“アッコちゃん”こと加賀美あつ子は、パパが豪華客船の船長をしているので、普段はママと二人暮し。アッコは、大切にしていた手鏡が割れてしまい、お墓をつくってあげます。その晩、輝きながら天へと登っていく鏡。そしてアッコは鏡の精から、鏡を大切にしてくれたお礼にとコンパクトをもらうのです。それは「テクヤクマヤコン」の呪文を唱えると、望むものなんにでも変身できる魔法のコンパクト!おてんばで、泣き虫だけど友達思いのアッコが、気が強くてあわてん坊のモコや、モコの弟で姉思いの熱血漢のカン吉、ガキ大将で意地悪もするけど人情家の大将、大将の弟の少将に、チカ子、ガンモたち仲間と加賀美家の飼い猫シッポナや赤塚家に居候中のネコのドラや動物たちと、魔法のコンパクトを使っていろいろな事件を解決していきます。。
アッコちゃんは鏡が大好きな小学5年生。ある日、古い鏡を大切に使ってくれたお礼にと、鏡の精から魔法のコンパクトを貰う。翌日、アッコは魔法で森山先生に変身。友だちを驚かせるのだが、猫のドラたちにコンパクトを取られ、元の姿に戻ることができなくなってしまう!
担任の佐藤先生が「一日一善」の実行を提案。アッコと親友のモコは、新聞配達をしようと訪ねた販売店で、同級生の青山健太と出会う。配達を手伝わせて欲しいと頼むアッコたちを、健太は真剣さが足りないというひと言で断る。実は健太は一人で家計を支えていたのだ……。
猛獣の曲芸で話題の山西サーカス団の守が、アッコのクラスに転入してきた。一人前の猛獣つかいになるのが守の夢。しかし守はライオンの調教中に事故で父を亡くして以来、猛獣の前に出ると足がすくんでしまうのだった。そんな守をアッコは天使に変身して勇気づける。
モコはテストの成績最下位になってしまった。テストの結果は、チカ子を通じて瞬く間に広まってしまう。モコの弟のカン吉は噂の出どころを大将だと思いこみ、姉の名誉回復をかけて大将と決闘することに。ところが決闘の最中、大将は落とし穴に落ちてしまい……!
自転車を手に入れられることになったアッコだが、事故を心配するママとの約束で、航海中のパパの許可が届くまで乗ることを禁止される。そんなおり、自転車の練習中だったトン子が、はずみで川へ落ちてしまう。アッコは、とっさに自転車に飛び乗って交番へと走る!
銀行強盗の犯人を目撃してしまったアッコ。翌朝アッコがその事件をモコに話すと、なぜか元気がない。実は昨晩、両親が大金を前にして言い争っているのを見かけてしまったのだ。もしかすると父が強盗犯人では? アッコは真相を確かめようと、女性銀行員や婦人警官に変身!
今日は授業参観日。ところが授業が終わり、懇談会の時間になってもママは学校に来ない。心配になったアッコはハトに変身してママを捜す。実はアッコのママは、親戚の娘が急に手術を受けることになり、病院へ向かっていたのだ。約束を破られたことを怒ってママと大ゲンカに……。
アッコが変身を解いて元に戻ると、なぜか服がボロボロ! 鏡の精によると、近くに鏡嫌いの子がいるために魔法がうまく働かないらしい。鏡嫌いの子の正体は、同級生の高井高子だった。高井さんは、すました顔が冷たく感じられるせいで、鏡に映る自分の顔をずっと嫌っていて……。
ボス猫ドラを「パパ」と慕う不思議な子猫。ところがその子は動物園を逃げだしたトラの子供だった。父親を捜すために家出してきたのだという。アッコも協力して、子トラの父親捜しが始まる。そんなおり、以前からドラとは仲の悪かったノラ犬たちが、襲いかかってきた!
ひとりっ子のアッコは、モコとカン吉姉弟がうらやましくてならない。ある日、アッコとモコは半日だけ互いの生活を体験することに。アッコの家でテレビやオーディオを独り占めつつも、物足りなさを感じるモコ。一方、モコに変身したアッコは、弟の面倒を見る苦労に気づく。
アッコたちの町に2人組のスリが出没し、町中の人々が被害にあっている。大将はクラスの男子を集めて探偵団を結成、スリを捕まえようとやる気満々だ。大将たちに対抗するアッコとモコは、カン吉を仲間に別の探偵団を結成する。犯人を捕まえるのはどっちの探偵団?
