oliveさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

ブランドにほとんど興味がないのでグッチといえばこれ、とか代表的な物も知らないし他のブランドとの区別もつかない。私がセレブだったらひょっとしたら興味がわいたのかもしれないけど。
ヨーロッパを代表する老舗
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

4.2

戦争を知らない(日本人のそれとは異なるけれど)野心家の主人公が依頼を受けて名誉勲章に相応しいのにまどそれを受けていないピッツェンバーガーについて調べていく。
戦争は関わった人全てを傷つける、戦争後もず
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

2.8

なぜだか井上真央主演だと思いこんで見始めた。グロテスクな所はだいぶ気持ち悪くて気分が悪くなってやめようかと思ったけど先の展開が気になるから辞められず…。
なんかツッコミたくなるとこが山盛り、刑事が個々
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.6

感情をなくした目の少年が裸足で坊主にされながら遠くを見ている。いい物語であるはずがない。
見終わってどう言っていいかわからない、この感情がどういうものなのかわからない。今まで観たどの映画より残酷で悲惨
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.8

小林聡美、平岩紙、江口のりこ、なんというキャスティング、ほんとすぐ隣にいるって感じでリアル。ベンガルはほぼ台詞ないのにツボ押さえてくるし泉谷しげるもいるなぁ。
埋めようのない深い深い傷を負ってアル中に
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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

2.9

WOWOWで一挙放送とかでやってたのを連れ合いが録画してたので鑑賞。
とりとめなかったかな、キャリアとノンキャリア、本庁と所轄、上層部と兵隊、そういう対立は分かるしそのとおりで何も変わってないのが現状
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.3

25年も前の作品になるんだ。テレビドラマは見たことなくて2は見たことがある。
今話題のスシローの少年を思い起こさせるような遊び感覚でことの重大さを分からない子供、それを間違った方向で庇う親。
事件が同
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いとみち(2020年製作の映画)

4.0

メイド喫茶でバイト、あらあらこれはいけない所に行ってしまう、きっと悪い奴らに騙されると思った私はなんてしょうもないヤツなんだろう。
店長も同僚も優しくて温かい、お客さんもほとんどいい人。(オーナーは悪
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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.6

河井継之助という人は侍としての誇りを持ちながら広く外国を知る「吏は民のためにある」「民の教育こそが国の礎」などと最先端をゆく人であったのだ。
昨今信念も矜持も持たない政治家が関心は己の選挙のみで「常在
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.6

30年も前の作品だった、猛烈な砂埃、乾いた空気、景色、音楽、車、全てがアメリカそのものだった。
女二人のバカンスが慣れない旅に浮かれて羽目を外したテルマが早々に危ない目にあって、その危ない目はルイーズ
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.2

巨悪に立ち向かう、「言うは易し」を見てるこちらが体現するような、ロブの体の震えが止まらない感じが自分の身に起こっているかのように追い詰められて呼吸が浅くなってしまった。
企業名が明らかになっていて実話
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ドラマは1 回か2回見た気がする。ギャグが多めで油断してるとそこそこ社会派。😳
杉咲花嫌いじゃないんだけど大きい声で気合を入れたギャグはちょっと引いた。事件は15年前、和歌山カレー事件を思い起こさせる
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

宗教対立の激烈さ、民族間の軋轢、どれも実感を伴うことがない。じいちゃんが「答えが一つなら紛争は起きんよ」というけどほんとにそうだと思う。どちらにも譲れない正義がある。人間が暮らし始めた早い段階でこの問>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

重い暗い辛い苦しい、たぶんそんな作品だと思って気になりながら映画館に足を運ぶことができなかった作品。覚悟を決めてようやく観ることができた。
これは被害者も加害者も被災者であるという点がどうにもやりきれ
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

2.5

リタイアせず最後までたどり着いた自分偉い。やっぱりだめだった、女性は性の対象としてちょびっと出てあとほとんど全部男の人で暴力が続く、この手の映画は私には無理、何度挑戦してもダメなものはダメなんだなとわ>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

不愉快な映画だった、岸井ゆきののお芝居が上手すぎて大嫌いになった😂
小学生が憧れるやりたい仕事の上位がyoutuberだという、楽しくお気楽に大金が稼げるのが魅力なのか大勢の人に知ってもらえることがい
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フランクおじさん(2020年製作の映画)

3.3

全く予期しない話だった、セクシャルマイノリティ、この手の作品もの凄く多いなぁ、今だからそれが描ける、今がそのタイミングなのかな?とにかく多いと思う。
1970年ごろだと今よりうんと生きにくかっただろう
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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

3.5

日の丸なんとかとか、日の丸を背負ってとか、そういうの苦手でこれもある程度想像ついてしまうしどうだろと思って観たけどそういうのとは少し違ってた。
「落ちろ」と思ったこと、またそう思った自分がもの凄く嫌だ
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

