垂直落下式サミングさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

垂直落下式サミング

垂直落下式サミング

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SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

3.0

キムタク・ヤマト。
古代進は、自分の怒りと正当性を伝えてから沖田艦長に殴りかかる。これ、違うんじゃないかな。なんでダメな邦画は、感情的になったニンゲンは、こころの内をぜんぶ話しながら荒ぶるもんだって思
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

3.5

ゴジラで話題の山崎貴監督の初期作をみる。
未来からきたという不思議な少女ミリから、未来を救うため仕事を依頼されたリターナーのミヤモト。しぶしぶ同行することになるが、未来で起こるという戦争の発端となるの
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ジュブナイル(2000年製作の映画)

4.3

夏休みを利用してキャンプに来ていた少年少女が、森に落ちるまぶしい光を目撃。そこで奇妙なロボット・テトラと出会う。彼らと謎のロボットとの交流を描いたSFファンタジー。
処女作には、作家のぜんぶが詰まって
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

1.5

すげーヤだった。鼻持ちならないおはなしだと思う。
のび太くんが、今後のしずかちゃんの幸せを願うなら自分は身を引くべきだって、一度はそういう結論に至ってからの、どういうわけか大逆転した世界線の未来では、
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.9

感動エピソード数珠繋ぎで、最終回までのリアルタイムアタックじゃい!『ドラえもん』というコンテンツのイチバン良いオイシイところだけ抽出して、最強打線組んでみた!みたいな王道ど真ん中な特別編。あんまり批判>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海誠作品のなかで異質なのは、等価交換の物語ではなく、すでに何かを失っている人間が、生きる力を獲得していく物語であるという点。とてもエネルギッシュ。
前提として現実の日本を舞台にしているから、実際にお
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彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

3.5

新海誠の初監督作品『彼女と彼女の猫』を原作にテレビアニメ化した全4話の総集編に、新規カットを加えて映画化。卒業を控えて就職活動に追われる女子学生と、その飼い猫の暮らしを、猫の視点から繊細な感情表現を交>>続きを読む

ヘルウィン(2019年製作の映画)

3.5

同級生を惨殺した高校生殺人鬼・トリックが、警察の銃弾を浴びて七階から落下するも姿を消した。そして、毎年ハロウィンの日になると、町に仮面をかぶったトリックが現れて大量殺人をおこない町を恐怖に陥れる。真相>>続きを読む

カオス(2000年製作の映画)

3.5

妻を誘拐された実業家のもとに、誘拐犯から身代金を要求する電話が掛かってくるが、これは妻が夫の自分への愛情を確かめたいがために、便利屋を雇って仕組んだ狂言誘拐だった。
ノリノリなファム・ファタール中谷美
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エクソシスター 悪夢の夜明け(2019年製作の映画)

3.7

戦後PTSDをわずらう父親に自分以外の家族全員を惨殺されて孤児となった少女は、人里離れた修道院に身を寄せシスターとして平穏に過ごしていたが、いつしか悪魔の存在を近くに感じるようになる。それは修道院を襲>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

3.6

ハロウィンパーティーの後、ダイナーに寄った仲良し女の子ふたりが、そこでピエロメイクをした殺人鬼と出会ったことで、恐怖の一夜を過ごすこととなってしまう。仮装系スプラッター作品。
前半と後半で主人公が変わ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

すべてを失った戦後日本をさらにゴジラの驚異が襲う。戦後、日本。無(ゼロ)から負(マイナス)へ。というのが広報のキャッチフレーズだったけれど、物語のはじまりは1944年。終戦の一年前だ。タイトルのダブル>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.3

梅雨の季節に出会った15歳の少年と27歳の女性をめぐるドラマを、美麗なアニメーションならではの表現で描く。新海誠監督作品。
エンターテイメントに徹した『君の名は。』の一個前の作品で、現実の世界を舞台に
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だれかのまなざし(2013年製作の映画)

4.0

「吊革をまるで命綱みたいに強く握って…」
詩人ですね。上空からの日が沈んだ都会を見下ろす。平凡なくたびれOLの人生を優しい視線から語っていくのは、実家にいる猫ちゃんのまなざし。
みんなスマホがさらに進
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

4.0

ラジオ好きの少女が、不思議な雰囲気をまとった少年に出会い、幻の地下世界アガルタをめぐる陰謀に巻き込まれていく。そんな異世界冒険映画。
主人公のアスナちゃんには、ほとんど主体性がない。内面がよくわかんな
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

5.0

「あのキスのあとでは、世界の何もかもが変わってしまった気がしたから。」

うううあ!キッツい!これは、やばいぞ…。いいところに当たる。イタ気持ちよさの中毒性。中学時代までの遠距離恋愛を永久に引きずって
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猫の集会(2007年製作の映画)

4.0

新海誠は猫が好き。
気持ちよく寝ていたイエネコのチョビは、家族みんなから尻尾を踏まれて人間を恨むけど…。おまぬけな猫ちゃんのおはなし。
動物と僕らは、本当に通じ合ってんのかな?そんな疑問。自分が帰って
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.7

ザッツセカイ系。
戦争により、北海道と本州以下が南北に分断された日本を描くSF作品。舞台設定や世界観がムズカシイから取っつきにくい。要するに、青森県に住む少年少女が、ここではないどこかへ行きたいと望む
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.5

