YukiIrikuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.5

架空の王国で、人類初の宇宙飛行士になった男の話。製作陣の顔ぶれがなかなか豪華。お金かかってるなぁと。

主人公の声なんか聞いたことあると思ってみてたら森本レオだった。

女ばかりの夜(1961年製作の映画)

3.7

田中絹代監督作品。売春禁止法の施行によって逮捕され、更生施設に入れられた元売春婦達の物語。原知佐子演じる主人公の意思の強そうな視線が印象的。何度社会に出て拒絶されようとも、再び自分の足で立ち上がる強さ>>続きを読む

恋文(1953年製作の映画)

3.7

田中絹代監督、木下恵介脚本。英語の恋文代筆という仕事を通して、戦後の日本が描かれる。多くの日本人女性が生活の為(中には恋愛感情で)、米兵と夜を共にした事実を、日本人男性は受け入れない...綺麗なハッピ>>続きを読む

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.5

主人公は過剰に私生活を守りながら生活する録音屋の男。ある時仕事で盗聴した男女の会話が頭から離れなくなって...音が重要なこの作品で音響(本人はサウンド・モンタージュと呼ぶ)を担当したウォルター・マーチ>>続きを読む

11人いる!(1986年製作の映画)

3.4

少女マンガ原作なので、ラストはあれだけど、時代を考えるとなかなか前衛的な設定。

奇跡の丘(1964年製作の映画)

3.6

淡々と描かれるキリストの生涯。様々な奇跡の話もあくまでさらっと流れるように描写。パゾリーニは癖が強いというイメージが良い意味で裏切られた感じ。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.8

絶望的なラストの不思議な爽快感。しっかり者だけど過去のトラウマを抱えているルイーズと、天然でお人好しだけどさらっと強盗とか出来てしまうテルマのバランスが◎若き日のブラピの格好よい。

アタメ(1989年製作の映画)

3.6

暴走するアントニオ・バンデラス2本目。精神病院から退院した男が恋に落ちた女を監禁する話。倒錯した2人の愛がどう終わるのかと思ってたら案外爽やかなラストでびっくり。

ヒロインを演じたビクトリア・アブリ
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欲望の法則(1987年製作の映画)

3.6

土曜の夜にアルモドバル。恋に落ちて暴走するアントニオ・バンデラス2本立て。パブロ、フアン、アントニオの三角関係。アルモドバルと分かる強烈な色使いや下品な昼メロにならないギリギリを攻めてる感じはこの頃か>>続きを読む

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.8

戦争が日常になってしまった人たちの狂気。個人的にはプレイメイトやってくるシーンが好き。

アポロンの地獄(1967年製作の映画)

3.3

ギリシャ悲劇『オイディプス王』の映画化。運命には抗えないなら、知らない方がいいのでは...自然光の美しい撮影+かなり誇張された演技+なぜか東洋を感じさせる音楽=謎空間。アンジェロは名前だけでなく本当に>>続きを読む

ソドムの市(1975年製作の映画)

2.8

確かに胸糞映画。もう一度見ることはないと思う...

モービウス(2022年製作の映画)

3.4

ジャレッド・レトとマット・スミスのブロマンスを堪能する映画。被り物でなく、リアルにコウモリ男になっちゃった医者の話。

マーベルは1年に何本も公開しすぎ。たまに見るのはいいけど、CGバリバリの大作ばっ
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人間の條件 完結篇(1961年製作の映画)

3.8

ソ連との戦闘で生き残った梶と兵士たちが満州に向かう五部と、ソ連の捕虜となって働かされる六部。生き残るものだけが食べ物にありつける。子供や女、年寄りは戦争で最初に被害を受ける帰ってくるか分からない男を待>>続きを読む

人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇(1959年製作の映画)

3.7

二部の最後で陸軍将校に歯向かった梶は、徴兵される...その兵隊訓練を追った三部、四部。ここでも自分の理想を貫き通そうと踏ん張る梶。運動神経の悪い同僚のエピソードがキツい。

人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇(1959年製作の映画)

3.6

小林正樹による長編大作の一部、二部。人間は平等であるという信念のもと、植民地の人々の労働環境を改善する理想に燃える青年の奮闘と挫折。戦時下における人間の尊厳とは...

