シミステツさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

マトリックス(1999年製作の映画)

3.7

トリニティーのジャンプの格好とか真似したいな(中学の頃真似してた友人がいたが全然分からなかった)。
凄腕ハッカーのネオ。ある日自宅のPCに謎のメッセージが届く。そんな中トリニティと出会い危険に晒されて
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

運命の槍を手にしたものは世界を支配する。

天使や悪魔を見分ける能力を持つコンスタンティン。天国と地獄のバランスが崩れ去る危機を予感。ハーフ・ブリード。メリケンサック。ティルダが美しい。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破り追放処分になったジョン・ウィック。1400万ドルの賞金首に。投げナイフよいし、目に刺すところ痛い。大事な犬をコンチネンタルホテルに送っておくジョンも愛らしい。馬の>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

伝説の殺し屋ジョン・ウィック、別名ババヤガ。足を洗い平穏に過ごしていたものの、すべてをマフィアに奪われブチギレ。車奪ってやったぜつってその相手がジョン・ウィックだった時の絶望よ。シンプルでいい。「強す>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.7

さりげなく出てきた鉛筆1本で殺したってエピソードすごすぎないか。殺しの依頼断ったらバズーカで家ごと燃やされるの理不尽すぎる。7億円の懸賞金を懸けられて世界中に敵だらけ。美術館でのジョン・ウィック強すぎ>>続きを読む

白河夜船(2015年製作の映画)

3.6

「もう一度また寝てたでしょって言って」

親友のしおりの死、不倫の不安や寂しさ。眠りが長くなるの分かるな。向き合うべき現実の少なさというか、自分自身への愛情の低下というか。
添い寝屋のしおりは寂しくさ
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母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。(2018年製作の映画)

3.5

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急性白血病だった聡。その時強く自信を持って励ましてくれた母。その後突然の母の癌。今度は聡が励まし支えていく。家族愛。兄が熱い。全裸で海に飛び込むシーン良かった。

「絶対大丈夫だから!絶対!」
「お兄
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お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

お父さんと伊藤さんとの奇妙な3人暮らし。
お父さんの「〜なのかな?」という口癖が絶妙でクセになる。

ネジで仲良くなるふたりのシーンはホッコリするし、ホームセンターで楽しんでくれたお父さん。万引きを繰
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イン・ザ・プール(2005年製作の映画)

3.3

女王様に踏まれる快感のパック入りのしらたき、着想も映像としてもいいな。勃起症の田口、毎日プールで泳ぐ大森、脅迫観念症の岩村など個性的な面々。温泉接待旅行はピンチすぎる。

三木監督は昔から黒モザイク好
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.6

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クリードの幼馴染でムショ上がりで保護観察中のデイミアン。ある日ドラゴはパーティで襲われチャベス戦が絶望になり、デイムを対戦相手に推すクリード。負け犬の物語がここから始まる。

「アポロ・クリードは負け
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「変えたいけど何か分からない」
分からない、言葉にできないことってあるよね。不安で訳が分からなくて、でも父親といたい。ニコラスの自傷行為に気付いたときも一生懸命に向き合って叱るピーター。仕事ばかりで家
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お兄チャンは戦場に行った!?(2013年製作の映画)

2.8

引きこもりを続けた兄はカメラマンになるという夢とともに部屋を出て女優を目指している妹に会いに行く。戦場カメラマンになるという兄。幸運のお守り。下の毛。

沈まない三つの家(2013年製作の映画)

3.0

沈みゆく家族、それでも、沈まない家族。3つの家族の群像劇。吃音症の妹の葛藤。離婚する両親のどちらと住むか。

冒頭の親が管理ガバガバすぎてもう。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.8

打ち上げ花火は横から見ると丸いのか、平べったいのか。ひと夏の青春。転校間近、典道と祐介、水泳の勝負で勝った方と駆け落ちを考えるなずなの逃避行。最後の夜プールで泳ぐシーン、REMEDIOSの『Forev>>続きを読む

ある船頭の話(2019年製作の映画)

4.3

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船頭のトイチは渡し舟を漕ぐ日々。上では橋が建設中。橋ができたら便利になるのか。効率・利便への問いかけ。時代の流れに抗わない、怒りを示さないトイチは素敵だけれど、それでも葛藤を抱えて脳内にいろんな声が流>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

人は表出する部分だけでは、その人となりの本質や全体像を推し量ることはできない。顔を見て、話をして、その言葉や表情、温度からその人のことを理解することはできるが、それが正しいその人だということは断定でき>>続きを読む

