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メダロットの映画初心者のレビュー・感想・評価

メダロット(1999年製作のアニメ)
4.1
作画オタク界隈で有名な作品。劇場作品によく参加しているスタッフがTVアニメに大集結した珍しい、そして作品自体も面白い。メダロット25周年記念でYouTubeにて毎週配信され始めました(2022年~2023年)

映画「人狼」あたりの面子がだいたい揃っていて強強。それ以外にも今やグレンラガン等で有名な今石さんが担当した回もあり、緩いデザインならではの自由さがありました。基本的にコミカルでギャグっぽい作品ですので、許容範囲が大きい。子供視点で描かれる作品ですが、敵のロボロボ団リーダーと科学者女性との恋愛関係になっていく21話なども印象的です。

ベスト回は、44話です。これが最高!!終始笑いっぱなしの、スペースダンディのうえのきみこ回と似た良さがありました。

ただ、ストーリーの軸が強くなる回、特に3クール目は今まであった緩さがなくなり良さがなくなっていました。4クール目でその欠点がなくなり、また緩さが戻ってくるのですが。


(好きな回)
1話、8話、9話、12話、13話、14話、16話、17話、18話、23話、29話、33話、36話、43話、44話

【OP】
最高すぎる。井上俊之、安藤真裕の原画クレジット。アニメーションの快楽性がぶっ飛んだOPでした。

【1話】
正直なめてました。かなり面白いです。ガイナックス作品のようなはちゃめちゃ展開とノリ。テンポが良く、キャラクターが活き活きとした画面でコンテの良さも感じます。音楽も良く、ここぞという場面で作画全開になりもうノリノリでした。冒頭から作画アニメのオーラが全開でこれは見るべき作品だと思わせる力、メダロットのバトルで動きが機械的に動いていて磯さんの影響を感じました。キャラクターのデザインがコンテで書かれるような省略されたものなのにとても魅力的。
今石さん、吉成さん、芳垣さんが原画クレジットされ、ガイナックス作品みたいに感じた自分は正しかったのだなと思いました。

【2話】
2話も純粋に面白い。このドタバタギャグっぷりが癖になってきます。生徒会の面々の手のひら返しなどキャラが活き活きとしてて良い。主人公のメダロットのメタビー、思ってるより自我意識が強く扱いづらいという設定も当時で考えるとポケモンのサトシとピカチュウのような関係を感じさせます。作画的に言えば、キャラの表情のバリュエーションが良く、まさかの西尾さん他が原画に参加してるなど謎の豪華さも見どころポイント。

【3話】
この安定した面白さが持続してて良いです。nro作画も登場し、毎話どこかしら作画的見どころがある。お話としても男山先生の無茶苦茶さと昭和臭さ全開の展開、そしてその展開を古臭いと劇中でいうメタっぷり。子供たちが夜の街に行くシーンもリストラおじさんに遭遇するなどどこかしら毒があって良いです。純粋に面白い。

【4話】
謎のぶっ飛び回。ヒロインが初登場する重要回なはずが狂ったストーリーテリングで大丈夫?となっちゃった。ハンターハンターキルア家のような学校の広大さ、1円を拾おうとする金持ちヒロインなど癖だらけ。
原画に安藤さんが参加するなど、なんだ毎回有名な原画マン参加するタイプの作品なんかなと思いました。

【5話】
海回。波の作画が良く、井上俊之さんが参加。巧い波はやっぱり違う。そして海回だから少しスケベ要素があるのかと思えば、一切なく。三味線弾きのおじさんとの特訓、そして勝利。三味線だけで会話する一連が切れ味たかく良かった。安定に面白い。

【6話】
グロス回。現トリガー社長の大塚さんの演出回ですが、グロス回なため作画は今までより低調。しかし、脚本の面白さで引っ張る力がありました。宇宙人の造形が「怪獣大戦争」のX星人のパロディですし、そのテキトーさ加減やひねりの効いた展開など面白いです。もっと作画が良ければサイコーだった。次回に期待。

【7話】
怪盗レトルト&ホラー回。中盤のホラー描写が定石通りの演出で上手いなぁと思ったら、コンテがまさかの平松さん。原画に鈴木博文さんなど相変わらずの強さ。噂のおばけの正体を暴き、かつ怪盗レトルトが登場と盛りだくさんの回。結構好きな回です。

