BANANA FISHのわさび醤油のネタバレレビュー・内容・結末

SNSでアッシュのイラストが流れてきて、衝動的に恋しくなって視聴。放送当時見ていて、何となくの流れは覚えていてもほとんど展開を忘れていた。昔見たときはショーターの死が絶望的にショックだったり、卑怯なオーサーが憎かったのに展開をぼんやり覚えてるからか、それともまとめて見たからか随分と呆気なく感じた。BLというかブロマンス独特というか、必死で実際に強く生きようとする孤独なアッシュとそれを取り巻くどうしようもない世界、そこに現れたただ寄り添ってくれる英二の構図が猛烈に綺麗に見える。最初見たときからアッシュが英二に、(みんながアッシュに見返りを求めてくる世界で)英二だけが見返りを求めなかったってシーンが一番好きです。美しくて賢いだけで彼を取り巻く世界はこんなで、そんな中唯一求めたものがただ傍にいてくれて、何も必要としないことがアッシュが求めて、必要としていたものだなんてあまりにも悲しい。最後も「あぁ…」となりますが、美しく〆られていて最高だと思います。もともと大好きでしたが、時を経て再度見て長年傑作みたいに扱われる意味が改めてわかりました。