イッテルビウム中田さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

イッテルビウム中田

イッテルビウム中田

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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

・今作は女性キャラの活躍が目立った。以下にそれぞれの見所を記したい。
「純黒の悪夢」を彷彿とさせるコナン、赤井、安室による夢の共闘も女性陣の活躍の前では霞んでしまったようにすら感じる。

灰原哀
・本
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LETO -レト-(2018年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇷🇺
・ソ連のロックバンドКино
・白黒の映像に堂々と落書きする。
・ロックの本質は反抗。社会や権力に噛み付くところにある。
・マイクからヴィクトルへの世代交代。

・Psycho Kil
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ブレイブ・ロード~名もなき英雄~(2017年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇹🇷
・朝鮮戦争にトルコ軍が参戦していた事実に驚いた。マリリン・モンローの激励もビックリ。
・国籍も血のつながりもない二人は親子のように心を通わせる。そこに言葉、人種、宗教の壁はない。
・ア
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇫🇮
・主演のSiiri Solalinnaちゃんが美人すぎる。
・おとぎ話のような世界観は開始数分で終わる。表層的には理想の家族。ただし、歪んでいる。歪んだ母子像がテーマ。
・子守唄もフィ
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇫🇮
・バンド組んで12年。ライブ未経験、オリジナル曲無しという設定が既に面白い。
・半地下から大舞台に上がるキッカケは二回ともトナカイに起因しているのがフィンランドらしくて良い。
・オービ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇫🇮
・ムーミン
・本業の芸術家としては売れなかった。気分転換で描いたムーミンで世界中にヒットした。
・偉大な芸術家の父との軋轢や彼女のコンプレックスをうまく描いている。
・タバコとダンスが
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ファブリックの女王(2015年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇫🇮
・劇中劇。全体的にセットは簡素。余計な情報が遮断され、世界観に没入できた。
・男性社会や大量生産に真っ向から挑戦するアルミ・ラティア。彼女を美化せず、気性が激しく不倫や酒に溺れる人間く
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇫🇮
・異文化の共生が主題。中国人はフィンランドの雄大な自然に心を癒され、フィンランド人は中華料理の食に体が癒される。
・チェンの中華料理が美味しいのが画面越しに伝わる。
・前半は食を中心に
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇬🇧
・誰もがすれ違いながら生きている。あの時ほんの少し勇気があればって経験が二人と重ねてしまう。
・男女の友情は儚く脆い。
・二人とも自分勝手だ。ただ、そのくらい強引じゃないと埋まらないの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇰🇷
・前半。家族を豪邸に送り込む過程にワクワクした。テンポも良くコミカル。
・うまくやっていく家族。四人とも繕えるだけの能力や経験がある。
・大雨の日。束の間の団欒から後半編が始まり、一気
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇮🇳
・派手なダンスは無いが、スタイリッシュな音楽と前向きな歌詞が物語に華を添える。
・English Vinglis と Manhattan めちゃめちゃ好き。おしゃれ。
・結婚式のスピー
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇮🇳
・滝登り。シヴドゥの筋肉の躍動感に仮面の美女による艶やかな歌が合わさって強烈に印象に残っている。
・アヴァンティカを口説き落とすシーンにどこか幻想的な美しさを感じた。武装を解いて化粧を
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇺🇸
・生きる意味を考える。哲学的な犬が転生を繰り返す中でたどり着く結論は、人間にも通ずるところがある。
・カルロスから人間の孤独を知る。劇中で描かれないイーサンの空白の年月にも重なる部分が
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇮🇳
・3時間に友情、アクション、猛獣、ナートゥ、歌、組体操、肩車・・と枚挙に暇がないほど詰まってる。伏線も丁寧に回収。
・どのカットもエネルギッシュで熱量のある映画。つまらない場面が一つも
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇯🇵
・水磔の刑、穴吊りの拷問。鼾。
・保身のために何度も裏切るキチジロー。
・ロドリゴはキリストの受難に自身を重ねてる節がある。
・キリスト教を根本から断ちたい長崎奉行。
・偶像崇拝と絵踏
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エリザのために(2016年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇷🇴
・娘のために権力を濫用して裏口工作するなロメオ。不倫していても、エリザを想う気持ちは本物。
・前提として娘が試験数日前に強姦未遂に遭ったことを踏まえると同情する部分もある。
・ルーマニ
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇵🇱
・ミュージカル映画、ときどきホラー。世界観は幻想的でありながらもどこか残酷。
・音楽大国ポーランド。Ballady i Romanse監修の音楽が実に心地良い。
・人魚の二人には羞恥が
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ざくろの色(1971年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇷🇺
・芸術を感じろを体感した。
・アルメニアの遊吟詩人のお話。

