YukiIrikuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

過去のない男(2002年製作の映画)

3.7

なんかこの監督の世界観はまるなぁ。家にジュークボックスほしい。

浮き雲(1996年製作の映画)

3.8

同時期に失業した中年夫婦がどん底から立ち直るまで。おそらく子供は小さいときに亡くなっていて、それ以降2人で寄り添いあいながら静かに生きてきたんだろうなぁ。路面電車で迎えに来てくれるとか素敵。

部屋や
>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.8

めちゃ長いリーゼントと超トンガリ靴がトレードマークのバンド、レニングラード・カウボーイズのアメリカでの珍道中。行く先々で土地に合わせて演奏する音楽が最高。カントリーの歌詞、ソ連の話になっちゃってる笑

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.7

40$で8年刑務所はきついなぁ。若い水兵、人生の先輩のお陰で一週間で5年分くらいの体験をさせてもらえてよかった。移動の時に挿入される妙に明るい音楽が印象的。

南無妙法蓮華経を聞くとは思わなかった笑

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

ハリウッド映画が真面目にふざけるとこうなるんだなぁ。やりすぎてるのも、日本のステレオタイプな映画のイメージを使っているのも分かった上でのはっちゃけ感。これ作ってた現場楽しかったんだろうなぁ。

伊坂幸
>>続きを読む

黒蘭の女(1938年製作の映画)

3.6

なんだかすっきりしないラスト。ワイラー版軽めの『風と共に去りぬ』。周りからみたら100%バックの方が相性いいのに、執拗にプレストンに執着するヒロインのジュディに全然感情移入出来ない(お目めぱっちりのベ>>続きを読む

夜の人々(1948年製作の映画)

3.6

悪い大人たちに利用され、社会から阻害される若いカップルの行き着く先。ヒロイン、キーチーのブスッとした表情がいい。彼女は愛を知り、徐々に柔らかい表現になっていく。夢を語る2人の姿が切ない。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

重たいテーマもソン・ガンホがいるだけで和む。1人の若い母親が赤ん坊を捨てた行為から繋がる人々。ラストはちょっと軽やかすぎる気がするけども...

是枝監督は「家族とは?」「社会のせいで歪んで成長する/
>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

2.8

わざとなんだとは思うけど、ゴダールの作品っぽい編集、音楽、色使いがうるさい。そして無駄に多いステイシー・マーティンの裸体。ゴダールが取っつきにくい人であることは作品観れば分かるのに、なぜ本人が生きてい>>続きを読む

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.0

2014年になってもゴダールはゴダールしてるんだなぁと。正直今みても新しさはない。ただ、ゴダールが監督であることが分かる編集と字幕と音楽の使い方はすごいと思う。

夜ごとの美女(1952年製作の映画)

3.3

ジェラール・フィリップだから許されるけど、簡単に恋に落ちすぎ笑

メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

3.4

本作のアンナ・カリーナは可愛いのだけれど、なんだか輝きがないなぁという印象。監督と女優の関係性って作品に出ちゃうものなのかなぁ。

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

3.6

ジャンおじさんご本人登場。カルメンが嫌な女だけど魅力的。

ゴダールの探偵(1985年製作の映画)

3.5

2年前にホテルで起こった殺人事件を追う中で明らかになる様々な人間模様...という物語はあってないようなもの。ジャン=ピエール・レオの使い方とジュリー・デルピーの可愛さ。

憎しみ(1995年製作の映画)

3.6

パリ郊外のスラム街に暮らす3人の青年の1日。彼らの間にはアラブ系とアフリカ系という人種間の分断はなく、お互いに社会の底辺を生きているという感覚を共有している。大切なのはどう着地するか。

ゴダールの決別(1993年製作の映画)

3.4

ゴダールらしい作品=あまり得意ではない。夫に神が憑依したら、そしてその神と寝てしまったら...登場人物たちが常に話してるので字幕が間に合ってなかった。フランス語分かるともっと興味深く観れるんだろうなぁ>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.4

