ゆういちさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

全編が主役のザック君の役を超えた純粋さに惹かれて集まった人々の優しさに包まれている。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

「パラサイト 半地下の家族」公開記念
鬼才ポン・ジュノの世界!

デジタルリマスター版

80年代後半、民主化前の混乱と閉塞感漂う韓国。まだ舗装されていない暗い道に降り続ける雨。連続殺人犯に翻弄される
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

4.0

賞レース向けの作品が量産される中、小粒の古き良きハードボイルド映画を製作してくれるエドワード・ノートンのありがたみ。脳に障害があり必死に混沌から逃れようとする主人公が混沌の芸術であるジャズに出会い平穏>>続きを読む

アトピー刑事(2003年製作の映画)

4.2

Loft9 shibuya
井口昇の封印映画フェス ガールズspecial 新年に「おばあちゃんキス」を観よう!

総合司会 井口昇、亜紗美
ゲスト 八代みなせ、柳杏奈、上埜すみれ

同時上映
おばあ
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美しい星(2017年製作の映画)

3.8

第18回 とよはしまちなかスロータウン映画祭
オープニングイベント
リリー・フランキー新春シネマ&トーク
七色リリーの俳優小噺

「万引き家族」と供に上映

サブカル好きの友達と一緒に豊橋まで遠征。
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

2.8

シネマカリテ 江戸木純 Special Selection サイテー映画の大逆襲2020!

総天然色版

初鑑賞。ティムバートンの「エド・ウッド」を観直していたので撮影時の様子が目に浮かび感慨深い。
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

3.0

シネマカリテ 江戸木純 Special Selection サイテー映画の大逆襲2020!

HDリマスター版上映

キレイなお姉さんたちがトップレスで画面いっぱいに踊ってくれるだけの90分!作品中こ
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.5

自宅U-NEXT

今夜観に行く「死霊の盆踊り」の前に久々に観る。こんな良い映画だったっけ?と思うほど号泣。

空の大怪獣Q(1982年製作の映画)

3.3

一富士二鷹三茄子ということで新年最初の映画はニューヨークの空に古代アステカの怪鳥が飛び回るおめでたい作品をスティングレイ発売の超特別版BDで鑑賞。怪物に劣らず、人間の底知れない恐ろしさを見せるマイケル>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

特別先行上映

まだ感想がまとまらない。残酷で美しくて夢のようで/現実のようで。はっきり分かるのは傑作だったという事だけ。

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.5

「現実」を想像出来るものは数少ない。この言葉は非常に重い。そして自分が映画を観続けるのは「現実」から逃避しようとしているだと思っていたが自分なりに「現実」を捉え直そうとしていた事にこの映画を観て気づか>>続きを読む

ゾンビ-日本初公開復元版-(1979年製作の映画)

3.0

毎年恒例12月29日「ヒフとニクの日」新文芸坐で「悪魔のいけにえ」「サスペリア」二本立てを観た後、渋谷でハシゴ鑑賞。

ドラマ部分が思った以上にカットされていてテレ東昼間の午後ロー感満載。「ゾンビ」は
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劇場版 私を女優にして下さいAGAIN11(2011年製作の映画)

2.0

「今年もやるよ、クリスマスに見よう!死ぬほどセックス&AGAIN 11 バクシーシ山下とカンパニー松尾の伝説のAV上映会 in 阿佐ヶ谷ロフトA」

去年に引き続き阿佐ヶ谷でイベント
併映はおなじみバ
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.6

世界は救えないが皆が見ないフリしている「やりかけの仕事」をやれば世界は少しだけマシになる。少しも良くならない現実の中で、せめて映画の中だけでも悪い奴らをやっつけまくっていた古き良きボンクラアクション映>>続きを読む

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

3.3

和田誠さん追悼上映 映画の夢をありがとう
二本立て上映
併映「麻雀放浪記」

35mmプリント
「怪盗ジゴマ 音楽篇」と同時上映

この映画を激推ししている友人と一緒に鑑賞。

怪盗ジゴマ 音楽篇(1988年製作の映画)

3.0

和田誠さん追悼上映 映画の夢をありがとう

35mmプリント
「怪盗ルビイ」と同時上映

日本映画好きの友人と一緒に鑑賞。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

登場人物たちは饒舌だけど説明的にならず、生々しい普通の生活が描かれるがドキュメンタリーにはならず全体を通して感じられる映画的なエモーション。あの頃は良かったと回想シーンが一切入らないのに確かに愛する二>>続きを読む

ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.3

新作がリブートとして作られた為、「正統」なシリーズからは外されてしまった4作目。ターミネーターという物語の始まりを描く。辻褄合わせるために色々無理しちゃってる感は感じるが、色んなマシーン出てくるし、シ>>続きを読む

ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.4

ターミネーターの新作がリブートして作られた為、「正統」なシリーズではなくなってしまった三作目。見返すと割りと見所があって、特に寒々しい政府要人の為の核シェルターの描写はゾクっとする。

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

2.8

アイリッシュマンを観た日にもう一本観た映画の主題歌がビリー・アイリッシュというアイリッシュな1日。

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

NETFLIX配信前に映画館で鑑賞。近頃なにかと話題のスコセッシ監督がロバート・デ・ニーロ、ハーベイ・カイテル、ジョー・ペシ、アル・パチーノという渋すぎ怖すぎアベンジャーズを率いて全米トラック組合員と>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.6

前作のヒットで予算倍増。CGIの技術も上がり(液体金属のアイデアは監督の作品アビスから流用)監督の演出や編集技術も上がり全体的にクオリティが上がっているのに1の面白さには到達出来ていないと個人的に思う>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

タイムスリップ、核戦争の恐怖、普通の女の子が自らの強さに目覚める成長物語。そして殺人サイボーグとして完璧な存在感のシュワルツェネッガー。シリーズの原点にして面白い要素が全部詰まっていることを見返して改>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.8

今現在、日本で唯一合法的にドラッグで(視覚的に)トベる手段。ギャスパー・ノエはどんどんシンプルにプリミティブな作風になっていくねえ。前作のLOVE 3Dが愛を多角的に描いた作品だとしたら今回は空間的に>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

極上爆音上映

戦車によるカンフー映画であり西部劇。一部、戦車同士が撃ち合うシーンが横っ飛びしながら撃ち合うチョウ・ユンファに見えた。多分ジョン・ウーあたりの香港ノワールリスペクト。鳩も飛んでたし。作
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爆裂魔神少女 バーストマシンガール(2019年製作の映画)

1.5

東京国際映画祭
シン・ファンタ

オールナイト三本目。
コンプラうるさい世の中でカタワって言っちゃうよ。女の子にセクハラしちゃうよ。低予算を逆手に取って勢いとチープな演出で笑い取っちゃうよ、なんて古臭
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.3

東京国際映画祭
シン・ファンタ

オールナイト二本目。
手段を選ばない刑事×ヤクザの組長×連続殺人鬼という並びで「悪魔を見た」のようなステキなキチガイ合戦が見られると思ったら意外と真っ当なバディ映画で
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.8

東京国際映画祭
シン・ファンタ

オールナイト一本目。
夜の闇が訪れない白夜のスウェーデンで繰り広げられるガンギマリ白昼夢地獄フェス。狂気によってではなく解放されることによって不誠実さや悪意が暴かれて
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.8

自宅Amazon Prime Video

フリークスのサーカスにギークな魅力の女性と完全にバットマンの名を借りたディムバートンの趣味の世界。大人になって改めて分かるキャットウーマンの深い悲しみ。最後
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バットマン(1989年製作の映画)

3.5

自宅NETFLIX

バットマンもジョーカーも等しく心に闇を持った狂人として描かれる所がティムバートン監督らしい。キャラクターの内面が象徴で描かれて観客に想像させるというアメコミ映画の醍醐味が存分に楽
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

ヒューマントラストシネマ渋谷
スクリーン1

ムーミン谷に帰れないムーミンたちのお話。容姿、種族、性別など様々な境界の壁に阻まれ、それでもなんとか自分を押し殺し生活してきた主人公の目の前に現れる「自分
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

シネマカリテ
スクリーン1

プロダクションロゴをAIの人工的な声で読み上げるオープニングがカッコいい。全体的にイケてないデザインの未来都市(予算の問題なのか近未来的な所は遠景のみ、舞台はほぼスラム街
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.6

アップリンク吉祥寺
スクリーン1

何気ない日常を誇張なく緻密に描かれていた。親からの視点が描かれている所が斬新で良かったと偶然、映画館で同じ回を観ていた女友達と意見を交わした。