余談だが、映画に造詣ある友人曰く当時の政治的事情からカットされたシーンもあるようだ。

火の馬(1964年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇷🇺
・中〇しする様子をザクロの実をパラパラとばら撒く表現で描いていた
・マリーチカは事故で落命し、恋人を失った刹那、映像は彩りを失う。モノクロの世界は悲しみに暮れるイワンそのものだった。
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マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇮🇩
・男尊女卑への強烈なアンチテーゼ
・出てくる男が総じてクズ。出産が遅いからと手を上げる夫にドン引き。
・一撃で首をぶっ飛ばす鉈は流石に強すぎる。
・スンバ島の景色が美しい。首をスイカの
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くじらびと(2021年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇮🇩
・大自然との格闘。命の奪い合い。
・ドローンによる空撮。青く壮大な海。
・ラマファが銛を差す瞬間は迫力がある。
・漁の期間中は夫婦喧嘩はするな、取り分で揉めないようにする、など村の慣習
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バッファロー・ボーイズ(2018年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇮🇩
・前半は格闘術、後半は西部劇ばりの撃ち合いが多い。アクションはド派手。ヒロインも武器を手に戦闘に参加する。
・兄弟はアメリカ育ちの設定。シラットの使い手等ではない。タイトル回収にもこの
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サーミの血(2016年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇸🇪
・屈辱的な身体測定とカメラのフラッシュが視覚的にも聴覚的にも印象に残った。視覚的といえば、ハエの音も。
・食事の習慣やマナーで看破される
・踊れないスウェーデンの体操。他と明らかな体格
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ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語(2021年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇸🇦
・サウジアラビアのムハンマド皇太子が設立したミスク財団の子会社が手がける。声優陣も豪華。本気度が伝わる。
・正統派のサウジアラビアの国の歴史や信念、文化や宗教観を描いている。オチは「そ
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇱🇷
・リベリアが舞台
・日本人監督と日本人カメラマンが撮った作品。製作にはリベリア人とアメリカ人による混成チームで臨んだそうだ。
・リベリアでの過酷な労働環境と貧しい生活。憧れのニューヨー
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葡萄畑に帰ろう(2017年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇬🇪
・葡萄畑の描写は少ない。英題のThe Chairのが的確。椅子は権力の象徴で、それにしがみつく人間の本質をうまく描いている。
・全体的にユーモラスでありながら風刺が効いている。
・最初
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VIKING バイキング 誇り高き戦士たち(2016年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇷🇺
・題名はヴァイキングだが、大海原での戦闘シーンは無い。ただ、甲冑や戦闘方法にその名残が見られる。戦闘シーンは圧巻の出来。
・妻・ログネダの嫉妬。
・ひとりの英雄が罪を告白して赦しを乞う
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歌声にのった少年(2015年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇵🇸
・パレスチナのガザ地区からオーディション番組「アラブ・アイドル」で優勝してスターになるムハンマド・アッサーフの実話。
・新品の楽器も臓器移植もガザ地区では手に入らない。瓦礫だらけの街や
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君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇦🇫
・アフガニスタンが舞台。裕福な家庭の子アミールと被差別民族であるハザラ人の召使ハッサンの物語。
・凧揚げ競技の映像は見事。
・邦題の「君のためなら千回でも」は劇中二度聞くことができる台
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇮🇷
・冤罪による死刑も神の思し召しである。否、それではやるせないのがミナとレザである。
・白い牛は無実の罪で処刑される人を象徴している。死刑制度への警鐘か。
・口紅を塗るシーンは妖艶。直接
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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇷🇸

・鉄道事故を鉄道運転士の視点で考えるブラックコメディ。
・事故に対する考え方が大きく異なるので見終わると不思議な感覚になった。
・イリヤは異常者ではない。職業として罪のない殺人を受け
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聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇬🇪
・映像も音もジョージアの火や水をよく捉えていて美しい。時折工事現場の音が静寂を切り裂くかのように騒々しい。自然と文明の対立構造。
・キリスト教、イスラム教、無神論の科学者の道に進んだ三
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇵🇱
・前科者が小さな嘘から聖職者に成りすます話
・彼は聖職者ではない。ところが、神に仕える姿勢は本物である。
・彼は悪人なのだろうか?それとも、善人なのだろうか?
・形式が分からずスマホで
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アナザー・デイ・オブ・ライフ(2018年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇦🇴
・アンゴラ内戦の映画
・真実を報道するべく、アンゴラ南部の危険地帯に赴くポーランド人記者のジャーナリズムがすごい。
・学校に通わせてもらうことを条件に参加する子供が印象的だった。
・カ
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ダイダロス 希望の大地(2012年製作の映画)

5.0

自分用メモ🇰🇿
・馬を駆使した戦闘シーンが迫力ある
・ジュンガル側の画一された甲冑に対して、カザフ側は衣装もバラバラで多様性がある。それが強いリーダーの不在も意味している。
・タイマスの嫉妬がなんとも
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