【8話】
現状1話と同等、もしくはベスト回かも。とにかくガイナックス色が強く、最初から最後まで楽しい作画が続く。突拍子もない展開が緩い絵でほぼガイナックスアニメです。盗まれたロボトルを探すのですが、盗んだ相手が古典的なオタクな見た目してるのもまた良い。

【9話】
原画陣のレベルの高さが如実に現れている回。間違いなく作画回。大塚、西尾、松本、佐藤。強いメンバーによる豊かなアニメーションで最高。8話とはまた違ったベクトルの作画の良さ。9話にしてこれだけのメンバーを見れるのは至福。お話としては普通に面白い程度ですが、やたら巧い動きが続々出てくるので楽しめました。

【10話】
ロボトル大会回。そういやこのアニメ、ロボトルアニメだった。妙な間があるコンテでテンポの悪さを感じました。ただ、ライティング、影の使い方が巧く、テンポは悪いが演出を感じる回でした。内容は喧嘩してぎくしゃくし続ける回なので快楽は無いですね。タメ回でしょう。

【11話】
「男には3度泣いて良い時がある。父親が死んだ時、母親が死んだ時、そして箪笥に小指をぶつけた時だ」
お話が良い回ですね~。10話のタメが良く効いた開放感のある回。OPが流れる演出もあり、1クールのラストとして作っているんですかね。それにしては絵が緩い気がするんですけどね...

【12話】
今回から2クール目。カタログに載っていない謎のメダロット出現。

雷雨の川、溺れる犬を助けるメダロットのシーケンスが超良いです、作画も演出も。そしてギャグも面白く、コンテも広角レイアウトが多くギャグをより一層に面白くしています。とりわけAパートが良いですね。Bパートは、空地で謎のメダロットと対話するところで風がそよぐ音がする演出が良いですね。

【13話】
めちゃ面白い。絵コンテ:摩砂雪、コンテも話も良い。
サッカー少年に恋をする回。何をやっても予想と違う方向に転んでいってしまうギャグ。そして、出会いのシーンでは繊細な演出。それ以外は、広角レイアウトを多用したアクロバティックな見せ方。かなりお気に入り回。素直にずっと面白い。

【14話】
今石さんのコンテ、演出、作監回。どう考えても別アニメ。お話としてはいつものメダロットだけど、今石演出で全然テイストが変わってる。後年の今石演出と比べて、若干テンポ感にメリハリが無く、間延びしてしまっている感じも否めないですが、絵で楽しませてやるぞという気概を感じます。Bパートは全セルだらけで、今石さんの思想を感じる回でした。とても濃ゆい。

【15話】
作監の人の癖がよく出ている回ですね。目と目が離れていて印象的。作画としてカロリーは低く、いわゆる捨て回。

【16話】
良いギャグ回。しり上がりに面白くなる。前半部はホラー演出がうまい、ストーカーという見えない存在の怪しさが出ている。後半部は、ギャグ。特に先生が倒れて、先生を踏みつけながら先へ進んでいく面々、定番ギャグですがこういうの大好き

【17話】
怪盗レトルト回。冒頭からコンテ・レイアウトの良さが光っていると思いました。比較的広角ぎみの画面が続き、アングルによる演出効果が良く出ている。それでいて平面的な構図のカットも良い。
お話としてレトルトの正体が誰なのか探りながらも、かなりギャグ調で描かれていてユーモラス。良作回でしょう。

【18話】
今回も面白い。お話と自由な絵柄が楽しい。異色回とも言うべきで、PTA vs 子供たちを描く。PTA軍団がおばちゃんだらけで強烈、それがかなり自由な絵柄で描かれるため楽しい。ほぼクレヨンしんちゃんみたいな感じになってましたね。時には巨人の星のパロディを入れたり楽しい。
お話としても映像としてもかなり好きなタイプの回でした。

【19話】
神山健治コンテ回。特に面白くなかったですね。神山監督のコンテの特性を知れると思ったのですが、作家性は感じず普通でした。バスに乗ろうとダッシュする敵のシーン、一気に絵がリアルになるのは面白かった。

