私立伊旦高校。県内でも有名な進学校でありながら、試験方法は面接のみ!合格基準は…個性!そうここは、奇人!変人!はぐれ者!クセの強いものだけが集まる学校!! それに気づいていない新入生只野くんの目標は、周りの空気を読み、波風の立たない高校生活を送ること。 登校初日、そんな只野くんが出会ったのは万人が振り返る美少女・古見さん。口数が少ない古見さん、実は「どうやって話しかけよう」「話しかけた後どうしよう」と、とても考えていて、人と喋ることができなくて、でも喋りたくて。そんな古見さんのコミュ症に気づいた只野くんは、古見さんの「友達を100人作りたい」という夢を知り、1人目の友達になることに…
「幼馴染です。」 古見さんの「友達100人作り」を手伝うことになった只野くんは、クラスの”イケてるグループ”の山井さんにまず声をかけ、見事玉砕。続いて、コミュ力モンスターであり幼馴染の長名なじみに話しかけるのだが、こちらも断られてしまう。「人気者の古見さんには自分の手助けが無くてもすぐ友達ができる」と話すなじみだったが、只野くんは…?/ 「殺し屋じゃないです。」 なじみと一緒に下校することになった古見さん。何とか古見さんと会話しようとするなじみだが、突然幼馴染のまぁくんとしーちゃんが現れ事態は急変。なじみに好意を抱いているまぁくんが強引になじみの腕をつかんだ時、古見さんは…!?/ 04 「はじめてのおつかいです。」 古見さんと友達になったなじみは、古見さんを昼食に誘う。一人でしゃべり続けるなじみだったが、頭がパンク気味の古見さんに只野くんは助け舟を出す。古見さんの「友達を100人作る」という目標を聞き、なじみはある課題を出すが…。
「あがり症です。」 とても緊張しいなあがり症の上理さんは、何故か古見さんに見つめられていた…!耐えられずトイレの個室という絶対領域(パーソナルスペース)に逃げ込むが、古見さんはトイレにまでついてくる!パニックになる上理さん。古見さんが見つめていた理由とは…?/ 「携帯電話です。」 古見さんがガラケーを手に入れた!状況を理解できない只野くんだったが、古見さんがいままで携帯電話を持っていなかったことを知る。友達の番号を聞きにいこうと誘う只野くんに、勇気を出して古見さんは一人でなじみや上理さんのもとへ向かう。でも本当は最初に番号を登録したかった人がいて…。/ 「委員会決めです。」 学級委員を決めるホームルーム。クラス全員が古見さんを学級委員長に推薦する中で、無理だと震える古見さん…。そんな古見さんを助けようとする只野くんを見て、「ボクに任せな」となじみが立ち上がる。そして言い放った!「古見さんは学級委員長なんかに収まる器じゃないだろー!!」。……ん?/ 「間違い電話です。」 携帯電話を買ってもらったことがまだうれしい古見さん。と言いつつ、まだ登録してある友達も少なく、携帯電話でやることもあまりない…。一人自宅で数々の着信音を鳴らしてみたり、携帯電話を開いたり閉じたり、電話帳を眺めてみたり…。電話帳に只野くんの名前をみつけ、電話をかけるふりをしてみた古見さん。すると、なんと発信音が聞こえてきて…。/ 「齋藤さんです。」 昼休み、教室のイケてるグループは盛り上がっていた。楽しそうにゲームをする皆を見て、やってみたいオーラが滲み出る古見さん。それに気がつく只野くんだが、”イケてるグループ”に混ざるのは至難の業…。そんな只野くんの迷いを見逃さないなじみは、いきなり2人に声をかける!? 古見さん、ゲームできるかな?
