このレビューはネタバレを含みます
前半は混沌としていてよく分からないまま見ていましたが、後半は戦闘シーンの見所も多く展開的にもかなり面白かったです!
また、チーム戦の聖杯戦争がゆえにサーヴァント数が多く、それぞれの英雄の過去の物語を知ることが出来たのも良かったです。
---(以下ネタバレ)---
冒頭で述べたとおり、前半は赤と黒の陣営、後半は分裂して大きく3つの陣営に分かれてのチーム戦という形の聖杯戦争でした。
前半はごちゃごちゃしていてあまり惹かれる要素はなかったですが、逆に言えば「戦争」の本質が描かれていたのではないかなとは思います。
後半において、天草四郎が大聖杯を用いて実現させようとした人類救済の内容(魂の物質化)は考えさせられるものでした。展開としては最後に邪龍となったジークが大聖杯を抱えて人のいない地球の裏側に飛んで行った後、どれだけの時が経ったかは分かりませんがジャンヌ・ダルクとジークがお互いのことを覚えている状態で再会でき、ジークも人の姿に戻れたことに感動しました。
また冒頭に述べた戦闘シーンの見所として特に印象的なのは以下の4シーンでした。(もちろんそれ以外もあります)
1、アタランテがオルタ化した後の戦闘シーン
2、ジャンヌ・ダルクの第二魔法
3、ケイローンとアキレウスの戦闘シーン
4、アストルフォの宝具解放
なお、ジークフリートとカルナの戦いは凄かったのですが、異次元の戦いゆえに少しついていくのが大変でした。
前半と後半で評価がかなり変わりましたが、最終的には良い終わり方だったと思います。