めありさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

The Path パルバティ・バウル 風狂の歌ごえ(2019年製作の映画)

4.0



パルバディ・バウル という
とあるインドの歌唄いの話。

インドに行ったことがなかったので、
どれもこれも新鮮で面白かったです!

「物乞いは修行」
「歌詞を描くことも修行」
「バウルとは修行であ
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8


岩井俊二ワールドが炸裂していて良い!

2001年に初めてリリィシュシュが登場した時の衝撃は
半端なかっただろうなと想像します

上品なピアノ演奏にのせて、今ほど治安がよくなかった頃の日本や、思春期
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5


こんな素晴らしい映画があったなんて!

ナチスドイツ政権下で自分の信念を貫き、
ユダヤ人や子供たちを守る、ドイツ人の大人たち感動です。

人として、自分という1人の人間として、
何をしたいか、何をす
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5



軽快な音楽にのせて、テンポよく進む展開とやりとり、
王道のハリウッド映画感があり、心地よいです。


仲間と共に、困難に立ち向かい、限界を超えて、困難を乗り越え、勝利を収める姿はかっこいい!

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ピストルライターの撃ち方(2022年製作の映画)

5.0


福島第一原発周辺の危険区域で働く、
労働者とヤクザの風俗嬢、その周辺のお話。

色んな事情を抱えてここに辿り着いてきた人たち。

言いたいことを言わず、
周りや仕方のない何かを受け入れながら、

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ささくれ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます



婚約破棄され自暴自棄になったまもなく30才になる娘と、
かつて夫に出て行かれた母と、新しい家庭を築いた父親の話。

登場人物が4人だけということもあり、
親子の問題や娘が抱える複雑な気持ちが丁寧に
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遠いところ(2022年製作の映画)

5.0


試写にて。

シンプルに言えば、シングルマザーの貧困を描いた作品ですが、
想像を超えるリアルさ、是枝作品を観ているようで、圧巻でした。

とても17歳の女の子の話とは思えない、
本当にこれは現実では
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凪の憂鬱(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


ただひたすら、のんびり、まったりとした日常が流れる映画。

いかに自分が、日々を忙しく、何かに囚われて日常を過ごしていたのか、気付かされます。

正直にいうと、日頃の疲れが溜まってたこともあり、
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NO CALL NO LIFE(2021年製作の映画)

4.3


ビジュアルがひたすらに美しいです。

キャスト、光、色彩、カメラワーク、縦横比、
どれをとっても一貫して美しく、唖然とします。

ひたすらに美しさを追究したと言っても過言でない。
まさにアートな映画
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ムーンライト・ダイナー(2021年製作の映画)

3.9

 
罪を重ねる人たち、罪を犯した人を庇う人たち、罪を償いたいと願う人たち。

一筋縄ではいかない人間模様が描かれていて心打たれます。

追記;

「7 ways」を鑑賞した人は、合わせてこちらも見るべ
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Motherhood(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


池袋シネマロサにて鑑賞。

歴史的事実を基にして作られた作品。

社会的意義のある映画好きの私にドンピシャな作品でした。

知的障害者、精神障害者から生まれる子どもは、強制的に堕胎させられる。

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7WAYS(2022年製作の映画)

4.2


池袋シネマロサにて鑑賞。

昭和の古き良きハードボイルド、
男の浪漫が存分に盛り込まれた作品。

前情報なしで鑑賞したこともあり、
最初はどうなる展開かと思いながら見てましたが、

途中でカラクリが
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ストレージマン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます



池袋シネマロサにて鑑賞。

ポスターのイメージから
サスペンスかと思いきや全然違った。

大学を卒業し、保険会社に勤める順風満帆の人生が一転、
工場の派遣切りにあい、妻や娘とも暮らせなくなり、
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


初めてホラーで感動泣きした作品でした!

