ハイパーテクノロジーの
急速な発展とともに
あらゆる分野に進出した
汎用人間型作業機械
レイバー。
しかしそれはレイバー
犯罪と呼ばれる…
しつこいのでもういっか（笑）
「機動警察パトレイバー NEW OVA」
TV版を飛ばして、TV放映後、変則的な展開で発表されたオリジナルビデオ版のレビューを。要はやり残してしまった事がまだあったという事なんですけどね。ただかなり当時変則的な展開で売り出されたんです。放映されたTV版数話に一話新しいストーリーをくっつけて売り出したんです。故に…見方がストーリーラインのあるグリフォン編がレンタルでみずらかったかなと。
まぁ作り手側からしたらグリフォン編はあくまで同じ1話にすぎなかったんでしょうが…TV版でバドがのり、シャフトがあやつるグリフォンとイングラムの決着がついてなかったんです。それが冒頭の4話できます。まぁビデオを買ってもらうためのスタートダッシュ用かもですね。
まぁ…水中用ジェットブースターをつけたグリフォン、香貫花が榊さんらと3号機で助っ人に帰ってくる熱い展開など見どころも多かったと思います。更に…押井守全開のダンジョン再びのようなから騒ぎ回、押井守、千葉繁さんがいないと始まらない炎の7日間や香貫花対熊耳さんの対決会話劇でみせる恐るべきVSバーサスなどとんでもなくバラエティに飛んだ趣味の一品だらけの展開が続くのはパトレイバーらしさですね。
一番好きなのはやはり怪獣モノ。野明のゆめで進むクラット編。もはやウルトラマンとウルトラセブン最終回、ウルトラセブンのＶ3から来た男を組み合わせた豪華なパロディーです。ウルトラホークの発進なんかはそのまんま、1号3号の攻撃シーンもそのまんまで、全部そのまんまで今やったら怒られますわ…。グリフォンがゼットンなあたりも見事なハマり方でした。
この後に確か映画の名作パトレイバー2が来たはずで正に集大成となりますね。かなり真面目なラストにはなりますが…そちらはレビュー済ですので…。パトレイバーに思うのは…うる星やつらでやれなかった突拍子もないパロディーやスラップスティックなギャグを押井守が好きなようにやりながら、反体制みたいなミリタリーアクションも真面目にやってくる二面性を見事に見せていたという点でしょうか。ゆうきまさみ先生の間で笑わす漫画も好きで全巻持っていました。今見ても面白い。オススメですね。
