ショウジさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.0

全体的にとってつけたような感じが道徳の授業で見せられるビデオみたい…と思ってしまった。黒澤明の反核作品なら『生きものの記録』の方が良い。

それから(1985年製作の映画)

3.0

あまりにも静かで眠たくなった…
松田優作本人は手に入れたいものは何としてでも手に入れる人だったからなあ…などと思いながら観てしまった。
(「越境者 松田優作」や「十五」を読んだ限りでは)

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.6

主人公が人間だったら自業自得じゃん…で終わっただろうけど、動物だったから可愛いーと思って最後まで観られた。特に管理人のカイリが可愛い。

ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.0

風景が美しいのと柄本明や橋爪功、永瀬正敏の演技で最後まで観られたけれど、ストーリーは退屈だった…

王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

3.0

トム・ハンクスが遅刻する→居留守使われる→椅子壊す→酒飲む→吐く→遅刻するのループで、なんやかんやで女医と恋に落ちて転職する謎映画。
トム・ティクヴァが撮ったとは思えないつまらなさだった。

醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

3.5

週刊誌がこんなに売れてた時代があったのね…バカみたい…
監督はマスゴミに対する怒りで撮ったらしいけど、弁護士の葛藤の方が長く扱われてた気がする。
『静かなる決闘』と同じく千石規子がいい味出してた。

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス(2014年製作の映画)

3.4

ムーミンとスナフキンがまったり釣りしてるところとか観たかったから期待したものとちょっと違った。
フローレンがあんなにナルシストでわがまま娘だったなんて…
カジノの才能発揮したところは良かった。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

主人公が過去を乗り越えられないオチは良かった。
その一方、全編通して甥っ子が俺様過ぎてイライラした。
おじさんの人生ガン無視すんなや!兄ちゃんどういう育て方したのよ…

パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

2.8

オンライン試写会にて鑑賞。

主人公のエマが性転換した父親を受け入れられず、そのことを姉に責められるシーンがあるのだけれど、周囲の人間が受け入れることを強制するのは違うと思った。姉がすんなり受け入れた
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ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

2.0

観たこと自体を間違いなく忘れる。
Eテレで見たフランケンシュタインの誘惑の「人体蘇生」の回の方がずっと面白かった。

静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.5

医者の鑑。
ざっくばらんとしてる看護師の峯岸も良い味出してた。

ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して(2013年製作の映画)

3.4

信仰がないカウンセラーが信仰心ある患者を診るのって難しいのかも…と思った。

チラシにはジョルジュ自身も変わっていく、みたいなことが書かれていたけれど、ジョルジュの出自に関する葛藤とかはあんまり入って
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MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

3.5

三船って台詞回しが下手なだけで、表情とか動きは上手いんだなと気づけた。みんな真面目真面目言うけどそれは仕事においてでしょ…と思っていたら、後ろの方に不祥事から日本映画界で干されたことまでばっちり入って>>続きを読む

(1985年製作の映画)

3.5

衣装がとにかく素晴らしかった。
三男の水色の着物と、お揃いの馬の水色の手綱が可愛い。
楓の方の葉っぱ柄みたいな着物も可愛いけど、何せ人が怖すぎた…
あと、ピーターが大活躍しててびっくり。

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.5

魅力がまったくない映画だった。まず、サークルという会社自体に魅力がなさすぎる…社員が心酔しきっている姿にただただ引いた。すべての情報を共有すべきっていう理念はもはや全体主義では…?

あと、勘が良かっ
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疑惑(1982年製作の映画)

3.4

岩下志麻がかっこよく、桃井かおりはあどけなさが残ってて可愛いかった。
ストーリーはあんまり好みではなく、誰一人として責任を取らない話だなと思った。後ろの方の弁護士と元夫の後妻とのシーンにそのみっともな
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アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(2014年製作の映画)

3.8

出てくるもの全部可愛かった。
80代でそれまでとは別の事業で成功して、90代でもなお人を楽しませるってものすごいパワーだ…
とにかく夫婦仲が良いのも素敵だった。旦那さんが結婚生活で飽きたことは一度もな
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.6

『エンドレス・ポエトリー』の方を先に観たので、親父心入れ替えたと思ったのに結局ああなっちゃうのか!と思った。父親が散々な目に遭うのはホドロフスキーの願望だろうか…蹴られるシーンがまた入ってたし、よっぽ>>続きを読む

