AZさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.5

身体の欠損など、健常者と異なる容姿を持つ人々にとって、この世で生きることは決して楽じゃない。冷たい現実や世の中との距離感を描くダークな社会派コメディ。

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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.6

テーマとしては決して新しいものではない。オクジャの事をどうしても可愛いと思えない(ポン・ジュノ監督の容赦のなさのおかげで)。けれど、アン・ソヒョンが良かったから、それでなんとかなった。また、ウォーキン>>続きを読む

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったこの映画、ユーロスペースで上映という事で観に行ってきた。冒頭からなぜかうるっときてしまった。そんな場面ではないのに。

主人公の少年の、悪ガキだけれどもその無邪気さ、純粋さ。映画全体の
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.6

グザヴィエ・ドラン監督の最新作。

さまざまな考えや想像が絡み合って頭の中がグルグルと回るような、あるいは貧血で目の前が真っ暗になっていく時のような映画だった。

家族だけれど、微妙な距離感があり、そ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

皮肉に満ちた映画で、途中まで相当シュールで面白かったんだけど、最後がよくわかんなかったなぁ。

レア・セドゥが出てきた時は、嬉しかった。

こういうすごい俳優たちが、わけのわからないことしてる映画は好
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.0

vol.1のエンドロールが流れた時、全身の力が抜けた。

この世の真理を悟ったかのように、退屈そうでいて、どこか積極的に自分の過去を8章に分けてジョーが語っていくストーリー展開は、今までのラース監督の
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.4

間違った先入観で見てしまったため、なかなか受け入れるのに時間がかかってしまい、勿体無かった...

怒りや憎しみ、悲しみや哀れみ、恐れや愛おしさ。様々な感情が複雑に絡み合うなか、グザヴィエ・ドランがみ
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

2.5

以前、CMに騙されて映画館に観に行ってしまった映画。
本当に中身のない映画だった...。

1408号室(2007年製作の映画)

3.0

以前観たことがあったのだけど、内容を忘れてしまっていたので観なおして見ることに。

けれど、結局のところがよくわからなかった。

全然観点が違うと思うけど、あの部屋がなぜそういう部屋になったのかを知り
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フューリー(2014年製作の映画)

3.6

戦闘シーンよりも、ドイツ人の母と娘とのシーンがすごく印象に残った。わかるよな?という緊張感の漂い。

ああいった民間人とのやりとりにこそ、その時の空気感が伝わってくるのだと感じた。ここが、結構ターニン
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

常に何かに縛られているような、窮屈感、息苦しさ。

その中でもがいて何かを突き破ろうとする姿からは、希望よりも切なさを感じる。

自分の夢を掴もうとする姿がなぜこんなにも惨めではならないのか。

最後
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パズル(2013年製作の映画)

2.5

内藤監督にすごく期待していたんだけど、すごくひどい作品だった...。けれど、可能性も感じる映画ではあった。

他の作品にはない独特の空気感がこの映画には漂っており、その不気味さは内藤監督しか出せないも
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

2.8

展開はあまり意外性もなく、途中から犯人の雑な行動に緊張感もなくなってった。

ただ、コールセンターの仕事やスタンスを知ることが出来たのは、すごく為になった。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.4

この映画は、おそらくただのサスペンス映画としてみただけだとちょっと物足りなさを感じると思う。確かに、ハビエル・バルデムの演技は不気味で狂気じみてて良いのだけれど。

俯瞰することで、この映画の真意がじ
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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.2

最後の予想が出来てしまったという感想があり、その感想に引きずられて最終的にオッドの妄想として見ちゃったせいか、ラストが普通すぎてあれってなってしまった。

ボダッハのCGのクオリティーが高いのが良かっ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.7

感想が難しい。

日本には「もののあわれ」という理念がある。
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「もののあわれ」

平安時代の王朝文学を知る上で重要な文学的・美的理念の一つ。折に触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生
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ニュータウンの青春(2012年製作の映画)

4.5

飯田先輩が、飯田先輩のままだからこそ
より切ない。

自分は変わらなくとも、環境は刻々と変化していく。
その中で自分はどう振る舞い、何を受け入れていくか。

主演の三人本当に最高です。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.6

展開はやや強引に感じたけれど、その強引さが若気の至りってやつ??

ジョン・カーニーの他作品よりエネルギッシュでフレッシュ。

挿入歌が全部かっこ良く、感情を奮い立たせる映画だった。
ただ、きっとこの
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.0

こういう恋愛関係もありなのかもしれないのだけど、どう考えても結婚相手が可哀想。我慢するならまだしも...。二人でふざけてるシーンは好きだけど、冷静に考えるとやっぱりダメでしょ!

シリアスな雰囲気だっ
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

いろいろ謎なままなんだけど、それもまあよきかな。唐突に終わる感じがしたのは僕だけ?

不思議なことに、デブなおばさんがだんだん可愛く見えてきた(笑)