて無知な自分でも十分楽しめた。

光と影を巧みに使うカメラワークが渋かった。

市民
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

既視感のない映画ゆえに、レビュー書くのが難しい。

SF・ファンタジー・ラブストーリーごちゃ混ぜ、みたいなジャンルを超えた映画が最近多い気がする。「ゲット・アウト」もしかり。

終始綺麗な音楽流れてる
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ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.7

ああいう修学旅行的な雰囲気は、いつになってもワクワクするよね。

主役4人とも好きだからずっと気になっていた映画。

定点カメラ長回し。
漫才のような、だけど何故かリアルな台詞回し。
テンポが心地良か
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

yesのおかげで手に入った“信用”。
それによって、最後は幸せを掴み取る。

別にお金を稼ぐことを否定するわけではないが、それとは違った次元の生き方がトレンドかと。

これからは価値を得るためにどう動
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キック・アス(2010年製作の映画)

3.8

スタイリッシュな銃撃戦×オペラ調のBGMで、「キングスマン」の基礎が存分に含まれていた。

クロエ・グレース・モレッツの独特の可愛さ。
彼女が主人公かと思いきや、キック・アスを軸に進むストーリーは意外
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.5

“ウディアレン臭”がすごい。

南仏の風景、エマストーンの笑顔、軽快な台詞回しに癒された。

人生を豊かにするには、“幻想”だって必要だ。

日本人は無信仰者がほとんどだけど、大事な時には“神頼み”を
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

後半の畳み掛けるような“悲痛”。
“使命”について考えさせられた。

さすが“名作製造人”イーストウッド。ハズレを見た事がない。

モーガンフリーマンの渋みにより、更に深みが増していた。

彼女は命を
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.6

「単なる流行映画とは違う」と、噂では聞いていてウォッチリストに追加しておきながら、中々見る機会がなかった。

個人の努力はもちろんだが、それを支える人たちあっての“受験”だと改めて思った。

大学受験
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.2

「他人は“鏡”のような存在、自分を知るための手がかり」のセリフが印象的。

ノラジョーンズがこんなに綺麗な人だったなんて初めて知った。
クルクル髪のジュードロウも新鮮。

音楽がそうさせるのか、終始ゆ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.6

主題歌「ムーン・リバー」はあまりにも有名。
題名からは想像もしないストーリー。

やはりオードリーの可憐さは彼女だけのもの。

ラスト、雨の中のキスシーンは名シーン。
“名もない猫”が良いアクセントに
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.7

50年間願い続けた“愛”を信じて、ある男性探しの旅へ。

「ジュリエットからの手紙」という活動はもちろん、それを支援するヴェローナも素晴らしい都市だと思った。

“日曜日の小学生みたいな気分”とか、“
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.5

11人が犠牲となったアメリカ史上最悪の石油災害。

言い換えれば、金の亡者が生んだ醜い“人災”。

現代には不可欠な“石油”。
その採掘の最前線で働く者があってこその実生活だというのを覚えておきたい。
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娚の一生(2015年製作の映画)

3.7

題名の“娚”に含めた意味が深い。

ほのぼのとした田舎風景、
固定カメラで“人物のみ”を動かし、長回しする映像が凄い好き。

榮倉奈々の凛とした笑顔はそれほど見られないが、それが出た時の“幸福感”が弾
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

ダレることを一切知らない圧倒的スピード感。

恥ずかしながら、今シリーズをちゃんと見たのは初めて。
だけど、過去作も間違いなく面白いんだなぁ、と思わせるほどの完成度。

中でもバイクアクションシーンは
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.8

覚悟が必要な映画。
普通じゃない雰囲気が終始続き、邦画、いや“アジア映画”でしか表現できないような内容。

“因果応報”というべきなのか。
それぞれの闇が深すぎた。

キャラの選別がベストだった。
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.9

ヘッドホン鑑賞を推奨。

もっと早く見ておくべきだった。
全米ではもちろん、日本でも旋風を巻き起こした本件。

個人的に、録画しては何回も見直すほど“ハモネプ”が大好きなので、駄作なわけがなかった。
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.6

感情を失っていたニキータの“再生”を助けた2人の男。

利用されていただけの愛だったのか、ラストシーンの会話が全ての答えだ。

リドリースコット監督「ブラック・レイン」でもそうだが、この時代のBGMは
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最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方(2014年製作の映画)

3.6

こういうの見ると、年取っても楽しそうだなぁと思える。

いつになっても結局人を幸せにするのは“愛”ということか。

最近では、隣人の顔を知らないのが普通であって、本件のようなコミュニティは珍しい。
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.4

渡辺大知の他にも、個性豊かなキャストの好みが合っていたので見た。

いわゆる文系拗らせ男子高校生の青春劇。

全校集会で“法然”のコールするのが面白かった。

臼田あさ美の“軽い女”役、
天真爛漫な彼
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バンク・ジョブ(2008年製作の映画)

3.6

汚い大人たちの、汚い駆け引き。
これが実話なのが信じられない。

「被害にあった100人以上が被害内容の申告を拒否」っていうのが貸金庫関係者の“闇の深さ”を感じる。

ステイサムの“取引センス”がキレ
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.3

大学4年間を京都で過ごした身としては、ロケ地ほとんどを知っていた分楽しめた。
けれど、京都が身近でない人間からしたらどう感じるだろうか。

このくらいぶっ飛んだ邦画コメディも、たまにはいいかなぁと気軽
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.7

理不尽な大人、というより親に振り回されるメイジーが本当に可哀想だった。

無垢な子供が故に、最後も“ママ”を選ぶだろうと思ったが、ああいう終わり方で良かった。

子供は大人の事をよく見ている。
だから
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.7

リドリー・スコットの秀悦さが光る隠れた名作?

ラスト15分の伏線回収劇。

途中でおおよその予測は立てたものの、それ以上に騙された。

ハッピーエンドだから気楽に見れるし、テンポも曲も良い。

ニコ
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涙そうそう(2006年製作の映画)

3.4

「いま、会いにゆきます」の土井監督作品。

結末は急展開すぎるけれど、家族愛で終わらせたのは良かった。

やっぱ、沖縄の雰囲気は特別だ。

こういうちょっとおバカで真っ直ぐな男は妻夫木のハマり役。
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.8

ラスト30分で3回泣いた。

愛する人が、愛した人を忘れる辛さは当事者にしか分からないけれど、傍観者ながら感動してしまった。

ファミマ、コーラ、手品、髭剃りオイル、バッティングセンター。

2人を繋
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フルスロットル(2013年製作の映画)

3.4

フリースタイルアクションと、ポール・ウォーカー見たさに。

ストーリーは単純明快かと思いきや、最後に一捻り。

何でも、“排除”から良い方向には進まないということ。

リノのパルクールアクションは見て
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