空中ブランコの7の情報・感想・評価

エピソード07
ハリネズミ
拍手:10回
あらすじ
猪野誠司は「般若の誠司」の異名で恐れられるヤクザ。しかし実は尖端恐怖症で、ボールペンの先、フォーク、テーブルの角、サンマ、どれも叫び声をあげる程怖い。伊良部はマユミと二人で恐怖に叫ぶ誠司を羽交い絞めにして嬉々として注射を打ち、憔悴した誠司に逆療法が有効と言い放つ。一方、誠司の内縁の妻が出店しようとする飲食店が敵対する吉安一家の支配地域にあり、吉安一家の刃物使いの名手、ヤッパのヤスが誠司の前に現れ脅そうとする。
コメント4件
つゥ

つゥ

2025-02-08
きよひ

きよひ

ヤクザのはなし。面白かった。4点
8823peメモ

8823peメモ

このコメントはネタバレを含みます

「僕大好きなんだ。仁義なき戦い。広島死闘編が特に」 ビビりで繊細…チワワ 症状 強迫神経症 (尖端恐怖症) 「どうも、福井っちです。尖端恐怖症は、鋭利なものを必要以上に恐ろしく感じる症状です。ハサミ、鉛筆、爪楊枝など、特定の物や場面を避けるこだわりの病気とも言えます。恐怖を感じるとパニックに陥り、その慌てた行動で怪我や事故にも繋がることもあります」…「落ち込むことないって。逆療法っていってね、精神医学界では定番の治療法なんだよね」…「正確には暴露療法と言います。嫌な場面に身を晒して慣れてしまえという少々強引な治療法ですが、上手くいけば効果的面。治療する方も気合いが入ります。あ、もちろん実際にはご本人同意のもと行います」 ★「ドスも持てないヤクザ屋さんかあ。この家業向いてないんじゃないの?」…「向いてると思うけどなあ。計算強いし、才覚あるし、それに何より几帳面だし。お店やろうよ足洗って。かずみ2号店」「あのなあ、紀尾井組の親分は俺みたいな若造に事務所を持たせてくれたんだぞ。受けた恩、仇で返すような真似できるか。仁義ってもんがあるだ」「出た!何かっていうと仁義仁義。結局は組の言いなりじゃない。情けない」「そんな簡単なもんじゃねえんだ!極道はな…」「偉そうに。こんなのも(カットされて尖ったきゅうり)ダメなくせに」 「〈大丈夫…怖くない…怖くない…〉」「凄いなあ。バイオレンスな毎日を送っているんだねえ」ビビりながらもゴーグルをつけてイキる 「口の聞き方に気をつけろ。うちが何かと世話になってる精神科医の…あ、精神会の伊良部先生だ」 「この人チックが出てるよ」「チック?」「そう、神経症の症状」 「この人、ブランケット症候群だよ」「ブランケット症候群?」「ほら、お気に入りの毛布がないと安心できないって子供がいるでしょ。それと同じ」…「子供が玩具やぬいぐるみを手放さないのは、安心を常に確保したいからです。しかし、誰もがなにがしかの安心グッズを持っているのではないでしょうか。ヨシヤスさんは、長年の恐怖との戦いからドスを持って安心したいんでしょうね。どうも福井っちでした」 「極道なんてみんなそんなもんかもしれねえなあ。弱いところがあるから精一杯突っ張って生きてる」
碧

人の見えない部分について想像を巡らすきっかけになる話は見てよかったと思える。