ある孤島で発見された東京ドームぐらい巨大な大穴。その穴は果てなく下層まで続き、下にいくほど未知の生物や謎の技術遺品が増えていく。そして厄介なことに穴は、降りれるが登ると負荷がかかり旅人を死に至らしめる、つまり一度降りれば戻れない冒険を意味していた。
主人公リコは、穴の奈落からやってきた〝記憶をなくしたロボット〟レグと出会う。
リコは帰ってこない母親を探すため、レグは「自分が何者か？」を探すため、二人は穴を降りていくのだった。
そして、その大穴は人々から〝アビス〟と呼ばれていた。
絵柄が可愛いため、子供たちが主人公のほんわか冒険アニメかと思いきや、とんでもない人生哲学と壮絶で魅力的な冒険の詰まった神アニメだった。
てかこれ15禁だろ。としか思えないような空恐ろしい展開も唐突にやってくる。
しかし、アビスの最下層に何があるのか？この世界の秘密は何か？気になりすぎて視聴が止まらない。
出てくるキャラクターはみんな魅力的で素晴らしい人間性を持っているし、敵は出てくるが悪は出てこないというシナリオの深さも素晴らしい。
これぞ冒険の醍醐味。日本の偉大さをひしひしと感じる傑作だった。