仲代達矢演じる梶のギラギラした
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メトロポリス(2001年製作の映画)

3.5

町の設定は完全にフリッツ・ラングの『メトロポリス』だなぁ。そこに「人間とロボットの共存」という自分の好きなテーマを盛り込んだ感じ。ロボットは心を持つのかという未だに議論されるテーマに1949年の時点で>>続きを読む

群衆の中の一つの顔(1957年製作の映画)

3.8

ホーボーをしていた男がひょんなことから人気のラジオパーソナリティーに。さらにはテレビ界にも進出して...素朴なあんちゃんって感じだったロンサムが、段々嫌らしい顔つきになっていくのが辛い。彼をこの世界に>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.0

美貌マックスな時代のトム・クルーズとニコール・キッドマンを愛でる映画。何を見させられてるのかよく分からないけど女性の裸って美しいなぁと思う。

ロリータ(1962年製作の映画)

3.3

ロリータ可愛くてわがままでいいなぁ。小悪魔に振り回されるおじさん...ちょっと可哀想だけど、気持ち悪さが勝ってしまう150分。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.7

トップの抗争争いに巻き込まれる、中堅やくざたち。可哀想。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

クリストファー・ノーランを越える暗さ。画面も音も、無駄に重いバットスーツもやり過ぎ感がなくもないが...それを狙ったんだろうから、その意図は成功しているんじゃないかなぁ。テレビで見たら暗すぎて、画面に>>続きを読む

シラノ(2021年製作の映画)

3.4

前半◎後半△ジョー・ライトのミュージカルということでとても楽しみにしてた。やっぱり映像が圧倒的に美しいなぁ。始まりワクワクする。ロクサーヌの透明感(めっちゃわがままだけど)素敵。

後半はなんか物語が
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スチームボーイ STEAMBOY(2003年製作の映画)

3.3

科学と人間の関係。物語としては単純でラストはあれでいいのか...と思ってしまった。緻密な映像と声優陣は◎

恋の花咲く 伊豆の踊子(1933年製作の映画)

3.6

川端康成の『伊豆の踊子』最初の映画化。ロケーション撮影をふんだんに使った映像が美しい。田中絹代可愛い。

マラソン マン(1976年製作の映画)

3.4

事件に巻き込まれてしまったコロンビア大の学生ベーブが、走り回る映画。歯科医師の拷問シーンがイヤーってなる。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

汗の飛び散るボクシングシーンは確かに格好いい。でも、ロバート・デニーロ演じるラモッタが執着心の塊で気持ち悪くて、ボクシング強い以前に無理だった。

暴力脱獄(1967年製作の映画)

3.6

ポール・ニューマンがゆで卵を50個食べる映画。軽犯罪でフロリダの刑務所に収監されたルークは刑務所内で囚人たちの人気者となるが、母を亡くしたことをきっかけに何度も脱獄を試みることになる...ポール・ニュ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.6

ダンサーの動きの美しさ。舞台もオリジナルの映画も昔見たけど、やっぱりいい作品だなぁと。映像も音楽も美しく、映画館で見て正解。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.3

『パターソン』のカップルを男女逆転させたかのような恋人たち(こちらは破局してしまうが)にふたたびベンチに座る永瀬正敏。

ジム・ジャームッシュ×『ワンデイ』×『ラスト5イヤーズ』in高円寺って感じ。映
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大列車作戦(1964年製作の映画)

4.0

ジャンヌ・モローの言葉が全てかと。英雄として死ぬのは1つの決断だけど、残される家族のことを考えていないよなぁ。そしてフランスの宝を命をかけて守った人々の多くは、名画を実際に見ることはない。最後の置き去>>続きを読む

赤い靴(1948年製作の映画)

3.6

童話『赤い靴』にインスパイアされたバレエで注目を集めたプリマと作曲家の悲恋。バレエ団のボスに振り回される人々。バレエシーンが幻想的で綺麗。

キラー・オブ・シープ(1978年製作の映画)

3.7

スラム街に暮らす黒人たちの日常を淡々と描いた作品。ダンスシーンがいいなぁ。

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.6

アル・パチーノの為の映画。銀行強盗に行ったのに、仲間の1人は逃げ、銀行にお金は殆どなく、相棒はちょっとヤバい...そんな中で徐々に追い詰められていくソニー。たまに怒鳴るんだけど、根はいいやつなんだろう>>続きを読む