佐藤先生は生徒たちの人気者。でもモコは最近、先生が大嫌いになっていた。授業で同じような失敗をしても大将は見逃してもらえるのに、モコは厳しく注意を受けるからだ。佐藤先生がモコに厳しくする理由を調べることにしたアッコは、大家さんのペットのスピッツに変身……。
いつも快活で運動神経バツグンの三村君が近ごろ元気がない。母親が入院しているため、妹のぶ子の面倒を見ながら、アルバイトをして家計を支えていたのだ。三村君兄妹を励ますアッコたち。ところが急遽、のぶ子が広島に住む親戚に引き取られることになってしまった……。
アッコたちの町内で『日本ネコ・コンクール』が開催されることになった。優勝を目指してドラの特訓に励む大将。一方、アッコも飼い猫シッポナを入賞させるため、気品とエレガントさに磨きをかける。しかしコンクールの前日、シッポナが突然姿を消してしまった。
ブラジルで暮らす森山先生の祖父が、森山先生の妹みどりとの再会を楽しみに、はるばる日本へやって来た。しかしみどりは2年前、交通事故で亡くなっていた。みどりの事故死を知らないままだった祖父は、森山先生と一緒にいるアッコのことをみどりだと思いこんでしまう……。
不思議な老人にドラが突如誘拐されてしまった。実はその老人は日本一の三味線職人で、大将の父の恩人。老人は三味線を作るために最高級の猫の皮を探していたのだ。恩人と家族の間で板ばさみになる大将の父。このままドラは三味線の皮にされてしまうのだろうか?
大将の趣味は切手集め。自慢のコレクションを子分のゴマに披露して得意気そうだ。ゴマはつい高価な切手を抜き取ってネコババしてしまう。オウムに変身して偶然大将の部屋のそばにいたアッコは唯一の目撃者。ゴマが反省して自分から切手を戻すよう、色々と手をつくすが……。
モコは出前の配達の帰りに重大な秘密を見て以来、黒服の怪しい2人組の男たちに命を狙われているという。親友のピンチを見捨ててはおけないと、大将も力を貸してくれることに。放課後、アッコたちはモコが2人組を目撃した工事中のビルを訪ね、秘密の地下室へ乗りこんでいく。
アッコたちは学校新聞の取材で房州の海岸にある灯台にやって来た。コブ吉という名のコブハクチョウが毎年勇少年を慕って飛んでくるのだ。勇もコブ吉との再会を楽しみにしていたが、重いカゼで寝込んでしまう。アッコは勇を元気づけようと、白鳥の姿で嵐をついて灯台へ向かう。
クラスメイトに指示するばかりで、教室の掃除を手伝わない大将は佐藤先生にこっぴどく叱られる。意固地になった大将は素直に謝らず、学校を飛びだしてしまう。そのうえ父親に家を追いだされ、勢いあまって家出を宣言、秘密基地として使っていた廃工場に立てこもるが……。
最近モコが飼い始めたブルドックのポチは、猛犬ブルの名で知られている暴れん坊だった。愛しいシッポナをいじめさせてなるものかと意気ごむドラは、子分たちを集結してブルに対抗する。猛犬ブルとドラたち猫の連合軍、はたして宿命のライバル同士の勝負のゆくえは?
トラックの荷台に潜りこみ、子鹿のピョン太と一緒に東京へ出てきた純平。ピョン太は不幸な事故にあって視力を失っていたのだ。唯一の望みは東京の名医・松本博士に会い、治療してもらうこと。アッコたちの協力を得て、博士の研究所を訪ねる純平。一人と一匹の運命はいかに……?
豆腐屋の息子・ガンモは大の落語好き。ある日、落語家・福々亭笑楽の一席を聞いて大いに感動したガンモ。彼こそ自分の生涯の師匠と舞いあがったあげく、押しかけ弟子を決意。弟子入り祈願の神頼みに、果ては笑楽師匠の自宅で座りこみ。この弟子入り騒動の結末はいかに!?
