YukiIrikuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.6

ノッポとデブのブルース兄弟は育った孤児院の税金を支払うため、バンドを再結成して資金集めに奔走するが...無駄に豪華なキャスト陣が繰り広げるお馬鹿コメディ。

黒い雨(1989年製作の映画)

3.8

爆心地にはいなかったが、その後黒い雨を浴びたことによって原爆症を発症してしまう若い女性の話。原爆投下直後の町の描写も印象に残っているけれど、その後の人々の生活の方に焦点を当てている。原爆が投下された日>>続きを読む

突撃(1957年製作の映画)

3.8

第一次世界大戦のフランス軍において、上の無茶な奪還作戦を実行し、失敗した部隊。責任をとって3人が処刑されることに...上層部の無能ぶりに始終イライラする。

スパルタカス(1960年製作の映画)

3.5

超大作。スパルタカス役のカーク・ダグラス、イメージはあってるけど歯白すぎる。

隣の八重ちゃん(1934年製作の映画)

3.8

隣通しの家族の交流。一方は2人兄弟、もう一方は2人姉妹(姉はもう結婚していて家にいない)。男2人と八重子のほのぼのした交流。隣家の兄への八重子の淡い恋心が会話や小物で示されるのが可愛い。岡田嘉子演じる>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

豪華なキャスト使い放題。架空の雑誌『フレンチ・ディスパッチ』の編集者たちが紡ぐ記事を映像化。

ウェス・アンダーソンの独特の色使い好きだなぁ...パステルカラーと緻密なセットってシルバニアみたい。

黒いオルフェ(1959年製作の映画)

3.3

鮮やかな色使い&鳴り続ける音楽。オルフェウスの話って死んだ妻を冥府に迎えに行ったのに帰り道に振り返ってしまって...っていう所しか知らなかった。

安城家の舞踏會(1947年製作の映画)

3.7

原節子を見る映画。華族制度の廃止により没落した一家が開く最後の舞踏会で、原節子演じる次女が1人奮闘する話。合間に挟まれるベタな演出は謎だけど、原節子のタックルはなかなかの勢いで◎

スペインは呼んでいる(2017年製作の映画)

3.6

50歳になったおじさん2人のスペイン旅行。相変わらず2人で喋り倒すのだけれど、合間の映像で年を取ったことを感じさせる。お互いの私生活や仕事の話には介入しない距離感がいいなぁと思う。ラスト笑

グリード ファストファッション帝国の真実(2019年製作の映画)

3.6

ファスト・ファッション・ブランドMANDAを展開する社長の誕生パーティー@ギリシャ。途上国の労働環境や難民といった深刻な問題を扱いつつ、あくまでコメディに落としこむ手腕が◎

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.0

俳優陣はいいのだけれど物語が...アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジャレッド・レトの前にはガガは少し弱いかなぁ。音楽の使い方とか昼メロを見ているような感覚だった。

イタリアは呼んでいる(2014年製作の映画)

3.3

中年のおじさん2人が美味しいものを食べ、豪華なホテルに泊まりながらイタリアを巡る話。

逢びき(1945年製作の映画)

3.8

不倫ものの古典。最後の夫の一言で彼は妻の不倫に気づいていたんだなぁと。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.7

アメリカに移住して、母国ハンガリーを捨て去ろうとするウィリーと頑なに守るおばあちゃん。極端な両者の間でハンガリー人であることを捨てず、かつ軽やかにアメリカに順応していくエヴァ。いつもむすっとした顔して>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.3

うーん。悪役を「治す」っていう発想がなんだか。自分の信念を貫いた結果、代わりに大勢の人が死んでしまったら本末転倒のような。最初のドクター・オクトパス出てきたシーンとか絶対死傷者出てるよなぁ。

ゼンデ
>>続きを読む

ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)

3.4

箒に乗って幸せの国に向かっていくラスト。もはや現実では生きいくことが困難な人々は天国に行くしかないってことなのかな...ハッピーエンドなんだけどなんか悲しい。

太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.4

クリスチャン・ベール子役時代から演技力エグい。最初は上流階級の嫌な子供だったのが、そこから逞しく生き抜く知恵を身に付けていく。

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.6

ブラジルのスラムに生きる少年たちの物語。周りがギャングや薬中になる中、主人公のブスカペは悪にもなれず、地道に生きていく道を選ぶ。映像がスタイリッシュ。

狩人の夜(1955年製作の映画)

