ショウジさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.5

タランティーノ監督9本中8本まで観ていたので重い腰を上げて観た。
クリストフ・ヴァルツ絶対裏があるだろ…とか穿った目で観ていたら普通に良い役だった…これはなんと綺麗なヴァルツ…

ジャンゴの何としても
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無能の人(1991年製作の映画)

3.4

バリバラの神戸浩の回を観て気になったので観てみた。
これはなかなか強烈な役…神戸浩のお父さんはお風呂の覗き見の1シーン出演かと思いきやもう1シーン登場してた。

大杉漣演ずる古本屋と縁側で話してるシー
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発熱天使(1999年製作の映画)

3.5

観ていてなんだか懐かしい気持ちになる作品だった。
椎名桔平が失踪した友人を北京で探すというストーリーがありつつも、出会う現地の人々は本人役なので半分ドキュメンタリーという不思議なつくり。
本人たちが喋
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.3

永野芽郁が本領発揮するシーンは良かったし、ヤンキーOLたちのキャラがそれぞれ立っていて面白かったけれど、オチがつまらなかった。
抗争よりもOLたちの日常会話部分が面白くてもっと観たかったので、また架空
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迷子(2003年製作の映画)

3.0

おばあさんが孫の名前を呼び続けるシーンが観ていてきつかった。いくらプロデューサーがミンリャンだからって、長回し入れればいいってもんじゃないのよ…!便座に座ってるシーンとか要る?
リー・カンションは監督
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黒い眼のオペラ(2006年製作の映画)

3.6

ツァイ・ミンリャンの映画なのに人めっちゃ喋るじゃんと思いながら観ていたら次第に台詞がなくなっていって、これだよこれ!と嬉しくなってしまった。全体的に淋しい雰囲気が漂う中に、光る変なおもちゃとかマットレ>>続きを読む

頭痛が痛い(2020年製作の映画)

2.5

オンライン試写会にて鑑賞。
主人公の少女2人は自分より歳上の人間に「わかるよ」と言って欲しくないだろうけど、その憂鬱さ経験あるし少しわかるわーと思った。しかし、2人の倍近い年齢になっている身としては、
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.7

MCU観たのは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ぶり。
MCU全作は追うのが大変なので脱落したが、カンバーバッチファンなのでストレンジ単品で見続ける予定。
相変わらず内輪揉めか…とも思ったけど
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私だけ聴こえる(2022年製作の映画)

3.8

オンライン試写会にて鑑賞。
ろうである家族との関係や、聴者である友人らとの関係に悩む思春期のコーダたちの姿が丁寧かつ誠実に収められたドキュメンタリーだった。仲間がいないと思っているコーダたちが観たら、
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.5

村長やジョゼフィーヌの夫らカトリック教徒の行動が酷すぎて、そんなことしててキリストに顔向け出来んのか?とドン引きしたし、無信仰のヴィアンヌはヴィアンヌで娘の人生を全く考えずに振り回している様子にドン引>>続きを読む

NAGISA なぎさ(2000年製作の映画)

3.6

親戚の海の家でバイトしたり、年上のいとこと夜遊びしたり、東京から来た男の子に泳ぎ教えたり、なんて充実した夏休みなんだ…
『恐竜が教えてくれたこと』観た時も思ったけど、親戚の漁師の昆布干し手伝って過ごし
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太陽 -TAIYO-(2022年製作の映画)

2.5

映像は綺麗だけれどストーリーに取り立てて面白いところがなく、短編映画祭で上映されるような数十本〜百本の作品群の中にあったら埋もれそうな作品だった。

DAU. 退行(2020年製作の映画)

3.5

DAU.ナターシャ同様、最後の1時間に向けた会話劇がずっと続き、後半に行くに連れてどんどんストレスが溜まって行く構成になっていた。
6時間9分という長さと後ろの方のショッキングな展開のせいで、とりあえ
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.6

カスカベ防衛隊の友情の話でもあるし、ちゃんと謎解きにもなってた。
エリートになればいいわけじゃないということを子どもにもわかるように作られていたのが良かった。もちろん大人にもおすすめ。

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

おじいちゃん同士の友情が良い。
ただこのシリーズはオリジナルが一番面白い。

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.0

原作もあまり面白いと思えなかったけれど、主人公のクズさが詳細に描かれていた分、映画よりはまだ面白かった気がする。
どちらにせよ主人公が巻き込まれる出来事が気分の良い話ではないので、伊坂幸太郎の作品のよ
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.4

オンライン試写会にて鑑賞。
難民問題がメインテーマではあるけれど、万国共通の思春期における親子関係の悩みが描かれているので身近に感じられる作品になっていた。

父親が娘の結婚相手を勝手に決めていたり、
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.6

自分が誰かにした行為が巡り巡って見ず知らずの誰かの身を危険に晒すかも知れない…と空恐ろしくなった。
でも森田があそこまで行っちゃうのはサイコパスになる才能があったとしか思えない…もういっそのこと自分自
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戦場でワルツを(2008年製作の映画)