3.9

なんの気なくテレビ見てたら市原隼人が出てきてめちゃくちゃ面白いドラマをやってた、それが驚くまいことか映画になってる😳それなら見なくてはと。
色々な市原隼人の中でこの役が一番好き、「僕たちと駐在さんの7
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

3.7

中国、香港の映画はほとんど見たことがなかったのでハリウッドみたいな作品で驚いた。カーチェイスも銃撃戦も迫力満点。
追い詰められて中指立てて「くたばれ!」って、は?中国でももううそんな表現ありなの?猛烈
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夜逃げ屋本舗2(1993年製作の映画)

2.8

連れ合いが録画してたので一緒に視聴。やっぱし映画の趣味はイマイチ合わないなぁ。
今から三十年も前のものだからまぁ当然ながら皆若い若い、痺れる声の細川俊之、いたいた、そうそういい声だったとか、風間杜夫、
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.0

短めのものをと思って鑑賞。これが大当たり、めちゃくちゃ面白かった。見始めてけっこう前の作品だなというのがわかった。
登場人物がいい、中村靖日がドンピシャ、こんな役ハマりすぎ、そして魅力的なのが山中聡、
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

昔遠藤周作をよく読んでいた。狐狸庵仙人としてユーモアたっぷりの小説やエッセイ、一方で敬虔なカトリック信者としての重いテーマの小説。同じ人とは信じられない落差だった。氏が存命でこの作品を観たらどんな感想>>続きを読む

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.5

色々なことを考えさせられた。
小さなことを言えばこんな夫や父を持ったら枕を高くして眠れる日は一日もないだろうに、気丈な妻、帰るのが怖くても帰って闘って欲しいという娘の存在がナワリヌイに増して凄いと感じ
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中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2(2022年製作の映画)

5.0

年末忙しい時なので遠慮していたら連れ合いがせっかくなのだから行ってきたらと言ってくれたので色々済ませて車を飛ばした。
コロナギリギリのタイミングでラストツアーは見られたけれど、そんなライブには敵わない
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

今の時代ネットで匿名でネトウヨが、パヨクがと相手を口汚く罵り合う。一見議論のようにも見えるテレビなどの討論も相手をやり込めてやろうねじ伏せひれ伏させようという力を感じる。
三島と全共闘は正に議論をして
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レスラー(2008年製作の映画)

3.3

レスラーとして生きてきた男は他の生き方がわからない、若さで乗り越えてきたことも体のあちこちがボロボロになった人生下り坂では成すすべがない。来た道を思っても、さらには行く道を考えても虚しいだけ。
ミッキ
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永遠の0(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読(百田尚樹が無理)
録画したまま観ようかどうしようか迷って迷って3ヶ月が過ぎて鑑賞。

以下少し偏りのある物言いになるので不愉快に感じそうだという方は進まず閉じて欲しい。

戦争、特に特攻隊
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.6

どんでん返しだったけと割りと早めに分かってしまった、そう思って見ると全部辻褄が合って途中から答え合わせしてるみたいな感じになってしまった。なんでかと言うと私はあまり役者さんの名前を覚えてないのにその人>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

4.5

ずっとドラマを観ていて中途半端に放り出された感じだったのでようやくきちんと句点が打てた気分。
電動アシスト自転車、スカイプ、携帯超音波診断など時代が確実に動いていながら島の暮らしがあの後もずっと続いて
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.9

気の重い作品選んでしまったかな?なんかちょっと、何度見ても嫌な気分になる奴隷の話。と、思っていたら途中からもう頭は大混乱、サスペンス?ホラー?タイムトラベル?もうわけが分からなくなったあたりから怒涛の>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

Amazonにお勧めされて鑑賞。
おしまいの字幕で、え?実話?え?クリントイーストウッド?てなった。
正しいけど面倒でかなり困ったさんのリチャードデュエル、融通が利かないんだかバカ真面目なんだか、良か
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

菅田将暉や岡田将生が出ていたので録画して。見始めて???頭の中に?がいっぱいになった。数式を書く様子はアルキメデスの対戦かガリレオかみたいだったけど私はあのこすれる音がとても苦手で怖さよりスリルより鳥>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.6

タイトルの10年が短いのか長いのか、なんだか中途半端だなと思ったのと病気物が苦手な上にラブストーリーもあまり…。と思ったけど藤井道人監督だし見てみようって感じで見始めた。
やっぱりお手本のような病気と
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.0

いったい何を見せられてるんだ?ん?えっ?終わり?な映画だった。
社会不適合なナイーブといえば聞こえはいいが弱っちくて甘えたで我儘で粗野で乱暴で気まま、あと何があったろ?とにかくもうイライラするスネオな
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

見終わってどうすれば今の気持ちが表現できるのかちょっとわからない、少し時間を置いたらいいのかな。
ヒューマンドラマでもあり社会派のドラマでもあった。平野啓一郎氏の思いもよく反映されているように思った。
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