【20話】
2クール目終盤となり、話が大きく動き出す。ロボロボ団が本格的になり、メダロット博士の登場。それでいても、いつものようにロボトルバトルで締める紋切型の構成で見やすく、ギャグ描写もしっかりあり楽しめました。かなり体感が短く「えっ、もう終わったの!?」と思ってしまいました。

【21話】
子供視点ではなく、大人視点で描く物語。ロボロボ団の団長が潜入調査したところ、恋に落ち、それが儚い恋となる。そういった視点の物語をこのアニメで見れるとは思いませんでした。
また、エヴァを彷彿とさせる怪しい静寂な演出も良かった。
監督がコンテ、原画には林明美、松竹さんなど参加していることからも力が入っているという感じがします。

【22話】
初めての空中戦。声が裏返る系演技プランが今回多いですね、若干くどいところがあります。ゲストキャラがベスト級に可愛い。全体的に画面の彩度を落としたり、ラストシーケンスの煙エフェクトがカッコよかったりして良い。主人公のテキトー飛行装置に対して、「本当に合意とみてよろしいのでしょうか?」と困惑する展開に笑ってしまう。

【23話】「風と火の記憶」
吉原正行コンテ演出回。
かなり大人向けの回。とにかく環境音、鳥の鳴き声を入れて「自然」、時計の音を入れて「時間」を強調している。画作りもかっこよく、BL影、シルエットが多い。もう少しカット割りなど演出も良ければ、語り草になるような回だったでしょう。
原画には、西尾さんが参加するなど豪華回でもあります。

【24話】
舞踏会の回。前回と異なり、子供向けコメディ。普通に良かったですが、いまひとつ。冒頭の「虫」が嫌いな少年に対して、執事が虫という言葉を使ったジョークを言いまくる一連が良かったですね。

【25話】
全体的には平凡なのですが、結構話が進みましたね。冒頭のギャグの切味が良いです。急に無音になるギャグや、オヤジギャグからの閉店ガラガラなど。「ビーストマスター」「メダフォース」といったように新たな要素が登場。メダロット博士の過去の謎。次回へと明確に続く回でした。

【26話】
2クルー目最終話。ロクショウ、メタビーが共にレアメダル、メダフォース発動の回。前半Aパートの芝居は西尾さん、Bパートラストにかけてのアクションは吉成さんという感じでしょうか。とかく作画が良いなと思いました。お話としては、まぁ普通。2クール目最終話とあってもっと映像的な盛り上がりが欲しかったなという感じはあります。

【27話】
3クール目開始。主人公が全国ロボトルランキング3位となり、世の中に知られるようになる展開。今後の話数は色々な刺客が登場する展開になっていくんですかね。
お話としても映像としても普通さがある回でした。面白かったシーンはコンビニでメダロット博士がEDの曲を流しながら茶をすすってるところですね、シュールで良い。

【28話】
たこやき回。「地球はたこやき」。印象深い回です。
明石と大阪がごっちゃになっている感じがあって、やや微妙さがあります。「合意とみてよろしいですね」のセリフが結婚と重なってしまうギャグとか良いですよね。大阪女性キャラが強烈で、主人公に恋をする瞬間一連の作画が良かった。

【29話】
安藤真裕コンテ回。作画が暴れ気味で面白い回でした。雪が積もりすぎて、学校に閉じ込められた主人公たちを描く。パニック的な状況の中、ギャグもいれたりして面白い。人体模型を人と勘違いするあたりのテンポの良さで笑っちゃった。主人公達の軸だけでなく、男山の単独冒険劇の軸もあり、そっちも面白かった。
ギャグ顔が多く、あらゆる表情が堪能できて良い回。

【30話】
おやびんの子分の回。序盤は普通だなと思いましたが、Bパートから脚本の良さがあると思いました。具体的には、シアンドッグが不良グループに仲間入りするAパートの展開は普通だなと思いましたが、Bパートで子分が新しいメダロットを買ったことをシアンドッグが知る展開、ひよこの叔父さんに変装したおやびんが子分を励ますシーンは良かったなぁ。
ちょこちょこ構図が良くて絵的に及第点ちょい上ぐらいでした。

