oliveさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.3

原作は大昔に読んだ、記憶ももう定かではないしその後の情報で上書きされたかもしれないけどずいぶん原作とは違うような気がした。
ヒュー・ジャックマンはもちろん凄いけど私の断トツはエディ・レッドメイン、彼の
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破戒(2022年製作の映画)

4.7

教育学部では同和教育は繰り返し行われる、東北出身の友人は全くピンとこないと言っていた、幼い頃から実体験がなく身近ではないと。今はもうないかと言われたら否、潜在化しただけで今も厳然としてある。普段全く普>>続きを読む

キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.8

コメディとは知らずに役所広司に外れ無しと思っているので以前からクリップしていたのをようやく見た。ほんとに何をやっても上手い、ずっと山で暮らしてきた男にしか見えない、甘いものを我慢していながらそれを食べ>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.0

長野で痛ましい事件があったばかりのこのタイミングで見てしまって、どういうふうに見たらよいのか分からなかった。
もし私がニトラムの母だったとして、何ができただろう?彼と暮らす上で正解があっただろうか?我
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

4.3

たぶん三度目の視聴。細かい所殆ど覚えてなかった、いや、本筋もうろ覚えだった😥
まぁ、細部に渡ってほんと綿密によくよくできた話だった。そしてそれぞれの役者さん一人一人が魅力たっぷり必要不可欠な役割で中で
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

なんだか気の利かないコメディだなと思って見てたらそこはやっぱり長谷川博己と綾瀬はるか、それだけでは終わらない。
ほんのわずかな隙に目の前で我が子を失ったら、想像するだけで震えるほど怖いしその後どうやっ
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.7

伊坂幸太郎らしい作品だった。濱田岳はもう当て書きのように思えた。アヒルと鴨のコインロッカーも良かったけど。黒沢は色々な作品に登場するけど大森南朋いいけど私のイメージとは少し違っていた。
アヒルと鴨のコ
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ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

2.9

途中なんとなく合わないかもと思いつつ昔に鍵がある、冒頭のかくれんぼ、カラス、湖、きっとそこに秘密があるに違いないと思って最後まで…、で、私の理解力の問題か何も分からずに終わってしまった😰
二人が思い合
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孤高のメス(2010年製作の映画)

4.2

堤真一なら見てみようと。こんなにジワジワ長くメソメソした映画ってあったかなぁ?中盤からずっと涙が出て止まらなかった。
手術室の中で何が起こっているか普通誰にもわからない、いい医師との出合いは運であり運
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1640日の家族(2021年製作の映画)

4.2

里親を離れて実父の家に行けば家が恋しくなる、家にいれば実父が寂しくないかと気にかかる。わずか6歳の子供にどうすることもできない。大人の選択のどれが一番いいのか、正解なんてあるのか?
子供の心情が表情や
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

単純に面白かった。伊坂幸太郎が好き、同時に起こる出来事をそれぞれの視点で、横の時間を縦に書くような手法が凄くいい。その原作をどうやって実写にするのかというのがいつも気になる。
コメディーのブラピも凄く
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シャレード(1963年製作の映画)

3.5

連休というのに体調がイマイチ、なんとなくテレビをつけたらBSでこれが始まった、オードリー・ヘップバーンは大好きだけどローマの休日以外あまり詳しくないのでストーリーも分からず見始めた。
誰が信じられて誰
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.5

グリーンランド、行ったことあるけど敷地が広大すぎてとても回りきれない、まして高所恐怖症の私は射的以外にほぼできるものはなし。夢の場所で楽しむ人の為にバックヤードで繰り広げられる仕事というものの本質。な>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.3

短い物をと思ったらまた前の監督と同じイラン映画、途中までなんだかわけがわからなかったけど「友達のうちはどこ」の子が地震で無事かを訪ねてるのだとわかった。でドキュメンタリーかと思ったら以前出ていた老人が>>続きを読む

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.5

なんて気持ちのいい映画なんだ。これが脚色があるにしても実話というのだから最高じゃないか。
「私が彼の人生を変えているのではなく彼が私の人生を変えているの」彼を救うことで自分が救われる、そのことに自信を
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

4.3

ワルシャワ、ユダヤ人と聞いて真っ先に思い浮かぶのは杉原千畝、彼以外にも市井の人でこれほど多くのユダヤ人の命を救った人がいたとは。
正しい行いがいかに困難で勇気や犠牲的精神が必要か、私にできるかと問われ
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.5

なんとなく録画予約して見たらなんとアニメ、出てる人は日本人らしいのにフランス語で日本語の字幕で頭が???でいっぱいになった。アニメというジャンルがどういうものかわからないけどこれは普通に映画だった。>>続きを読む

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.9

恋愛映画は苦手だからあまりに甘いストーリーならちょっと、と思って見始めたらこれが大間違い、暗い、重い、辛いetc。
音楽もなく囁くような静かな会話、場面もほぼアパルトマンの中だけ。
パリの住宅事情は中
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トラベラー(1974年製作の映画)

