滝和也

サイボーグ009(第2作)の滝和也のレビュー・感想・評価

サイボーグ009(第2作)(1979年製作のアニメ)
4.0
吹き荒ぶ風が
よく似合う
9人の戦鬼と
人の言う…。

サイボーグ戦士
誰がために戦う。

石ノ森章太郎先生の
ライフワークとなった
傑作SFアクション!

「サイボーグ009」

アニメ化2作目。僕の世代の009はこちらです(^^) 名曲誰がためにで始まる死の商人ブラックゴースト団に改造された00ナンバーサイボーグ達が世界の平和の為に戦うと言うストーリー。赤いマフラーなびかせての前作でブラックゴースト団は壊滅してますから、その後を描くストーリーです。後半はネオブラックゴーストが登場します…基本原作のエッセンスを頂いたストーリーでしたが、009らしさはバッチリでSFとして素晴らしかったです。

9人そして彼らを統率するギルモア博士のキャラクター造形がやはり素晴らしくて、各キャラの個性が際立ってましたし、お気に入りのキャラクターが皆さんいるはず。また世界平和や団結の象徴の様に全員が人種や国を超えて仲間になってますし。

そして全員がもう人に戻れない悲しみを背負いながら、人の為に戦うと言う哀愁を漂わせていて。仮面ライダーの元ネタでもあるんですよね。

「加速装置!」

009島村ジョーの能力で子どもたちはこれ真似しましたよ。奥歯にスイッチがあって。このアイデアは素晴らしくて(8マンがあるものの)、平成ライダーもファイズ、カブトで取り入れてますからね。002ジェット・リンクは飛行能力。003フランソワーズ・アルヌールは耳、目が改造されレーダー並み、004アルベルト・ハインリヒは人間兵器。ヒザから出すミサイルが魅力でした。005ジェロニモは鉄の体に怪力。006張々胡は火炎放射、007グレート・ブリテンは変身機能。この二人は名コンビでした。008ピュンマは深海でも平気な水中用。そして赤ん坊のイワン・ウィスキー001は凄まじい超能力の持主ですが、眠ってる時間が長くて、ハラハラさせる切り札役でした(笑)002と004が好きだったかなぁ。

原作は一応全部持ってまして、石ノ森章太郎先生のファンの端くれです。この作品があったからこそ、私の子供時代のヒーロー特撮があったと言っても過言ではないでしょう。※原作はこの作品の遥か前からありましたからね。

この作品人気も高く、映画版にもなりましたし、ミステリアスなストーリーもお気に入りです。機会があれば、是非ご覧下さい。
滝和也

滝和也