垂直落下式サミングさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

垂直落下式サミング

垂直落下式サミング

映画(1684)
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アニメ(10)

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.7

ふたりの少女が、森へ行ったきり行方不明となってしまう。三日後に、ふたりは保護されたものの、不可解な言動を繰り返すようになり、ついには家族の目の前で怪奇現象が起こりはじめる。
悪魔憑きを扱った作品。19
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.1

すっげえムズカシイ。ナポレオンがいかなる人物か、ある程度は当然の教養ですよねと承知した上で、ちょっと捻った解釈でこちら側に理解を求めてくるのは、史劇モードの気難しめリドリー・スコット爺ってかんじである>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

4.3

油絵みたいなポスターが激エモ。青とエモの川上元気成分注入っ!藤子Fの精神性は消えていったけれど、引き換えに底上げされたのはエンタメ性。ドラえもん映画って、こんなに面白かったっけ?ばちこり大冒険。ぬるぬ>>続きを読む

映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜(2012年製作の映画)

3.7

ドラえもん誕生100年前という節目の年を記念して完全オリジナル・ストーリーで描く冒険ファンタジー・アニメ。ドラえもんたち一行が、絶滅したはずの野生動物たちが暮らす不思議な島を舞台に大冒険を繰り広げる。>>続きを読む

ダブルヘッド・ジョーズ(2012年製作の映画)

4.2

大学の研究合宿で、海にやってきた教授と生徒たち。そんな折、彼らが乗るクルーザーに何かが激突し、浸水。船舶の修理のあいだ、学生たちは近くにあった無人島に一時避難するが、その海域はダブルヘッドジョーズのナ>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

「いいだろう!」(CV:子安武人)

いいだろう。いいとも。よかろうもん。歯切れのいい肯定、すごく好きな言葉。意味としては、許諾あるいは了承でしかないのに、言い方で内包するニュアンスが変わる。
吐き捨
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.5

ある女子高校生が、見知らぬ赤い服の少女に“カラダ”を探すように言われ、クラスメイトたちと共に学校に閉じ込められてしまう。毎日、赤い服の少女に襲われ、殺されると1日がリセットされる。繰り返す時間から抜け>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

スピルバーグが描く創作論。
映画に魅了された少年サミーは、映画監督になる夢を抱くようになる。そして彼は、自身の夢を本気に捉えていない両親との間で葛藤しながらも、さまざまな出会いを通して成長していく。
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ドラえもん のび太の創世日記(1995年製作の映画)

4.6

のび太の自由研究は、フェッセンデンの宇宙。
宇宙の誕生から地球の発生、そして生命の誕生まで作り上げる秘密道具が登場。友だちと、ミニ地球の観察日記をつけていると、地底に独自の進化を遂げた虫たちが発生して
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ドラえもん のび太の太陽王伝説(2000年製作の映画)

4.0

ひみつ道具タイムホールの故障により、古代文明・マヤナ国へと流れ着いたドラえもんと仲間たち。そこで、のび太に瓜二つの王子に出会って、王子の母である女王を苦しめる魔女の呪いに立ち向かう。
オープニングがめ
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ドラえもん のび太と銀河超特急(1996年製作の映画)

3.5

宇宙の機関車。空とぶ大冒険。ドラえもんで松本零士的スペースロマンかと思いきや、「昔は交通手段だったけど、どこでもドアが発明されてからはめっきり観光用なんだよ。」ってのは、すごくインテリジェンスの高いエ>>続きを読む

ドラえもん のび太の大魔境(1982年製作の映画)

3.7

拾った白い野良犬をペコと名付けたのび太は、ジャイアンの発案でアフリカの秘境「ヘビースモーカーズフォレスト」に冒険に行くことになった。猛獣に襲われたりしつつ辿り着いた犬の王国「バウワンコ王国」で、王位継>>続きを読む

ドラえもん のび太と鉄人兵団(1986年製作の映画)

4.4

宇宙からやって来たロボット文明の侵略を描いたドラえもん劇場版。拾った巨大ロボットをザンダクロスと名付けてひとしきり遊んだあと、兵器が内蔵されていることに気づいて…。無人の北極に転送されてきた侵略兵器の>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

4.0

夏の暑さに耐えかねたドラえもんとのび太が南極に涼みに行くが、そこで10万年前から氷漬けになっていた金のリングを見つける。のび太たちは落とし主を探すため、10万年前の南極に行ってみるのだが…。大長編には>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.9

会社の名前背負ってる系。
『キャプテンマーベル』は、一作目をほとんど覚えてない。主人公のキャラクターすら曖昧なのに、さらに知らない二人が共連れ。
コミックファンの女の子がミズマーベルになるのは、ユーチ
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.8

お前も、入社して半年経ったのか。もう一人前のもの書きだな。そんじゃあ、いっちょうウィスキー酒造の取材に、いってらっしゃい!
ノンストレスなお仕事系。主人公の新人ウェブニュース記者くんは、今日もどっかで
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

第二次世界大戦末期に、金塊掘りの老兵がナチスに遭遇し、金塊と命を狙われることになるのだが、実は老人は特殊部隊出身の伝説の最強兵士だった。ナチス達の追撃を避けながら、ついには攻守が逆転し追い詰めていく。>>続きを読む

SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

3.0

キムタク・ヤマト。
古代進は、自分の怒りと正当性を伝えてから沖田艦長に殴りかかる。これ、違うんじゃないかな。なんでダメな邦画は、感情的になったニンゲンは、こころの内をぜんぶ話しながら荒ぶるもんだって思
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

3.5

ゴジラで話題の山崎貴監督の初期作をみる。
未来からきたという不思議な少女ミリから、未来を救うため仕事を依頼されたリターナーのミヤモト。しぶしぶ同行することになるが、未来で起こるという戦争の発端となるの
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ジュブナイル(2000年製作の映画)

4.3

夏休みを利用してキャンプに来ていた少年少女が、森に落ちるまぶしい光を目撃。そこで奇妙なロボット・テトラと出会う。彼らと謎のロボットとの交流を描いたSFファンタジー。
処女作には、作家のぜんぶが詰まって
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

1.5

すげーヤだった。鼻持ちならないおはなしだと思う。
のび太くんが、今後のしずかちゃんの幸せを願うなら自分は身を引くべきだって、一度はそういう結論に至ってからの、どういうわけか大逆転した世界線の未来では、
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.9

感動エピソード数珠繋ぎで、最終回までのリアルタイムアタックじゃい!『ドラえもん』というコンテンツのイチバン良いオイシイところだけ抽出して、最強打線組んでみた!みたいな王道ど真ん中な特別編。あんまり批判>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海誠作品のなかで異質なのは、等価交換の物語ではなく、すでに何かを失っている人間が、生きる力を獲得していく物語であるという点。とてもエネルギッシュ。
前提として現実の日本を舞台にしているから、実際にお
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彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

3.5

新海誠の初監督作品『彼女と彼女の猫』を原作にテレビアニメ化した全4話の総集編に、新規カットを加えて映画化。卒業を控えて就職活動に追われる女子学生と、その飼い猫の暮らしを、猫の視点から繊細な感情表現を交>>続きを読む

ヘルウィン(2019年製作の映画)

3.5

同級生を惨殺した高校生殺人鬼・トリックが、警察の銃弾を浴びて七階から落下するも姿を消した。そして、毎年ハロウィンの日になると、町に仮面をかぶったトリックが現れて大量殺人をおこない町を恐怖に陥れる。真相>>続きを読む

カオス(2000年製作の映画)

3.5

妻を誘拐された実業家のもとに、誘拐犯から身代金を要求する電話が掛かってくるが、これは妻が夫の自分への愛情を確かめたいがために、便利屋を雇って仕組んだ狂言誘拐だった。
ノリノリなファム・ファタール中谷美
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エクソシスター 悪夢の夜明け(2019年製作の映画)

3.7

戦後PTSDをわずらう父親に自分以外の家族全員を惨殺されて孤児となった少女は、人里離れた修道院に身を寄せシスターとして平穏に過ごしていたが、いつしか悪魔の存在を近くに感じるようになる。それは修道院を襲>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

3.6

ハロウィンパーティーの後、ダイナーに寄った仲良し女の子ふたりが、そこでピエロメイクをした殺人鬼と出会ったことで、恐怖の一夜を過ごすこととなってしまう。仮装系スプラッター作品。
前半と後半で主人公が変わ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

すべてを失った戦後日本をさらにゴジラの驚異が襲う。戦後、日本。無(ゼロ)から負(マイナス)へ。というのが広報のキャッチフレーズだったけれど、物語のはじまりは1944年。終戦の一年前だ。タイトルのダブル>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.3

梅雨の季節に出会った15歳の少年と27歳の女性をめぐるドラマを、美麗なアニメーションならではの表現で描く。新海誠監督作品。
エンターテイメントに徹した『君の名は。』の一個前の作品で、現実の世界を舞台に
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だれかのまなざし(2013年製作の映画)

4.0

「吊革をまるで命綱みたいに強く握って…」
詩人ですね。上空からの日が沈んだ都会を見下ろす。平凡なくたびれOLの人生を優しい視線から語っていくのは、実家にいる猫ちゃんのまなざし。
みんなスマホがさらに進
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

4.0

ラジオ好きの少女が、不思議な雰囲気をまとった少年に出会い、幻の地下世界アガルタをめぐる陰謀に巻き込まれていく。そんな異世界冒険映画。
主人公のアスナちゃんには、ほとんど主体性がない。内面がよくわかんな
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

5.0

「あのキスのあとでは、世界の何もかもが変わってしまった気がしたから。」

うううあ!キッツい!これは、やばいぞ…。いいところに当たる。イタ気持ちよさの中毒性。中学時代までの遠距離恋愛を永久に引きずって
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猫の集会(2007年製作の映画)

4.0

新海誠は猫が好き。
気持ちよく寝ていたイエネコのチョビは、家族みんなから尻尾を踏まれて人間を恨むけど…。おまぬけな猫ちゃんのおはなし。
動物と僕らは、本当に通じ合ってんのかな?そんな疑問。自分が帰って
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.7

ザッツセカイ系。
戦争により、北海道と本州以下が南北に分断された日本を描くSF作品。舞台設定や世界観がムヅカシイから取っつきにくい。要するに、青森県に住む少年少女が、ここではないどこかへ行きたいと望む
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.5

地球外生命体の脅威にさらされた未来のセカイが舞台。携帯電話のメールサービスをモチーフに、宇宙に旅立った少女と地球に残った少年の遠距離恋愛を描く。無名時代の新海誠が、ほとんど一人で作ったというインデペン>>続きを読む