「身体検査です。」 矢田野さんは、負けず嫌いです。クラスのマドンナであり、憧れであり、そして神である古見さんに勝つことが目標らしい。今回の勝負は身体測定。”ただの人”只野くんが高校生男子の平均値を次々と叩き出す中、古見さんの測定結果は…!そして、古見さんと(勝手に)競い合い、彼女が出した結果と勝敗とは…!?/ 「恋です。」 古見さんに小さな(?)恋をしている山井さんは、古見さんに近付くため、自分を紹介してもらうようなじみに頼む。昼食の約束を取り付け有頂天になる山井さんとは裏腹に、OKと言ったものの緊張で震える古見さん。一方、古見さんの感情が未だに読めないなじみは只野くんの通訳を求めるが、只野くんが、今日登校してきていない事に気がついて…?
「夏服です。」 6月1日。衣替えの初日、生徒たちは古見さんの夏服姿に見とれていた。山井さんをはじめ、周りの反応がいつもと違うことに気がついた古見さんは、不安な気持ちで教室に向かうが…。/ 「体力測定です。」 再登場、まけるちゃんの好敵手(とも)古見さんとの競争種目は体力測定。「人生は自分で変える事ができる。」それを証明するために、私は勝たなきゃいけないの。古見さんより秀でた部分が一つ欲しい――最後の種目50M走、そんな彼女が古見さんの走りを見て感じたものとは…!?/ 「ヤサイニンニクアブラマシマシカラメです。」 ラーメン屋さんに行くことが夢だった古見さんは友達と「らぁめん だろう」へ。ラーメン通の上理さんから着席までの鉄の掟を学び、ガンコ店主の前へ。そして上理さんは呪文を唱えた…「ヤサイニンニクアブラマシマシカラメ」と。/ 「血の契約です。」 体内の禁忌の力(ドラゴン・フォース)が反応し、コミリア姫(古見さん)に血の契約を求めたマルソート・レス・プリマベラ(中々さん)。身に覚えがあるくすぐったい違和感を抱く只野くんだが、古見さんは本気にしている様子。突然邪眼(ものもらい)が暴走して中々さんは去ってしまったが、只野くんは「血の契約」が友達になりたいということだったのではと古見さんに話す。
「ギャグです。」 只野くんが登校すると教室にはすでに古見さんがいた。只野くんと目が合うと突然震えだし、封筒を手渡してくる古見さん。只野くんが緊張しながら封筒を開けると、紙には「布団がフットンだ」と書いてあり…?/ 「買い物です。」 なじみの提案で服を買いに行くことになった古見さん。上理さんに加え、怖がる古見さんのために只野くんも同行することに。ショッピングセンターに偶然(?)居合わせた山井さんも合流し、古見さんのコーデ対決が始まる!古見さんの心を射止めたコーデはいかに!?/ 「美容院です。」 無事購入したワンピースを嬉しそうに見つめる古見さん。その勢いで美容院へ来たのだが、新人美容師新井さんの質問攻めに震えてしまう。もてなせていないと逆に不安になる新井さんだが、カリスマ美容師雁巣さんは古見さんの事をよく分かっていて…?/ 「モヤモヤです。」 夜、古見さんは眠れずにいた。今日の山井さん、なじみ、上理さんとの会話…モヤモヤポイントが浮かんでは大きくなっていく。寝る前に色々考えすぎてしまうコミュ症の古見さんだが、最後に只野くんの会話を思い出し…。/ 「テスト勉強です。」 みんなでテスト勉強しよう!なじみの発案で、図書室でテスト勉強をする古見さんたち。だがそこには図書室の主、檎林美先輩がいた!図書室でうるさくするとハリセンで叩かれ、3アウトで退場となるという。謎のシチュエーションの中、まさかのジェンガ勝負が始まる。/ 「夏休みです。」 夏休み1週間経過。あまりの外への出なさに不安になってきた古見さんは、会話シミュレーションノートを片手にガラケーを見つめる。やっとの思いで通話ボタンを押す古見さんだが、相手の只野くんは通話中。しゅんとしていると、直後に着信音が鳴り…?