大切な通帳を肌身離さず抱えていたことを大将にからかわれてしまうアッコ。守銭奴と思われたのが悔しく、思い切って買い物することに。大金を使っても不審に思われないようにと、町で偶然見かけた女性に変身。ところがその女性、ニセ札使用犯として手配中の身だったのだ!
アッコのパパは豪華客船・日本丸の船長。そのパパが3年ぶりに帰国するという知らせが届き、アッコもママも大喜びだ。そんなある日、アッコは港でタケシという少年と出会う。タケシの夢は日本丸の乗組員になること。ところが事故で大ケガを負って足が不自由になってしまう。
転校生・戸山ユリ子は資産家の娘。親睦を深めるため、ユリ子は転校早々に誕生パーティーを開く。ところがユリ子の誕生日は、モコと同じ日だった。ユリ子に変身し、モコの誕生会に参加するよう大将たちを説得しようとするアッコ。ところがユリ子と間違われ、誘拐されてしまう!
アッコのママの結婚記念パーティーが開かれることになった。アッコは転校してきたばかりで友達の少ないヤスコもパーティーに招待する。大将のしかけたイタズラで、パーティーは大混乱に陥り、ママの大切なネックレスがなくなってしまった。ヤスコが犯人に疑われるが……。
転校生の大沢ジョージ君は、父親と2人で世界中を旅してきた、ピアノの上手な男の子。しかしクラスに積極的にうち解けようとしない……。そんなおり、アッコのパパが突然日本に戻ってきた。最近パパの船で、ある有名ピアニストが失踪するといった事件が起こったという。
近ごろアッコたちの間では、とかげ女が大はやり。とかげ女とはテレビの怪奇番組に登場する美人妖怪だ。ある日、アッコたちの町に「とかげ女出現」の噂が流れ、大将が高熱にうなされ寝込んでしまう。とかげ女の呪いだと信じこむ大将。はたして、町に現れるとかげ女の正体とは?
プール開きに合わせて、クラス対抗水泳大会が開かれることになった。ケンカっぱやい大将と、ライバルである5年3組の選手たちは、顔を合わせればすぐにいざこざを起こすしまつ。そして大会の前日、とうとう大ゲンカに! 止めようとしたアッコは、思わぬケガを負ってしまう。
山へハイキングにやって来たアッコたち。ところが、カン吉が迷子になってしまう。やっとの思いで捜しあてると、なんとカン吉はクマの親子に助けられ、子グマの遊び相手になっていた。銃を使って追いはらうこともできない。アッコはタヌキに変身し、クマ親子に接近する。
音楽会の代表選抜が近づいたある日、アッコは耳の不自由な少年・たけしと知りあいになる。ふと音のない世界を体験しようと魔法を使うアッコだったが、いつ元に戻れるのかわからなくなってしまう。音楽会の代表には大将が立候補。アッコが歌えない今、代表に選ばれるのは?
同級生の竹村君は、女の子と仲良くするのが大の苦手。大将のようにいたずらすることはないが、女の子とベタベタしたり口をきいたりするのはもってのほかという考え方の持ち主だ。竹村君に心を開いてもらいたいアッコは家政婦に変身、竹村家で様子をうかがうことに。
知りあいの神父様の教会で、アッコは同い年の少女・優子と友だちになる。優子と兄の真次は、8年前、教会へ引き取られたのだ。しかし、最近真次は住み込みでアルバイトを始め、その一方でプロボクサーを目指していた。兄妹の夢は、ささやかな花屋を開くことだった。
大将の家に遠縁の赤ちゃん・さゆりが預けられた。本物の妹ができたかのように喜ぶ少将。一方、さゆりになついてもらえない大将は浮かない顔。アッコは大将をからかうつもりでさゆりに変身し、天才ぶりを発揮する。しかし、テレビでさゆりが天才児だとスクープされてしまった。
ある日、アッコは歌の上手な女の子・まゆみと仲良くなる。まゆみの家は母ひとり娘ひとり。まゆみは、いつも仕事で忙しい母と一緒に祝う誕生日を心待ちにしていた。しかし、まゆみの母は帰る途中に交通事故で亡くなってしまう。悲しみのあまり、歌う楽しさを忘れるまゆみ。
クラスの半数近くの生徒が0点!成績急降下の原因は、0点の神様を名のる不思議な老人の影響によるものだった。老人は、「子供のうちは勉強よりも遊んで友だちを作るほうが大切」と主張。子供たちがとってきた0点の答案を、昔懐かしいおもちゃの数々と交換してくれるという。
アッコは、河川敷のコートでかおりというテニス選手と出会った。アッコはかおりからテニスを教わり、やがて2人は本当の姉妹のように仲良くなる。全国高校テニス大会に出場するかおりの優勝を祈って応援するアッコ。そして迎えた大会当日。はたして大会優勝のゆくえは?
