1期で晴れて渚と付き合うことになった朋也の人生の話。
1期目はヒロインたちのエピソードを消化したため、前半ではサブキャラクターのエピソード、中盤から本格的に渚とのafterの話になっていく。
サブキャラクターのエピソードは親友でもある春原の話が特によかった。
今作が人生と呼ばれる所以は今期にある。
プロポーズ、婚約、結婚、出産。
自分の人生から逃げ続けてきた朋也が自分が幸せになって良いのか、と思う気持ちを渚が少しずつ解いていく。
しかしここらはがヘビーなんだよ。なぜここまでの試練を与えるのか、ともう違う意味で泣きたくなってくる。俺の人生はなんだったのか、と捨て鉢になってもおかしくない。
しかしそれを救ってくるのは…
個別コメントでも書いたが、この作品のハイライトは言うまでもなく18話 大地の果て。
朋也が疎遠だった父の真意を理解し、自分はその父にすら劣ることをしでかしていたと反省する。
朋也は娘である潮に直接謝る。このくだり。
人生で一番泣いたのは子供のときに見た帰ってきたドラえもんとワイルドスピードスカイミッションのラストと、この19話。
何回観ても涙が溢れる。
娘 潮の健気さにまず一発やられ、ボロボロの状態で続きを見ていくとそのあと、朋也が潮に渚について説明する。
説明を続けようとするがでつっかえる。
思い出そうとしても思い出せない。
今まで封じ込めてきたから。
5年間忘れよう忘れようとしていたことをやっと思い出した敵、涙が溢れる。渚のフラッシュバック。
俺、涙腺決壊笑
マジで泣くしかない。人生だわ…
続く19話も相当だが個人的にはこの18話。
ラストは結局どういうことなんだ?となるが、朋也があの坂で渚に声をかけたことによって始まった長い長い坂の話を考えると理解できるかも。
彼は少しずつ変わりながら、干渉したくなかった他者と干渉を始めていった。
その流れでいがみあったり、助け合ったりしながらある種、誰かの救いとなっていった。
そう、潮の流れのように。
そうした一つ一つの救いが彼にここぞというときに最終的な未来を選ばせてくれたのだと思う。というか、調べればわかる!笑
生きていく中で経験していく浮き沈みも
、小さな手のひらで全てまるめればそれは人生の一部でしかない。
ありがとうCLANNAD。