【31話】
久々のロボロボ団で懐かしいですね。新しいキャラ「りんたろう」も登場しますが、今回は普通って感じでした。ここらへんの話数は、毎回1話完結ではなく、完全に続くって感じですかね。

【32話】
かなりストーリー寄りの作品になってきてますね。1話完結の時の方が好きでした。特にロボロボ団の馬鹿馬鹿しさがなくなってしまってさみしい。ポケモン「ベストウィッシュ」の時のロケット団に通じる。

No.1メダロッター「X」の登場や、メダロット道場での特訓。色々ありますが、イマイチパンチが無かったですね。捨て回だと思います。今回1番の衝撃は、主人公の父親、ナレーションと同じなんか!ってなったことですね。

【33話】
まさかの歩道橋回。久々に軽いギャグ回で面白かった。色々と意味不明で面白い。歩道橋の代わりに唐突に横断歩道作ったり、歩道橋渡らせるためにF1カーを公道で走らせたり。ロボロボ団の馬鹿馬鹿しさが戻ってきて嬉しい。
「男山23歳独身っ!」からの「先生めちゃくちゃ鯖読んでません」の的確な小学生のツッコミに爆笑。

【34話】
神山健治コンテ・演出回。全体的に固い印象で稚拙さを感じました。1カット目が実写かつ、露骨にアニメーターの机で笑いました。それ以外は特に。ここらへんの話数は、次回が気になるような終わり方をしていると思いますが、それが逆に稚拙になっているような気がします。

【35話】
誘拐された母親を取り返す回。シリアスなシーンはありつつ、メダロットらしい乾いた面白さがある回でした。ロボロボ団の秘密基地が意外とでかくて本格的。終盤にある安藤さんのパートがとてもわかりやすい、いきなり躍動感のある動きになった。
主人公の父親の出番が1番多い回なんじゃないでしょうか。

【36話】
「どんなに弱い炎でも1つに集めれば、それは太陽をも凌ぐ炎になる」
なんだこのグレンラガンみたいなセリフは。

作画回。キャラの顔、手、腕の肉付きなどが丸っぽくて良すぎる~。どこかりょーちもさんっぽさがある柔らかさ。板野一郎など参加し、戦闘シーンも動作を逃げずに描いてて生々しい。お話としても盛り上がりがあり良かった。

宇宙メダロッターX vs 主人公。宇宙メダロッターXの仮面が割れて素顔が見えるかと思えばまた仮面、怪盗レトルトだった~というくだらない面白さ、からの「でもあんまり変わってないわ」のツッコミで笑っちゃった。

3クール目の毎回次の話数が気になるオチにしようとして滑ってる感じは相変わらずだけど。

【37話】
今回は普通でしたね。キャラが集合しますが、盛り上がりが薄く、予定調和。3クール目は外れが多いな。
「説得力もないくせに説得しようとするな」とロボロボ団に暴言を吐く主人公が良いですね
遺跡にはメダロットの絵が描かれているという設定は後で活きてくるのでしょうか。

【38話】
メダロットは古代文明の技術だ、な、なんだって~。MMRみたいな展開だ。敵側の大将の初顔出しなど展開づくしですが、やっぱりメダロットは1話完結の方が面白い、完全に1話完結型ではなくなったことでつまらなくなってしまいましたね。

【39話】
3クール目ラスト回。巨大メダロット vs 主人公たち。監督がコンテを切り、流石に作画良いシーンもありました。顔が良いカットも多い。ただ好きかというと、後処理的な匂いがしてそんなに好きじゃないです。
巨大メダロットのメダルを外すシーン、ノンクレでnroっぽいんですよね~、どうなんですかね
ラストの草むらに寝て鳥が鳴り響いているシーンが良い、静寂で大きな仕事を終えた感があって良い。

【40話】
4クール目突入。世界大会編。宇宙メダロッターXの代わりに仮面を被ったカリンがガイナ立ちで登場するのは熱い!
世界チャンピオンとの闘い→敗北という王道の流れ。これから成長物語になっていくんでしょうね。
コンビニでの宇宙メダロッターXと博士とのやりとりはギャグで良い!
4クール目からまたあの乾いたユーモラスさが戻ってきて嬉しいです。