地球外生命体の脅威にさらされた未来のセカイが舞台。携帯電話のメールサービスをモチーフに、宇宙に旅立った少女と地球に残った少年の遠距離恋愛を描く。無名時代の新海誠が、ほとんど一人で作ったというインデペン>>続きを読む

彼女と彼女の猫 -Their standing points-(1999年製作の映画)

3.5

minoriのエロゲオープニングをルーツとする新海誠らしい作品。オンナの生活を俯瞰からとらえていく紙芝居の解像度は、キモ度高め。
猫による一人語り。飼い猫が100万回も残機を無駄遣いするまえに、なんと
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天気の子(2019年製作の映画)

4.8

いつからだろうか、東京が嫌いになったのは。
キラキラしてピカピカな東京が好きで、その理想から少しでも外れた東京は、もう目の端にも入れたくない。歴史と伝統とかほざく下町も、人通りが疎らなくせに文化の中心
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最後の海底巨獣(1960年製作の映画)

3.5

恐竜の学問は、過去がどんどん変わっていく。実際いたのか?いなかったのか?論争を呼んだカミナリ竜。ブロントサウルスはアパトサウルスになったけど、やはり別種という説もあるらしい。どっちやねん。学名を取り戻>>続きを読む

劇場霊(2015年製作の映画)

3.7

泣かず飛ばずの女優が、演技派としてのキャリアを積もうと、とある怪奇もの舞台に参加したことで、悪霊の呪いを引き寄せてしまう。人形系オカルトホラー。
幽霊の成り立ちを示唆するオープニングは、短い時間ながら
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プラトーン(1986年製作の映画)

5.0

両手をあげて「プラトーンっ!」といって膝をつく飲み会一発ギャグおじさんが、今年定年退職した。お歳で膝を悪くしてらしたうえコロナ禍もかさなって、最近は座敷席のあるところを予約しても、プラトーン芸はとんと>>続きを読む

サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

5.0

「浮浪者なんか無視しよう!」

最初はそう歌ってるのに、クソガキたちは映画をみるために浮浪者に小金をつかませて俗悪な映画の世界を満喫るんるん気分。親や先生に怒られて止められても、「黙れチンポしゃぶりの
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

5.0

良サメ映画『グレートホワイト』にヒロインとして出ていたカトリーナ・ボウデンさんがキレイで素敵だったので、アマプラの無料にあるやつの中から出演作を拝見。おきれいっ!しかも、世界一オタクにやさしいギャルを>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

5.0

Amazonプライムで再鑑賞。
初見は、八分割くらいに切り分けられたニコニコだかYouTuberにアップロードされた動画でみた。ごめんなさい。こんなのがみられるのに、年会費5900円のアマプラ。すごい
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.5

お寿司屋さんの湯呑みに書いてある字みたいな書体のエンドクレジットが最高だった。渡辺謙だけ漢字。ギャレス・エドワーズ・フィルム!どどんっ!
最初、A.I.技術が進歩した世界の疑似歴史ニュース映像のザッピ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

マフィアの運び屋の小型機が、上空から大量のバッグを地上に投下している。夜間に大量の麻薬を投下しておいて、あとで他のヤツに回収させる算段だったのだが、操縦を誤って墜落し、大量のコカインはジョージアの森の>>続きを読む

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.5

猪木とは何者か?見つけろテメーで。ばかやろう。
元気があれば何でもできる!彼の言霊の数々とその生きざまを受け止めてきたファンたちにとって、猪木とはどのような存在なのか、各々の自問自答と愛憎入り交じる感
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.7

宣伝が海馬の声の人だっので、みなければならなかった粉砕玉砕大喝采案件。呪術のナナミンの人でもある。役者としては本編には出ていない。残念至極。
政界の汚れ役である堤真一の孫娘が誘拐され、犯人から「娘を返
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.2

イリノイ州シカゴ。アメリカど真ん中まつり。
僕の好きなお気楽どたばたドンがらがっしゃん乱痴気騒ぎ映画は、まあ色々あるんですけども、そのなかでも完成されてるのが本作。断捨離なんかする気ないけど、もうこれ
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モンスター上司(2011年製作の映画)

3.5

ミントの匂いは好きじゃない。
おじさんたちの口臭エチケットとして浸透した白い錠剤のような趣向品。駅前のコンビニでバイトしていたとき、通勤時間帯の売れ行きは、まさしくロングセラー商品の風格で、その購買意
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

4.5

抜けるスプラッター。
80年代の安っぽい映画に出てくる女性が好きだ。このあたりのキャスティングは、女の趣味がいいと思う。一見スラッとしているけど付くとこついてて、頼んだら一発やらせてくれそうなギャルと
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スペル(2009年製作の映画)

4.3

「サム・ライミ監督のホラー演出はコメディで笑えるから大丈夫」みたいなホラーフリークの言説は、あんま信用しないほうがいい。それはあくまでも、これまでにたくさんみてる人の尺度だから、あんまアテになんないと>>続きを読む

シン・ジョーズ 最強生物の誕生(2020年製作の映画)

3.5

中国産のおサメムービー。ガン治療の特効薬となる成分がサメの身体から発見されたため、ある研究施設が遺伝子操作を施して飼育しようとするのだが、副作用で凶暴化したサメに人々が襲われてしまう。
水陸両用型シン
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