4.5

何これ、めっちゃ好き。気が狂ってる伝道師ミッチェルに銃を振り回すリリアン・ギッシュって組み合わせが最高すぎる。この2人はキリスト教の敬虔な信者という点では共通しており、実質コインの裏と表。行き過ぎた宗>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.8

連続殺人鬼の生涯。皆歪んでるんだよなぁ。一番憎い人は殺せず、思い入れがない人は簡単に殺してしまう矛盾...多くの人は自分の中の獣の部分をうまく隠して生きてるんだろうけど、この主人公はそれが出来ない。そ>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.4

存命の人の物語を映画化するのは難しいね。あまりにも作品の評価が高かったので楽しみに観たけれど、ちょっと拍子抜けした感があった。役者さんは良いのになんでだろう...

天国の日々(1978年製作の映画)

3.7

エンニオ・モニコーネの音楽とアメリカの麦畑を切り取った美しい映像が◎ポカーンと口を開けて寝るブルック・アダムスが超絶可愛い。そりゃ三角関係になってしまうよなー。妹が白黒付けずに淡々と起こった出来事を受>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.8

ジャック・ニコルソン演じる私立探偵が、ある単純な浮気調査から、町の水事業にまつわる陰謀に巻き込まれていく話。フェイ・ダナウェイの細眉いいなぁ。ノワール映画っぽい物語だけど、彼女はファム・ファタルという>>続きを読む

黒水仙(1946年製作の映画)

3.5

修道女たちがインドの田舎に転属になり、そこの人々や自然の圧倒的な生の下で精神の安定を崩していく話。インドっていう色彩豊かな土地というのも、それまで質素な生活を送っていた彼女たちには刺激が強すぎたんだろ>>続きを読む

炎の人ゴッホ(1956年製作の映画)

3.5

天才だけど人付き合いが下手なヴィンセントと弟テオの兄弟愛。やっぱり生きている間に評価されないって辛いなぁ。カーク・ダグラスがゴッホにぴったり。

第9地区(2009年製作の映画)

3.5

エイリアンと人間の共存は可能なのかを追ったモキュメンタリー風SF。南アフリカのヨハネスブルク上空に突如現れた宇宙船。人間はエイリアンを救出し第9地区に住まわせるが、20年の間に地区はスリム化し...難>>続きを読む

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

3.8

ホラーみたいな撮り方のラング作品。何も起こってないのに不気味かつ影の濃い画が印象的。メイドに欲情した作家の男が抵抗されて彼女を殺してしまい...80分で色々詰め込んでまとめあげちゃう凄さ。

主人公の
>>続きを読む

赤い殺意(1964年製作の映画)

3.6

今村昌平節。春川ますみの肉感的な身体がエロい。登場人物が全員気持ち悪いのだが、人間ってそういうものだよね。生に執着する泥臭さ。

雪の舞うシーンが美しかったー

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

3.6

左幸子好きだなぁ。独特の存在感があって、田舎くさい女の役が上手い。

豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.7

なんか強烈。最後の豚の大群。死体は豚に食わせちゃえばいいらしい。

ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

3.8

戦闘シーンのほとんどない戦争映画。市井の人々が体験する戦争を描く。人々がただ戦争を恐れるのではなく、恋をしたり、町の催しを開催したり日常を忘れまいと努力している姿が印象的。

幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

3.6

夫と死別後、娘と家政婦さんを連れて幽霊が出ると噂の一軒家に引っ越した未亡人ルーシー。そこで出会った幽霊の船長ダニエルと徐々に親密になっていき...

舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

3.5

早くに夫を失った未亡人が、20年前の舞踏会で出会った男たちを訪ね歩く話。過去の亡霊に執着するなんて良いことなさそうなだけに意外なラスト。

間奏曲(1957年製作の映画)

3.8

久しぶりのサーク映画よい。純真無垢なアメリカ女が愛を知り大人になる...ヒロインは夢見がちな少女像を体現するかのようにいつも真っ白な服を着ている。それが最後には(借り物だけど)紺色のコートに着替えて青>>続きを読む