アッコの同級生のキヨシは、動物についての知識はクラスで一番という少年。ある日、ペットコンクールが開催されることになり、大将にペットのことを聞かれたキヨシは、カエルのケロ吉を紹介。ところが大将たちはカエルをペットと認めず、キヨシを仲間はずれにする……。
アッコとモコは天体望遠鏡を買うために、おこづかいを貯めていた。望遠鏡が手に入ったら佐藤先生に色々と教えてもらうのだ。そしてアッコは、鏡の精がいる「鏡の国」を見てみたいと思っていた。ところが、アッコたちが目標にしていた望遠鏡が、大将に目をつけられてしまった!
自分の名前の由来を調べるという宿題が出された。「あつ子」の由来を詳しく教えてくれないママに代わって、アッコは静岡の祖母の話を聞くことに。すると、アッコには生まれて間もなく亡くなった姉がいたというのだ。「自分はお姉さんの身代わりなの?」と悩むアッコ…。
日本へ戻ってきたパパの船に、ハーフの少女・ポールが乗っていた。アメリカで両親を亡くしたポールは、幼い頃に一度会ったきりの祖父・大門大造氏に会うため、日本に帰ってきたのだった。ところが大門氏は交通事故で記憶を失い、ポールのことをいっさい覚えていなかった。
月ロケットの博覧会でさまざまな展示物を見ているうちに、月面探検の夢が広がっていく。その夜、広場には大将が用意した月ロケットが着陸していた。アッコは大将たちと一緒に、月を目指して出発する。ところが乗組員は、てんでバラバラの状態で月へ不時着してしまう…。
かくれんぼをしていた少将は、捨てられていた古い冷蔵庫の中へ隠れた。しかし、ほんの少し目を離した隙に、冷蔵庫は廃品業者に回収されてしまった!アッコと大将は冷蔵庫のゆくえを必死に追いかけるが、その途中、コンパクトの鏡が壊れて、アッコは変身できなくなってしまう。
ある日アッコたちの町に飛んできた、いたずらオウムのガー坊。ひょんなことでガー坊に鏡の秘密を知られたアッコは、ガー坊を引きとるはめに。ガー坊の主人である画家・安井画伯の家を訪ねたが、目の色を変えて追い返そうとするしまつ。安井画伯はなぜガー坊を追いだしたのか?
秋田ケン吉君の両親は、スマトラ島で働くボランティアの医師。ある日、ケン吉が預けられている叔母の家に、母が病気で倒れたというエアメールが届く。一刻も早く現地へ向かいたいケン吉。しかし叔母夫婦の許しはおりない。家を飛びだしたケン吉は、密航まで決意するが…。
広場へ遊びに来たアッコは、古沢先生という有名な漫画家と出会う。現在、先生は北海道の古い民話を題材とした新作に苦戦中。アッコのアイデアにインスピレーションを刺激された先生は、瞬く間にストーリーをまとめあげる。それは北の少女・ピリカの冒険の物語だった…。
アッコとモコは、とある南の島のジャングルを探検中、古い山小屋で宝の地図を見つけた。アッコたちと大将一行は、どちらが早く宝を発見できるか競争することになった。その頃、島には時代がかった海賊船が近づいていた。上陸した海賊団は、アッコたちの宝の地図を狙う。
江藤ケン太は九州の炭鉱町から来た転校生。男気があって親分肌、何かと面倒見もいいので人気は上々だ。ひばりヶ丘小の”元祖親分”・大将としては、この状況が少なからず面白くない。ひょんなことから衝突した二人は、真の親分の座をかけて、相撲で決着を着けることになった!
