隠キャ版〝ダークナイト〟。
このアニメの主人公である、比企谷八幡はアニメ史に残るカリスマキャラクターだと思う。
隠キャ、ぼっち、捻くれ、非リア、こういう類の冴えない主人公はラノベの設定でよくある。
だが、本作ではそれを究極までリアルに掘り下げて一周どころか二、三周回って憧れすら抱いてしまうほど魅力的になってる。
思わず吹き出してしまうほどのギャグセンス。
ただのギャグじゃなくて、皮肉で世間の本質をずばずば炙り出していく痛快さ。
そして目立たないし失うものもない隠キャが自己犠牲でクラスメイトたちを救っていくストーリーは、ダークヒーローモノとして新しく秀逸である。
マジでラノベの歴史を改革した傑作だよな。