幽霊として現れていた女性は、自分の子供を守りたいという母親としての愛から屋敷にきた者を襲っていた。

その幽霊の意図を理解した主人公が、同じく血の繋がりのな
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まなみ100%(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


横浜国際映画祭2023にて鑑賞。

高校、大学、のキラキラした憂いなしの青春が
存分に詰まった作品。

ひたすらまなみちゃんが好きで、
同時に色んな女の子が好きで、
どれも嘘ではない、自分に正直な僕
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キネマの神様(2021年製作の映画)

4.2


古き良き日本と映画撮影が
存分に詰まっています

ストレートで熱い恋愛や人間関係は
今の時代にはない古き良さを感じます。

「結婚したら後悔するかもしれない
でも、しなくても後悔する
どちらの後悔を
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.8

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事実を元にして小説を書く小説家。

一家失踪事件と偽札事件の事実を
どう辻褄合わせをするのか

結果が気になり、
サスペンスとしては面白かったです。

風間俊介や豊川悦司の役どころが、
素晴らしく、
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


1回だけ見ると、
なんだこんな結末かと思ってしまいますが、
2回目見ると
結論の伏線がかなり張り巡らされてることに気づき、
2回みてようやく面白いと思いました!

新人の女性刑事が、
勉強できるメモ
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MELT(2019年製作の映画)

3.1


Vチューバーを切り口にした新しい作品。

4分というのもあり、とても綺麗な物語として
まとまってました!

アメリ(2001年製作の映画)

5.0


終始展開される
軽快な音楽とテンポで展開される
独特の世界観が最高でした。

ちょっと風変わりな変人のアメリや
ちょっと変な癖を持つ登場人物たちが愛おしい。

仕事で怒られる
パートナーがいない
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グラフィティ・グラフィティ!(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


アーティストを夢見る落第生の女子高生が
ひょんなことからとあるシャッター街の壁に
グラフィティーアートを描く。

ひとつの小さな落書きをきっかけに、
落書きされた写真屋のオジサンと女子高生の
グラフ
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コーンフレーク(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


日常すぎて見過ごしていた毎日を
優しく美しく映画にしてくれた
そんな半径5メートルの日常を描いた恋愛映画。

ああ、男女でここまで違うんだよなと。
そう思わずにいられませんでした。

ミュージシャン
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日曜日、凪(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


離婚届けにサインする直前の夫婦を描いた作品。

結婚生活の終わりを迎える男女の最後の1日が
美しく、上品に描かれています。

中盤以降のかなりパンチが効いた展開にも驚かされました。

東京国際映画祭
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虹色の朝が来るまで(2018年製作の映画)

3.9


耳が聞こえない女性同士の恋愛を中心に展開される
LGBTQかつ耳が聞こえない人たちのお話。

ダブルマイノリティをテーマにした
今まで見たことない映画におどろきです!

LGBTQ✖️障害という発想
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話す犬を、放す(2016年製作の映画)

3.7


ある日突然、レビー小体型認知症にかかった母親と
売れない舞台役者をしている娘の話。

レビー小体型認知症とは、
しっかりしている時と認知症な状態を
交互に繰り返す認知症。

身近ではないけれど、
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母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます


「理解は気づいた方がすべし」

プライドが高く子供を愛せない親
どれだけ嫌われても親を愛し、愛されたい子ども

人間関係をうまくできない
不器用な人間の姿が描かれている
素晴らしい作品でした。

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ギャルソンヌ 2つの性を持つ女(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


MOOSIC LAB にて

作中に、LGBTQを否定する人が登場しないなど、
LGBTQならではの辛さや悲観さを描いてないのが新鮮です。

だからこそ、
病気を抱え、自分のアイデンティティに悩みな
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エリカ38(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


「不思議と全員がエリカの虜になっていく。」

愛・お金の両面で人々がどのように騙し騙されていくのかを描いた作品。

お金が有り余っていてポンと大金を投資するお金持ち
とにかく人を助けたい善意で、お金
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