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.9

インテリアや小物も北欧のテイストでかわいくて、料理もシズル感ある。カラグレがよくて緑の発色が綺麗。

有名人の母を持つ優子のコンプレックス。あなたにはこれが合うって正解を当てられちゃう感じは娘からした
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.4

しおしおミロ。オープニングめちゃくちゃいい。
ジリ貧の人生。静電気でパチっとしないから雨夜くんに運命を感じたり、母親が昏睡状態になったり。

「よろしくお願い島津藩」
ツタンカーメンの占い機を探す旅。
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.3

第1番
売れない女優をテーマにしたオムニバス。
仲の良い弟に彼女ができる。彼女の存在が鏡となって自らのあり方を振り返るマチ子。

第2番
独身、既婚それぞれの人生。まりっぺの婚約者の浮気発覚を機にそれ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

静止画のコマ送りが癖になる。第3次世界大戦で放射能に汚染されたパリ。地下に生きる捕虜の中から1人の男を過去へと送り込む。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.2

評価が低すぎて気になったので視聴。酷評されているほどつまらなくはなかったし、普通に三木監督作品を知っていれば楽しめるんじゃないかと思った。

怪獣退治の別動隊・特務隊が大怪獣のあとしまつに挑むストーリ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

給与格差、性的指向、ヒエラルキー、男女の役割、イデオロギー批判…シニカルなブラックコメディ。

バレンシアガの顔、H&Mの顔、と今後にさせるところ面白い。ハッシュタグ友情、ハッシュタグストップ温暖化み
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アネット(2021年製作の映画)

3.4

「上映中の呼吸は一切禁止です」
最初のマインドセットおもしろい。

画面の移ろいが危うくて編集演出がおもしろい。
スタンダップ・コメディアンのヘンリーとオペラ歌手のアンが恋に落ち、アネットが生まれるも
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

1984年、東西統一前の東ドイツ。反体制疑義への監視をしていたヴィースラー大尉が劇作家・ドライマンの世界に魅了されていく。

圧力をかけられると罪のある者は怒るのではなく泣き、用意された言葉に縋るため
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草の上の昼食(1959年製作の映画)

3.7

人工授精と愛。暴風で高ぶる感情など科学的に説明できないものもある。男性不信のネネットはアレクシに出会い、ふたりは恋に落ちていく。結局、愛には勝てない。アントワネット。

「たぶん幸福とは自然の秩序に従
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雨に叫べば(2021年製作の映画)

3.4

ハッキリしない新人監督に苛立ちの募る現場スタッフ、ギクシャクした現場。男尊女卑、イビられる監督。台詞覚えできないチヤホヤされた前貼り嫌いのアイドル。脚本を変えるとき一報入れるとかは当たり前だよね。本番>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.7

誰も読まないのに死んじゃったウサギへ手紙を書くっておかしいと冷めた息子。父親をりょうちゃんと呼ぶ。外科医になりたかった良多。ピアノの調律師になりたいあつし。医者がいいと吹き込む恭平。職業の貴賤。『歩い>>続きを読む

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.0

武田鉄矢がめちゃくちゃ武田鉄矢。桃井かおりがイモっぽくてかわいい。
島勇作がムショ明けのビール飲むシーン、「千鳥かまいたちアワー」の食べっぷりグランプリでしか観てなかったがめちゃくちゃ再現性が高かった
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

コメディアン志望でラングフォードのファンであるパプキンが同じくファンのマーシャと手を組み誘拐、替わりにTVショーに出演していく。

キング・オブ・コメディを夢見るパプキン。「なりきり」が本格的だし、ラ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.7

難民と家族愛を描く。過去は捨てられる。人生はやり直せる。レストランオーナーのヴィクストロムと最初殴り合いだったのによく雇ってもらえた。人生をやり直す人間たちのシンパシーのようなものだろうか。犬にアラビ>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.8

孤独な男が出会った美女がマフィアのボスの愛人だったというお話。

「寂しそうだったの」とカフェで向かいに座るミルヤ。コイスティネンも結婚するか?映画行くか?とデートが決まる。身なりを綺麗にし、愛車に掃
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.6


暴漢に襲われて金も盗み取られフルボッコで意識不明の重体。病院から脱走し行き倒れていたところをニーミネン一家に助けられる。

「この世は神の慈悲ではなく自力で生きねば」という言葉が世知辛さを表していた
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