1期鑑賞。ウルトラマンを原作とした、全編3DCGで展開されるアニメシリーズ。
ウルトラマンの因子を継承してしまった主人公の物語が軽妙なテンポ感と共に語られる流れは上々で、思ってた以上にしっかりとした面白さが担保されているのは予想外の嬉しさだった。当時の時代を感じる3D表現はまだまだ発展の余地があるように思うが、スーツを身に付けたULTRAMAN達の戦闘シーンは3Dならではの見応えが集約されたそれを感じさせて好みだ。作中で熱心に語られる『ウルトラマン』が変身者達個々人にとって如何なる存在なのかが曖昧模糊としているので、所謂燃えるシーンのテンションに着いていけなかったのがやや残念な点か。異星人達の町、科特隊基地、侵略者達のユニークなキャラクターと光る点は感じる一方で、言い回しは良くも悪くもストレート過ぎるので話自体は練り込みの余地があるようにも感じる。