バッド・マイロ!(2013年製作の映画)

3.0

最終的に親子の和解みたいなテーマに落ち着いちゃってるのが微妙だった。
もっと極端にエンタメ寄りにした方がよかったのでは。

GSワンダーランド(2008年製作の映画)

3.6

良い時代。観ていて楽しかった。
ミクが安易にメンバーの誰かと恋に落ちたりしないのも良い。

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

2.5

全編長回しはすごいし、美術館自体も衣装も素敵だけど、ストーリーが退屈だった。お金かかってるんだろうなあ…

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.0

観て良かった!!根拠のない自信と説得力とエネルギーに満ちた作品で、観ていて活力が湧いてきた。
老いてますます元気なホドロフスキーに「(人生に)意味などない。生きるだけだ。生きろ。生きるんだ。生きろ!」
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花咲くころ(2013年製作の映画)

2.5

退屈だった…登場人物がほとんど笑わず、誰一人として未来への希望が感じられないし、全体的に紺っぽいカラコレも相まって、陰鬱な気持ちになる。それでいて喧嘩の時だけフルパワーになるので観ていてほとほと疲れた>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.6

面白かったー!お引っ越しの1テーマで2時間なのに全然飽きなかった。
何よりも高橋一生の役がおいしすぎる。怪奇大家族の清四と1・2を争うくらい好きだった。彼をもっとコメディに起用してほしい。

ミッチー
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

ユナイテッド・シネマ札幌で開催された試写会にて鑑賞。
大泉洋と劇団ひとりの舞台挨拶付きで、『青天の霹靂』でも全く同じシチュエーションに出くわしたため、7年ぶりに二人の掛け合いを見た。
洋が劇団ひとりの
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ローラとふたりの兄(2018年製作の映画)

3.4

オンライン試写会にて鑑賞。
兄妹が喧嘩しながらも結局は互いを思いやる様子が微笑ましかった。親族間の葛藤が描かれる映画が多いので、こういう素直な作品を観るとホッとする。まあ、なんてことない話なので観たこ
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.6

やっぱり黒澤作品は知恵を絞る系の話の方が面白い。
太平と又七が観客に「よせばいいのに…」と思われるような行動ばかりをして勝手に追い詰められていく様子はまさにエンタメ!っていう感じがした。

お姫様、め
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どですかでん(1970年製作の映画)

3.4

貧乏・飢餓・性暴力と全体的に暗くてやるせない気持ちになった…
家の内装や服装をやたらとカラフルにしていて、初カラー作品の喜びは伝わってきた。

『赤ひげ』の名子役・頭師佳孝がメインビジュアルになってる
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.5

奥さんが発狂するシーンと有名な弓矢の雨が降るシーンが強烈だった。
マクベスを日本に置き換えて時代劇にしちゃう発想が画期的。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.6

三島由紀夫がこんなにユーモアに溢れた人だとは知らなかった。
『美しい星』の原作書いた人だもんなあ…そりゃユーモアあるよな。
話している言葉のひとつひとつが明快で理解しやすく、とても頭の良い人だというこ
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素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

3.3

貧乏映画を立て続けに観てしまった…
『どん底』よりは明るいけれど、彼氏の方がいじけ散らかしてて「そいつ一生ちょっとしたことでいじけるから彼女は早く逃げて!」って思ってしまった。
ただ、登場人物が第四の
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どん底(1957年製作の映画)

3.5

腐ったみかんの周りのみかんがどんどん腐っていくのを眺めているような気分になった… あのまったく救いのないオチは忘れないだろうな…

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.4

医師とあんみつを賭ける女学生の溌剌さが眩しかった。
その一方、今も昔もヤクザのみっともなさは同じだなと思った。
内輪で揉めてるうちはまだいいとして、堅気を巻き込むのが本当嫌。自分は平穏な生活を送ってい
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續姿三四郎(1945年製作の映画)

3.0

前作の敵キャラの弟たちが出てきて復讐しようとするあたり、マーベル映画みたい…って思った。

姿三四郎(1943年製作の映画)

3.0

花を灰皿代わりに使う人はふつうに嫌われると思う。

わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

3.0

原節子の役の情緒不安定さを極端に描きすぎてて「情緒!!!」って思った。『スパイの妻』の蒼井優の役ってこれ参考にしてない?『生きものの記録』観た時もを思ったけど、黒沢清って黒澤作品好きなんだろうか。>>続きを読む