ジーン・ケリーだけ動きのキレが違う。フレンチ・ミュージカルだと思えばいいんだろうけど、やっぱりミュージカルはアメリカだなぁと。衣装や色使いはお洒落で可愛い。

あの胸にもういちど(1968年製作の映画)

3.0

マリアンヌ・フェイスフル演じる主人公の頭のネジぶっ飛んでる感に耐える90分。当時観たら新しかったのかなぁ。

鄙より都会へ(1917年製作の映画)

3.7

ハリー・ケリー演じる純朴なカウボーイは婚約者に他の男と駆け落ちされて...東部のお洒落なホテルにカウボーイたちが馬で乗り込んでくるラストが◎

私を町まで連れてって(1953年製作の映画)

3.6

父親によい相手を探そう!と奔走する三兄弟がおませでとにかく可愛い。アン・シェリダンが纏う衣装の毒々しい色使いがダグラス・サークっぽいなぁと。保守的な町と彼女の相容れなさ。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

磯村勇斗がとてもよかった。『きのう何食べた?』のジルベールのイメージが強かったけど、本作の真摯な青年役も素敵だった。

ラストはあれでよいのかなぁと。生きていたい人が死を選択する必要のない世の中である
>>続きを読む

三人の妻への手紙(1949年製作の映画)

3.6

夫婦の形はそれぞれ。アディという画面上には姿が見えない女に振り回される女達。

生活の設計(1933年製作の映画)

3.8

紳士協定とは...電車で居合わせた男達の間に、ヒロインが自分の足を入れて座る冒頭のシーンからルビッチーって感じ。

プロダクション・コードの厳格な運用が始まる直前の時期の作品と考えると、かなりギリギリ
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

マーヴェリックを観る前に予習。トレンディ・ドラマ感。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

トム・クルーズを映画館で見たの初めてかもしれない。好きな俳優ではないけれど、往年のハリウッド・スター像を頑なに守る彼のような人はこの先出てこないだろうなぁと。一つの時代の終わりを見た感じ。

こういう
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.4

「大人」として優位に立とうとするアラナが色々こじらせていて、ちょっと観ていて辛かった。それでいいのか?ってなる。まぁ、本人たちが幸せなのであれば...

アラナが巨大なトラックをバックで操縦しながら坂
>>続きを読む

紐育の波止場(1928年製作の映画)

3.8

ディートリッヒを撮る前のスタンバーグ。やっぱりこの時から映像が美しいなぁ。ちょっとした光の入り方とか綺麗。

粗野な火夫と自殺を試みた女は、互いの寂しさを埋める合うように結婚するが...

ええじゃないか(1981年製作の映画)

3.4

市井の人々の狂乱。幕府存続か、薩長の時代か...結局変なプライドなんか捨ててしまって、時代の変化に対応できる奴が生き残るんだなぁ。

ちょっと長かったけれど、キャストが豪華。

三人の名付親(1948年製作の映画)

3.8

何度も映画化されている名作。3人の銀行強盗がひょんな事から赤ん坊のゴッドファーザーになり...ジョン・フォードも自身の作品をリメイク。1919年に作った時はハリー・ケリーか主役、今回はJrが出演ってい>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

魅力的なオースティン・バトラーを堪能する映画。バズ・ラーマンの監督作なので、やりすぎな位のギラギラ感。映画館で観るべき作品。

アラジン(2019年製作の映画)

3.7

青いウィル・スミスとアニメの雰囲気をきちんと受け継いだアラジンとジャスミンが◎やっぱ歌がいいなぁ。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

季節労働者として各地を放浪しながら旅をする人々。静かな映像と美しい映像。誰でも出来る暮らしではないし、精神的・身体的にもキツいけど、色々なしがらみなく生きていくための一つの選択。

マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.8

結婚を信じるJLoが突っ走る。本人の私生活やキャリアとリンクする主人公の設定が◎浮気性の婚約者を演じているMalumaはなんか憎めない。