執着から人間は逃げられないのかな、幻覚の世界は美しくておぞましくて、見たことないのにそうだよねぇって思ったりする
緻密で繊細なカットの積み重ねと衝撃が走るほどの演技に魅了され続けた2時間。こちら側に確実に足跡を残していく。映画っていいなぁやっぱり。
女の私でも共感できるあの青春のきゃっきゃっした感じがとても愛しくて、「されど青春の端くれ」ってめっちゃいいタイトルだなぁ。
凄すぎる……。クリストファー・ノーランは人間なのか…?同じ時代を生きていることが奇跡のように感じる。。なんか感謝が溢れてきた…映画作ってくれてありがとう。
キャラクターが身体の際の際まで染み込んでてすごい。実話をポップに描いてるから軽く感じるが、多分人間の人生はこんなに軽いものじゃない。
フィクションだけど事実みたいで今の世の中を射抜いてるなぁ。共感できない生活なのに共感できて。後ろめたさなく笑ってる家族のシーンがやけに長く感じさせてくるのよ、、
車吹っ飛びまくって何かしらぶっ壊れまくる映画ひさしぶりに見た。映画ってすごい何でもできる。
言葉はもちろん、言葉にならない感情がカラフルすぎて目が離せない。どうやったらこんな映画が生み出せるんだ、、離婚の話なのに結婚ていいなと思った。
気づけば隆太郎に激しく共感していた、と思ったら自分も隆太郎の外側にいたり、はたまた隆太郎と周りのさらに外側に立っていたり。不思議な映画だ。
妹とか弟って、兄、姉の存在が絶対的なんだよね、おそらく。越えたくても越えられないとかね。
歳をとると、いろんなことがありすぎて、もういいやって思うときがきて、でもそれでもやっぱり、必要とされるのならば、まだ、まだもうちょっとって、人は永遠に人に必要とされたいんだね。
結婚してるわけでも浮気してるわけでもないのに、共感できてしてしまうのは人間の根底を描いてくれてるからだとつくづく思う。
掴めなかった自分を見つけられることは嬉しいことだと思う。振り返って開けなければよかった扉だったと思ったとしても。もう戻れない。外から見たら精神異常者だとしても。
めちゃくちゃ面白い。ただダベってるようなシーンがめちゃくちゃに面白い。掴みどころのない核心を掴んでいる。その中でみのりが一本筋を貫き通していて、見終わった後味のなんと切れ味爽快か。
スターってなんなんだろう、なんで人を惹きつけるんだろう、そんな興味が芽生える。
重いものを抱えた映画を見てしまうと喜びの光がさしてしまう、更に反面で挿入歌に軽さがあると夢が膨らむ、良いとか良くないとかではなく、これが私の感じることなのだ。
倫理に問い掛けてくる。家畜農家の人達は、毎日命と向き合って、その中で折り合いをつけて、愛を持って命を命に繋げてる。現代社会は当たり前を忘れさせる、生き物は生き物を食べなきゃ生きていけないのに。
映画だけど映画じゃない、ドキュメンタリーでもない。長い年月を165分にまとめてるからざっくりしてるけど、それを感じないのは本当の年月で培った絆を見せてくれてるからだなぁ。
人ってこうゆうもんだよねって共感してくれたり、人ってこうなのかもしれないって突きつけられたり、いろんなものが詰まってた。自分の身になにか起きない限り、結局はすべて他人事になってしまうのかもしれない。
韓国人カップルが一番いい。最後のバス、窓から見える風景と街並みと、私がいつも使ってるバスで、個人的な大切な風景が映画になってる。。
そんなにも人を好きになれるなんていいな、相手なんかじゃなくて自分の想い次第で人間のバランスは変わってしまうことを知らしめる、人間の謎で明らかなことよ。
日本では見慣れないポップな色に溢れた日常。ポップな色使いが親子と世の中のギャップをよりはっきりさせる。世界と彼女を繋ぎ止めるボビーの人間的な愛に、私は心を持ってかれるなぁ。
ただ前と目の前にあるものに真っ直ぐに向き合って生きていけばいいんじゃないのか、余計なことは考えなくてもいいんじゃないか。
モノクロいいなぁ。ずっと同じところでがむしゃらに足踏みしてるみたい、自分が重なる。ビターだなぁ。