「プールです。」 今日は皆で市民プールへ!山井さんグループも合流し、人数が増えて緊張する古見さん。女子メンバーの水着が輝く中、大型スライダーで叫んだり、流れるプールで泳いだり、みんなで勝負をしてみたり、楽しい時間が始まった!テンションが上がったなじみの後ろを走ってついていく古見さんだったが、突然つまづいてしまい…!?/ 「かき氷です。」 一人で図書館に出かけようとしていた古見さんを、父・将賀が送ってくれるという。暑さに汗を拭う古見さん…道すがら、喫茶店に寄り道することに。「学校での生活はどうだ」と聞きたいけど聞けない父。コミュ症を発揮する二人の休日。/ 「図書館です。」 図書館に着いた古見さん。周囲の視線から逃げるように本を借りに行くが、あと一歩が踏み出せない。精神を落ち着かせるため、空いている席で本を読もうとした時、隣から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきて…。/ 「公園です。」 公園の前を通りかかった古見さんは、誰もいないのを確認しつつブランコに乗る。楽しくなってきた古見さんは華麗にブランコからジャンプし着地。滑り台、ジャングルジム、雲梯などこなしていく。
「お盆です。」 お盆のためおばあちゃん家(将賀の実家)にきた古見さん。叔母と叔父、そして従妹との久々の再会に距離感がいまいち掴めない。従妹・晶ちゃんも緊張して古見さんとの距離がつかめない様子だったが、仲良くなりたい古見さんは、勇気を出して晶ちゃんの脇腹をくすぐりに行き…。/ 「お祭りです。」 またまたなじみの誘いで夏祭り会場に集合した只野くんたち。浴衣姿の古見さんも到着したが、なぜか夏祭りの約束をサウザンドブッキングしたなじみが友達の行列を作って登場。ノートを忘れて不安な古見さんだが、只野くんがいるからととりあえず会場に入ることに。しかしいつの間にか皆とはぐれ、只野くんと二人きりに…!?/ 「夏休みも終わりです。」 夏休み最終日、只野くんの家に集合する古見さん、なじみ、山井さん。女性が兄を訪ねてくることに驚く只野くんの妹・瞳。しかしなじみには、この会を開く目的があった。そう、まっしろなノートに宿題を写させてもらう事!!…流石に写させない皆は夏休みの思い出を話し始めるのだが、話していると古見さんが何故か涙ぐみ…!?
「田舎の子です。」 新学期初日。久しぶりの古見さんの姿に生徒たちは喜びを隠せなかった。そんな中、井中さんだけが憂鬱そうな表情。田舎者だとばれないように、夏休みデビューしていたのだった。古見さんを都会のオンナと見定め、後を付ける井中さん。自分のスタイルを貫く古見さんにあこがれを抱くが…?/ 「テレビゲームです。」 自室で本を読んでいる古見さんの元に1通のメールが届いた。コミュ症は、メールの文面を考えるのにも時間がかかり、メール1通送るのにも精神力を使うもの。『件名:暇を持て余した神々の遊び』。…中々さんからの遊びのお誘いだったので、中々さんのお家へお邪魔することに!/ 「アルバイトです。」 ティッシュ配りのアルバイトを手伝うことになった古見さん。今日中に5000個配らなければならないという、コミュ症にはきつい高難度ミッション。だが頼まれたら断れないのもまたコミュ症。中々受け取って貰えない現実にくじけそうになる中、ティッシュを求める女性・勅使河原欲子が近づいてきた。/ 「顔にゴミがついてます…です。」 只野くんの顔にゴマがついている。困惑する古見さん、いつものように察してくれない只野くん…。ノートに書いたら伝わる?傷つけるかもしれない。次々と現れるクラスメイト…みんなの口元には何かがついている!?