3.4

短い物を一本と思って選んだら既視感のある物でそれもそのはず昨日観た物と同じ監督、時代は更に遡る。
どういう意図でこの映画を撮ったんだろう?それが一番知りたかった。子供が全部無垢で天使のようだなんて思っ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

大人はみんな自分の理屈に子供を当てはめようとする。じいさんも昔の親父は酷かったとか言ってぼんやり座ってるだけなのに躾を偉そうに語る。またこの子が内気なんだか要領を得ずじれったいったらありゃしない。ポニ>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

ディカプリオの元の顔が分からない、甘いマスクの印象のかけらもない。
もう迫力ある圧倒的な自然、ひたすら寒く凍てつく山、川、どうやってロケしたんだろ、スタッフは皆無事だったのだろうかと心配になるほど。
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.0

中盤までは物凄く面白かった、女性警察官が真相にたどり着くのではないかと期待した。ワイドショー的な番組の浅はかさバカバカしさは皮肉も込めてよく表していたけど、なにせ話がねえ。頭脳明晰なとびきりプライド高>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.8

春休みに来た小学生のオタク気質の孫が一人で観に行って迎えに行った時泣きはらした目で出て来てレコードジャケット形のパンフレットをねだられた。彼女が何を感じたのか気になって観ることにした。小学生の心に何が>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.6

最初はなんだか「圧」を感じる所から始まる、新しく着任する若い役場職員の登庁場面、苦虫を噛み潰したような上司、彼に気を使う同僚達、一体どう展開するのか。見始めて、あ、志村喬の「生きる」のリメイク?と気づ>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.0

子供の頃の親と子供の自分が会えたらいいかも、友達になれるかは分からないけど。親も始めから親だったわけじゃないんだ、と変なことに気づく。
二人の少女が親子といえど似すぎていて(似てるとは言え子供の方は父
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ブリット(1968年製作の映画)

3.3

サンフランシスコは坂が多いとは知ってたけどあんなに?普通のスピードでもあの長い車体では車の底こすりまくりそう。突如始まる怒涛のカーチェイス、音楽もなくエンジン音とブレーキ音、迫力満点。うんともすんとも>>続きを読む

憎しみ(1995年製作の映画)

3.2

録画していたらそのタイトルを見て連れ合いが「よく暗い映画を観るなぁ」って。確かに絶対楽しい内容じゃなさそうだけどシンプルに題名に引っかかって録画したものだった。
果たして、陰鬱な映画で救われないし気が
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

エルヴィス・プレスリー、知ってはいるけどプレスリーを聞こうと思って聞いたことはないな、映像で記憶しているのは晩年の太った印象。湯川れい子さんが大ファンで熱く語っていたのはよく覚えてる。
あの時代の興行
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.9

まず3時間というので尻込みしてなかなか見る決断ができなかった。こんな話だとは知らず始めから驚きの展開。
それよりダサいスーツだとブラピと言えどダサく見えるんだなというのが最初の感想。
え、死神?という
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.6

うまくことが運んだからこの映画になってるんでしょ?と思いながらも空港のあたりからもう、もうだめ、無理バレる、あ〜っ!とか心臓が縮む感じ。実話でこんな事、仕事とはいえよくまぁ生還できたものだ。でも紙一重>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.0

なんだかよくわからない映画だった。きっと深い訳、普遍的な重いテーマが隠されているはずとか思っていたら吹き出すようなことしたり、SFとも言い切れないコメディでもなさそうって感じ。記憶がないって自分が何者>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.0

やっぱりトム・ハンクスすごいっ!彼の演技力がもう圧倒的で非常脱出艇に乗り込んでからはもうその密室の息苦しさと相まって映画になってるんだからきっとキャプテンは助かるとわかっててもドキドキが止まらない。>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

東日本大震災から12年、このタイミングで震災の話と知らずにこの映画に出会った。
前半は幸せな家族というものを具象化したらこうなるって微笑ましく羨ましく笑って見ていた。互いを思い合って恥ずかしがらずに気
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ハイ・クライムズ(2002年製作の映画)

3.4

大好きモーガン・フリーマンが出てるので、二十年も前の作品だから今の渋く枯れた感じしゃなくて色っぽい、やっぱりいいなぁ。アル中弁護士に何故なったかはわからないままなのがちょっと。
アシュレイ・ジャッドが
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

天使と悪魔を見た流れでこちらも。
とても面白かった、マグダラのマリアがキリストの子を身籠っていたっていう仮設が壮大なロマンを感じさせ見る者がソフィーがその末裔だと途中気づく仕組みになっていて、それを知
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.7

インフェルノ見てたのに同じ教授とはすぐには気づかず、さらには終わってからダ・ヴィンチコードが最初だったのだと知った😅
ハラハラしたし二重のどんでん返しもよかった。中盤から怪しいと睨んだ人がいい人で、と
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