3.7

戦争って本当に無意味な行為だなと心底思った。
アリ・フォルマン監督自身が戦地にいた時の記憶を失くしてしまっていることは、忘れないと生きていけない人間の弱さと忘れる能力が持つ効能を感じると同時に、忘れて
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.5

ジョゼと司書さんが仲良くなるのがいいし、ジョゼが外の世界を楽しむ様子が観ていて気持ち良かった。
ただ私は池脇千鶴の実写版が好きなので、アニメともなるとここまでドラマチックな展開にしちゃうか…と思った。

アジアの天使(2021年製作の映画)

3.5

味のあるやさしい映画だった。
血の繋がりのない人たちが家族のように集っている話が好きなので、最後みんなでご飯食べてるシーンが沁みた。

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.3

もしも監督知らない状態で観ていたらホドロフスキーと答えられないくらい凡庸だった。あーでもタロットカードとか見せ物小屋が出てくるからそこでわかったかも…

結局友情の話だったっていうのは映像特典として入
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.8

静かで淡々としていて控えめな表現をしている作品で好きだった。
長さもちょうどいい。
特におじいさんとのシーンは主人公の性格の良さが現れていて良かったし、自分の人生の終わりはどんなだろうか…と思った。
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バブル(2022年製作の映画)

3.4

オンライン試写会にて鑑賞。
全編通してキラキラした映像が綺麗だし音楽も良いし、キャラクター造形も良く、パルクールのシーンは観ていて楽しかった。ただ、普段の彼らの生活ももっと観たかったし、下敷きにしてい
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街の上で(2019年製作の映画)

3.6

これまでに観た今泉監督作の中では一番好きだった。若葉竜也が役のちょっとデリカシーない感じを上手いこと出してた。もともと好きな古川琴音と中田青渚がハマり役をやっていて嬉しかった。

主に4人の女性が出て
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.7

アニメは金ローの特別版を観ただけの状態で観たけれど、スッと世界観に入り込めてとても良かった。ヴァイオレットとイザベラ、ヴァイオレットとテイラー、ベネディクトとテイラー、どの関係性も良い。特にテイラーに>>続きを読む

雨に叫べば(2021年製作の映画)

3.0

キャストはみんな良いし、ドーナツの穴から覗くシーンも好きだったけれど、終わりに近づくにつれてどんどん都合のいい展開になっていくのが気になった。いくら共通の敵がいるからってあんなに急に団結しないでしょう>>続きを読む

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

3.6

出てくる写真が全部かっこいい!
実在する差別を写真という表現方法で批判しているのに、それがわからなくて苦情言う人たちは表面しか見ていないんだな…
ヘルムートが自分の写真に対する悪口ほど好んだっていうの
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セイント・クララ(1996年製作の映画)

3.5

登場人物の思わせぶりな数々の行動とか不穏な出来事が特に回収されるわけではないので、結局どういう話だったんだ?と思ったけれど、クララとティケルが可愛いかったのでオールOK。
後ろの方のチョコレートの使い
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恐るべき子供たち(1950年製作の映画)

2.8

面白くなかった。
登場人物がずっと叫ぶみたいに言い合いするので観ていて疲れるし、そもそも子供に見えない…

アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生(2014年製作の映画)

3.7

高齢になってなお生き生きと人生を謳歌する姿が観ていて楽しかった。
こういうおばあさんになりたい!

コーディネートは地毛でつけまつげを作っているイロナ・ロイス・スミスキンのカラフルな着こなしと、三つ編
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西瓜(2005年製作の映画)

3.6

『楽日』が好みだったので観てみたんだけど度肝抜かれた。
まさかミュージカルシーンがあるなんて…夢に出てきそうなシーンがいっぱいで、あっけにとられているうちに終わってしまった…
傘を使ったシーンと男子ト
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掌の小説(2010年製作の映画)

3.5

坪川拓史監督の『日本人アンナ』が観たくて鑑賞。
この話がずば抜けて奇妙で好みだった。
『不死』も印象に残った。この話が奥村公延の遺作だったとは…

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

2.5

松山ケンイチ、伊藤沙莉、安田顕、内田慈が好きなので観たのだけれど失敗した。そもそも原作が好きじゃないのに、映画が好きなわけがなかった…
どこそこの奥さんがあの人と不倫してるとか町中が把握してる田舎の感
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

ストーリーがあんまり…
退治する時あんなに物壊しちゃって損害賠償請求とか来ないのかとか思ってしまった。

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.5

サマーキャンプの劇のシーンが最高だった。
1作目より好き。