【41話】
神山健治回。
日本vsカリブ戦。「勝負で勝負だ」
少女がスパイになって日本側の弱点を知られてしまう単純な展開。特に面白さはない繋ぎの回でしたね。

【42話】
日本vsフランス戦。実際戦うのではなく、不正をどう暴くかがメイン。他の試合とは違って、また宇宙メダロッターXをおやびんがするなど変化球を用意しているのが良い。フランス側が変装してメタビーのメダルを盗む展開。

今回キャラがところどころ妙にリアル、頭身が高く、特徴的。

【43話】
吉田脚本&安藤さんコンテ回。流石にコンテが良いし、テンポ良い。久々にちょうどいい具合に狂っていて良い。初の謎挿入歌もあったり特徴的な回でしたね。終盤で、音楽が遠くで鳴りながら、傍らをずっと見続けてるおやびんが良い。最高の出来ではないですが、ヒット
おやびんの家庭が描かれるのは初では?

【44話】
ベスト脚本はこの回かもしれない。1番ユーモアの強く、うえのきみこ脚本に近い悪ノリ感がある。「あいつらチャーミング娘じゃない、チャーミング野郎だ!」の展開なんて卑怯でしょ。

3クール目と違ってこのドタバタ感が戻ってきて嬉しいですね、やっぱりメダロットの面白さはこれだ。敵3人衆が良いキャラしてますね~
主人公達が敵にメロメロになってしまい、女性チームがそれに対抗するためにアイドルチームを結成する展開が良いですね、おもろすぎる。

【45話】
エジプト戦。流石に前回が良すぎたため物足りなさありますが、有名な板野一郎パートのある今回。絵コンテから結構広角気味な構図が連発して絵的な豊さがありました。その点で満足です。電飾から落下するあたりは宮沢さんなのかな。

【46話】
宇宙メダロッターXの正体に迫る回。全体的にやや絵が巧くアベレージが高い回だった。セルの引きでの見せ方が良いなぁ。お話としては普通という感じで可もなく不可もなし。
原画に久保田誓

【47話】
アイスランド選手との交流を描く。ヒロインとアイスランド選手との夜の会話のシーンが良かったですね~、そこは井上俊之さんが担当。明らかに巧かった、そして表情、動きが豊かなことで興奮が伝わってきた。正しい作画の使い方だなと思いました。話数全体は比較的画面が強かったが割と普通寄り
原画に井上俊之&西尾

【48話】
吉田玲子脚本、神山健治コンテ
半分だけ顔を画面内に配置し、それ以外の部分で他のキャラを描く画面が多かった印象。前景のキャラと背景のキャラの気持ちを両方理解しやすくしているのかなと。結構キメキメの構図のショットがちらほらあった。

右斜め上をいく展開も良かったですね。世界チャンプの強面スキンヘッドが主人公のママの強引さに負けて、ハートのパジャマで家にいるところはメダロットらしいなぁと思います。
靴を脱ぐカットの作画が良い。

【49話】
決勝戦。コンテ演出:安藤真裕、原画:中村豊等々
流石にちゃんとバトルが面白く、序盤では特に音による演出が巧かった。作画面で言えば、流石に中村さんも上手いですし、ノンクレで沖浦さんっぽいところも。作画面ではBパートに集中していました。スタッフメンバーが今のボンズですね。

【50話】
決勝戦とロボロボ団とのエピソードを繋げようとする内容。話重視で3クール目を連想させる残念っぷりでした。 

【51話】
コンテ演出:岡村、作監:鈴木という強さ。全体的に絵が強かった、いつもよりほんの少し芝居枚数多めな印象。
お話としてもほとんど締めに入ってきている感じがした、全員で敵を倒そうとする様、いやぁここまで見てきたからこそグっとくるものがある。

【52話】
コンテ:松竹
いやぁこれで終わりか... 最終回らしいテロ力、sakuga的な派手さはなく、実直な作画。巧い作画がいくつもありましたが、やっぱり西尾さんパートが最高。そこの演出では、無音からの爆発、美しかった。大団円、今までのキャラが登場とあって熱い展開でしたね。自分としては男山が出てきて欲しかったけど。
最終回の特殊EDもあり、これでおしまいというのが強かった。
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