ゆういちさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

追龍(2017年製作の映画)

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強面ドニー・イェンとフェロモン駄々洩れアンディ・ラウが終始ラブラブ。こういう、たった一度命を救われた恩の為なら成り上がり立場は変わろうと身一つで駆けつけるなんてベタな話だがとても大好物。九龍城での自分>>続きを読む

逆襲!殺人拳(1974年製作の映画)

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急に大人のサスペンスっぽいことを始める殺人拳シリーズ三作目。といっても、いつもの剣琢磨が依頼を受ける、裏切られて殺されそうになる、逆襲するの展開をもうひとひねり国家権力が絡んでくるというだけなんですが>>続きを読む

殺人拳2(1974年製作の映画)

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あまりの拳の威力に相手の目も飛び出す殺人拳シリーズ二作目。アジアの様々な格闘技や武器使いと雪山やサウナなど多様な場所で戦うバトルロワイアル状態。そのためキャストの横に(空手)(拳法)(ムエタイ)と格闘>>続きを読む

激突!殺人拳(1974年製作の映画)

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空手をベースにした拳法で違法な仕事を請け負うアンチヒーロー剣琢磨のシリーズ一作目。荒唐無稽でツッコミどころが多いシナリオながら、勝つためなら手段を選ばない戦いっぷりや女にいきなり無理やりキス、金の為な>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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オフビートを越えて、三回転して脱臼したような物語。ファニーでストレンジな味わいの裏に非常に恐ろしくシリアスな感触があってヒヤリ・・・なんて真面目な事を思わずとも終始ボケまくりのアダム・ドライバーにツッ>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

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4K修復版

高画質になって19世紀のロンドンが生々しくスクリーンに浮かび上がる。だが高精細になって一番の発見は白黒の町の影の深さやセットの素晴らしさではなくエレファントマン演じるジョン・ハートの特殊
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

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アメコミ原作の大味なアクション映画かと思ったら、人が生きる「時間」というテーマに真摯に向かい合ったドラマ部分が非常に良くてビックリ。最近の作品にしては珍しく細かくカットを割らず役者の顔のアップでしっか>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

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6億倍凶悪なホームアローン。この世は地獄であり、悪い奴らはすぐ側にいる。自分で身を守り、やられたら即反撃。そんな当たり前のことを忘れがちになってしまう平和ボケした世の中に喝を入れるべく令和の映画館にゾ>>続きを読む

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

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どんな人間も重機関銃や迫撃砲で撃たれればバラバラになるという残酷な真実を教えてくれる素晴らしい映画。コマ落としのようにハイスピードな地獄が圧巻。

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

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世界で唯一の理解者トラウトマン大佐の為にランボーが戦場に舞い戻る第三作。嫌々ながらも戻った戦場で窮地に追い込まれるほど輝いてしまうランボーの孤独にボンクラ魂が共鳴してしまう。前作でただ一人、心を許した>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

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ランボーが台詞で「俺は消耗品(エクスペンダブル)だから…」と言っていて、スタローンの映画人生の一途さを思い知る。ヘリの中でバズーカ撃ったら後ろに乗ってる捕虜が死んじゃうじゃん、とかそういう野暮なツッコ>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

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ランボーは決してPTSDでも狂人でもない。個人の尊厳を犯そうとする人間や社会に対して孤独に戦うヒーローなのだ。この映画のテーマは永遠に古びることはない。いつも心にランボーを。

呪怨2(2003年製作の映画)

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いま悪い意味で話題のアンジャッシュの時空間すれ違いコントを延々と見せられる。恐怖より睡魔と戦う90分。

呪怨(2002年製作の映画)

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ビデオ版から予算が上がり、画のクオリティがアップしたのに反して恐怖演出がかなり陳腐に。仏壇のシーンは思わず苦笑。奥菜恵、伊東美咲、上原美佐のアイドル映画としての価値はあるがホラー映画としてはかなり退屈>>続きを読む

呪怨2(2000年製作の映画)

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半分以上の前作の振り返りと、割とどうでもいい後日談。時系列がバラバラになり呪いで時空が歪んだかのような感覚で見る者を不安にさせた前作から比べると新鮮味のないジャンプスケアの連発で完全な蛇足感が否めない>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

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NETFLIXで始まるドラマシリーズの為に改めて観返してみて、JホラーはVHSの荒い画質の生々しさと低予算ゆえの工夫された恐怖演出があったからこそ今でもオリジナリティが輝いているんだと再確認。そして家>>続きを読む

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム(2020年製作の映画)

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予告を観て「ハートブルー」みたいなケイパームービーを期待したらイキった中学生が大人の世界を背伸びして書きましたみたいな台詞と演出の応酬、どーでもいい親子喧嘩と「アメリカ史上最後の犯罪」が始まるまでグダ>>続きを読む

トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

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「俺たちは戦士だったんだ」
「時々忘れるけどな」
彼らは本当に戦士だったのか、たまたま得意だっただけで他に天職と呼べるものがあったかもしれない。四十にして惑わず、五十にして天命を知る。なんて言葉もあり
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スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

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90年代バディアクションを現代的なルックにアップデート。テレ東の午後のロードショーで放映されたらピッタリくる佳作。ほぼ敵に向かって殴られて情報を得る捜査方法。元恋人と出会って5分で野獣セックス&賢者タ>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

2.9

地獄から逃れられず絶望した世界を焼こうとする姉と地獄からサバイブして絶望した世界を救おうとする妹の対峙がアツいが、そこに行く迄が割と地味。本名バレてる凄腕仕事人ハッカーというアホな設定を生かして、もっ>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

2.4

淀みないワンカット風のアクションシーンは逆にカメラの存在が気になり続け作品に集中出来ない。終始、アクション映画ごっこを見せられている気分。双眼鏡眺めてるだけの悪役、状況を悪くするだけのボスの手下。いつ>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

「今月の映画秘宝読んだ?割と頑張ってたよ」映画秘宝復刊記念。女の子にお礼言われて思わずお辞儀しちゃう陰キャムーブ痛いほど分かります。

イコライザー2(2018年製作の映画)

2.5

本筋と関係ないエピソードが詰め込まれすぎて観終わった瞬間にすでに内容を忘れかけてる。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

クールな群像劇に見えて、それぞれの立場で愛する人を守ろうとする個人の話。世界を守るために今日も元気に引き籠るぞ!と決意を新たにする。

狂った野獣(1976年製作の映画)

3.2

先日亡くなった志賀勝さんを検索していたらチンドン屋役で出演した本作を見つける。走行中のバスの中でバスジャック犯と立ち回り、スタントなしで主演俳優が走行中のバイクからバスへ飛び乗る(オール公道)日本映画>>続きを読む

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

2.5

監督最新作公開記念上映

親子のセラピーを散々見せ続けられる。真摯に親子のドラマを作り上げたのにジャンルとしてのホラーへの真摯さが無く描写がおざなり。

コロナ感染が拡大する中、劇場は満席。疑心暗鬼の
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.8

暴力というものをあらゆる方向から読み解いた名作。暴力と怒りは常に存在し誰もが引き金に指を掛けている状態であり、支配するために行使しようとするが制御は出来ないもので持たざる者たちの抵抗の手段でもあるとい>>続きを読む

NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

4.0

個人の孤独や苦しみを如何に表現していくかがドラマのひとつの醍醐味であると感じているので今現在生きる人間の哀しみと可笑しさをエロ動画サイトのジャンルタグを読み上げ続けることで演出することの巧みさと勇気に>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

2.6

DEAD OR ALIVE、極道戦国志不動、殺し屋1 あの頃に感じたいヤバい熱は感じられず。ヤクザファンタジーが通じない時代が悪いのか大杉漣などの面白い役者がいなくなったからなのか…。帰り際、映画館の>>続きを読む

ムカデ人間3(2014年製作の映画)

2.0

三作観続けて、やっとムカデ人間が完成して良かった!…けど、そこに辿り着くまで主演のディーター・ラーザー演じる署長のキチガイ演技ショーを延々と見せられる苦行。

ムカデ人間2(2011年製作の映画)

3.8

三部作ブルーレイBOX特典のカラー版で鑑賞したら極彩色(主に血とウンコ)のスナッフフィルムに早変わり。オリジナルのモノクロがいかにギリギリのアート映画的なルックを保っていたかを再確認。今は引退したホラ>>続きを読む

ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.5

アホほどプレ値がついていた三部作のブルーレイBOXが無事再販したので即入手。
久々に見返してみて、こんなに笑える話だったのかと改めて気付く。バカな思いつきをちゃんと映画にした監督と「ムカデ人間」という
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片腕マシンガール(2007年製作の映画)

3.6

コロナ拡大の影響で中止になった上映会を自宅で勝手にリベンジ。低予算を逆手にとって外連味と出血量の勢いで最後まで疾走する。いまの邦画界に足りないもの全てが詰まっている。

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.2

IMAXレーザー

何度観ても眠くなるカーツ大佐の演説シーン。そこに至るまでが大佐の精神世界を旅してるようなものなので、それはそれで良しと自分を納得させる。初めて体験する劇場でのナパームは最高だ。なん
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.5

複雑怪奇で曖昧な悪夢のような人生に比べれば、あっという間に終わってしまう嘘を並べただけのはずの映画の中に永遠と真実を求めてしまうような人種には福音のような映画。コロナの感染拡大による自粛の中、3Dでの>>続きを読む

しとやかな獣(1962年製作の映画)

3.5

「パラサイト」を観た知人がこの映画を思い出した、という話を聞いて久々に見返し。一家揃って詐欺に加担していく設定、あえて人物の内面を見せずビックリする程のテンポで展開させていく所は共通してるかも。曲者ぞ>>続きを読む