“シンギュラリティの向こう側”
シーズン1でバラまかれた伏線が全てキレイに回収、かつ、この作品の位置付けが理解できてとてもスッキリ。
そして楽しかった😆
「士郎攻殻」から「押井攻殻」が生まれたように神山& 荒牧監督は初めての人にも理解できる新しいエンターテインメント攻殻機動隊を見せてくれました。
(間違いなく賛否両論有😅)
そのために本作ではジョージ・オーウェルの『1984』、そして『シンギュラリティ理論』といった、既に世の中に提示されているテーマをテンプレートにしています。
なので見方によっては過去の様々なSF作品との共通点を見ることができるかもしれません。
例えばシンギュラリティの先に生まれると言われているポストヒューマン。
『2001年宇宙の旅』のボーマン
『マトリックス』のネオ
『メッセージ』のルイーズ
彼らはある意味ポストヒューマンなのかも…
とは言いながら、攻殻機動隊の世界観の根幹にある「ゴースト(精神世界)」と「電脳空間」の関係もしっかりと描いています。
特に「ゴースト」について、“ノスタルジー”や“ロマンティスト”といったキーワードで語られるのは新鮮な感覚。
最後のオチは少々『マトリックス』感が否めませんが、これは『攻殻機動隊』から生まれた同作へのアンサーだと思うことにしましたw
(オチだけでなくあちこちに『マトリックス』的なものが…)
そしてラストシーン
やっぱりそう終わるのねという従来ファンへの目配せがどう映るか?
自分はあの少佐を観ることができて単純に嬉しかったです😄
p.s.
“N”って、Netflixの“N”?😁