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とある魔術の禁書目録の群青のレビュー・感想・評価

とある魔術の禁書目録(2008年製作のアニメ)
3.3
主人公がベランダにぶら下がっている女の子に会ってから始まる話。


超能力と魔術が共存している世界で、そのどちらにも属さないような能力を持つ男が主人公。
右手に宿る力はあらゆる魔術・超能力の効果を打ち消す幻想殺し(イマジン・ブレイカー)だった!!
名前とルビが違う、なんとも中二チックなネーミングセンスが全編にわたってある。


よくある能力バトルだが、名前とそれぞれの能力がよく考えられている。

強い超能力とは何かと考えた時に、炎を操るとかの自然を操る力はどちらかというと低い。
むしろ概念や既存の法則に影響を及ぼす能力だと強い。
超能力だと1位のキャラが使う能力が数学のベクトルを操る力なのだ。
ベクトルを操るということは一歩前に出ただけで一瞬で距離を縮めることができるし、たとえ銃弾を撃たれても反射される。
え?無敵じゃね?
だからこそ1位なわけだが、ここで超能力的には無能と診断されていた主人公の出番。
全ての特殊能力を打ち消す能力のため、彼だけが殴れるという展開。アツい!笑

魔術側も魔術側で超能力とはまた別の力のため苦戦しながらも戦っていく。


ストーリーは良かったがヒロインの存在感が弱い。庇護される立場のため前線に出れないのは痛い。
お陰で年下にはなるが中学生のキャラの方がツンデレで人気が出る始末。仕方がないか!笑

ストーリーも良かったがラストがしょぼいエピソードなのでなんでも尻すぼみ感が否めないのもよくないところ…
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