「体育祭です。」 体育祭が始まった。我が神に勝利を!と一致団結する古見さんのクラス。「応援」の仕方が分からず戸惑う古見さんだったが、只野くんを一生懸命応援し、どうやら届いた様子。そして最後のクラス対抗リレー、第4走者の古見さんは、2年生の根津野さんとトップ争いとなるが…。/ 「ちょっと苦しいような気持ちです。」 学級委員として大勢から仕事を押し付けられ忙しい只野くん。そんな彼に手を差し伸べたのは誰にでも面倒見の良い尾根峰さんだった。放っておけないと書類整理など細かい作業も手伝ってくれる尾根峰さん。仲良さそうに話す二人を見て、古見さんは初めての気持ちに出会う。/ 「プリントシールです。」 プリントシールに興味津々の古見さんは、「撮れ高のなじみ」と「激盛りの山井」と共にゲームセンターに向かう。店内をキョロキョロと見渡し気になる様子の古見さんだが、撮影スピードについていけず、混乱!慣れないながらも楽しんだ古見さん、最後に書き込んだ一言は?
「文化祭の出し物です。」 1-1。このクラスはいま未曽有の危機に陥っていた。学級崩壊寸前のピリついた空気!飛び交う罵声!このクラスはいま…文化祭の出し物を決めているのだ!古見さんを話の中心にしてヒートアップする会議。古見さんが投票した企画とは…!?/ 「文化祭準備です。」 文化祭準備。手伝いたいけど手伝えずオロオロする古見さん。”神”座に座らせられ困っていると、文化祭実行委員の尾鶏さん、そして尾根峰さんと買い出しにいくことになった。おっとりしている尾鶏さんはホームセンターでもすぐ忽然と居なくなるが…? やっとみつけた尾鶏さん、古見さんを誘ってくれた理由はいったい?/ 「チラシ配りです。」 学校の最寄りの伊旦商店街で文化祭のチラシを配ることになった古見さん、只野くん、なじみの3人。コミュ力モンスター・なじみは流石の交渉力!古見さんも頑張ってみるものの、なかなか難しそう…。そこで、通っている美容室、以前みんなで行ったラーメン屋さんなど知っている人たちに声をかけにいくことにする。/ 「文化祭前日です。」 文化祭前夜。多くの生徒が学校に残り、明日の準備をしていた。しかし、その姿はまさに屍…死屍累々…。だが、女子グループがおにぎりを差し入れ屍たちは息を吹き返した。この中には、当然古見さんが作ったおにぎりもあるらしい…!/ 「メイドです。」 文化祭が始まった。メイドの達人・明戸達人は出し物のメイド喫茶目当てで文化祭を訪れる。おぼつかないメイドの接客に目くじらを立ててしまう明戸だが、古見さんの接客をきっかけに、原点とも言えるある想いに気付く。一方、なじみと古見さんの作戦で女装メイドに変身した只野くんは、その姿を古見家と瞳ちゃんに目撃され…!?
「文化祭です。」 悪だくみ顔のなじみは、文化祭で密かに一儲けを狙っていた。事業は大成功だったが、先生に見つかり失敗。次は正当な方法で宣伝を試みると言い、校内を古見さん・只野くんで回る事を提案されるが、そこに隠された狙いとは…!?/ 「後夜祭です。」 クラス発表で見事最優秀賞を取ったはずの1-1。しかしなじみの不正行為がばれ取り消しになってしまう。でも、古見さんの「楽しかったです」という言葉で、クラスは笑顔に。伊旦高校恒例のダンスパーティが始まり、参加してみたそうにしている古見さんをみて只野くんは…!?/ 「打ち上げです。」 文化祭の打ち上げはカラオケ!みんなでカラオケに行くのが憧れだった古見さん。しかし、いざマイクを持つとだんだん不安になっていき…?
学園モノ系を軸として、ヒューマン系、ギャグ要素、恋愛、友情などが色々詰め込まれている漫画だと思った。
毎話ショートストーリーが詰め込められていて、展開も早くてとても見やすい。だが、舞台が「個性的な生…
©オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校