CLANNAD -クラナド-の18の情報・感想・評価

坂上智代ルートが短すぎる印象。 最後に察する坂上智代と藤林姉妹。

一気に失恋

「オーバー」を使いながらフラグを全折りする演出は、アニメ完全オリジナルのエピソードだが、ヘタしたら学園編でもっとと心を動かされるシーンでもあったし、アニメ演出的にも1期最大の見所と言ってもいい。 原作信者的にも、「オーバー」という隠れ名曲をこんな形で使ってくれたことにはいたく感動したものだ （音楽に関しては、京アニはオーバー以外にもソララドやサントラ収録オンリーの未使用曲まで使うという原作信者っぷりだが） 人間ドラマをテレビで「本当に」アニメ化できるのは京アニだけだと思っているのだが、それはアニメには不可能な「役者の（表情）演技」を丁寧な作画で再現できるからだ。 AIRでの、トランプをしていた観鈴が突然発作を起こして泣き出してしまうシーンがその典型だが、CLANNAD学園編では、そのような作画による演技はほとんど見られなかったのだが…（BD特典の外伝の智代編を除いて）唯一？使われたのが、この18話のフラれた杏の、一瞬の作り笑顔を見せたあとの涙。 なんで藤林姉妹が泣いてるか、その本当の理由は、原作をプレイしないとわからないのだが……まぁ作画の力技でまぁ涙を誘う。

杏の、やだ…って笑ってから泣いちゃうところで無理。オレが幸せにするから。泣くな。