クリスマスを目前に、アッコとモコは大ゲンカ!原因は佐藤先生に贈る予定のプレゼント。感謝の気持ちから何か贈りたいアッコと、個人的な贈り物には反対だという生真面目なモコ。互いに意地を張り合ったあげく、毎年恒例になっていたプレゼント交換まで取りやめに…。
アッコはデパートへ買い物に出かけたことをきっかけに、裏町に住むたつ子・西男・寅吉の姉弟と仲良くなる。たつ子たちは両親を亡くして以来、誰の力も借りず姉弟3人だけで力を合わせて生きてきた。ところが末っ子の寅吉が、町で働く姉を追いかけて迷子になってしまい…。
パパに将来の夢を尋ねられたアッコだが、10年後の自分のことなど見当もつかない。翌日、モコに誘われて遊びに出かけた。将来の恋人の姿を見せてくれるという、話題のコンピューター占いがお目当てだ。結果には半信半疑だったが、その直後、写真そっくりの青年を見かける。
マラソン大会の開催が近づき、アッコたちの応援の練習にも熱が入る。必勝を誓う大将は、秘密特訓の真っ最中。亡き祖父が伊賀流忍術の継承者だったという父の冗談を真に受けて、これまでにないほど真面目に鍛錬を重ねてきたのだ。伊賀忍者の誇りを力に、見事優勝となるか?
アッコは家族旅行で希望岬にやって来た。アッコとパパは、洋太という少年を船頭に釣りを楽しむことに。洋太は父の跡を継いで漁師になることを目指しているが、今の目標は漁場を荒らす「悪魔の怪魚」を釣り上げて、父の仇をうつこと。そんな洋太の眼前に、怪魚が姿を現した!
アッコが登校前のあいさつをしたのに、パパとママからの返事がない。奥の部屋をのぞいてみると、二人はケンカの真っ最中。今まで夫婦ゲンカなど見たことのなかったアッコにとって、それはかなりショッキングな光景だった。いったい原因は何?パパとママは仲直りできるの?
町で不気味な老婆を見た大将は、鬼ババが出たと大騒ぎを始めた。その老婆は町はずれの屋敷に住み、毎晩のように町へ出没しているらしい。大将は、老婆の正体を探ろうとするが、現れた老婆に追いかけられ逃げ帰ってきた。アッコたちは、町はずれの屋敷を訪ねてみることに。
急病になった佐藤先生の代理としてやってきた、「べこ先生」こと団五郎先生。1頭の仔牛と共に転勤してきたために、そんなあだ名で呼ばれているのだ。授業の内容から生徒の接し方まで、すべてが型破りな先生に生徒たちは大混乱。困ったアッコは団先生の過去を調べることに。
慈善バザーの準備中。アッコはハーフの少女・バレーナと友だちになる。亡きバレーナの母は、有名な人形作家だった。特別に作られた子守り人形を譲り受けたアッコは大切にすると誓う。しかし、人形はささいな手違いから、バレーナと同じく母を亡くした少女・トモ子の手に…。
アッコたちは、ママの引率でスキー旅行にやって来たが、山は激しい吹雪に覆われてしまう。その吹雪のなかで、アッコたちは「ゆきんこ」と名乗る不思議な女の子と出会った。すっかりアッコのママになついてしまった女の子。妖怪・雪女の伝説と、何か関係があるのだろうか?
もうすぐ雛祭り。でも加賀美家では雛壇飾りを出す習慣がないために、アッコにとってはあまり楽しいものではない。雛人形をねだるアッコに対し、ママは実家にいた頃から続けてきた流し雛の行事を教えてくれただけ。落ち込むアッコを、鏡の精がお雛様の世界へと招待してくれた。
アッコのクラスに転校生・横田令子がやってきた。天涯孤独の身だと話す令子を放ってはおけず、大将は、何かにつけて世話をやく。令子はそれをいいことに、大将たちを子分同然に従え、まるでクラスの女王様のようになってゆく。実は令子には、有名デザイナーの母がいたのだ。
ドラはいたずらが過ぎたあげく、とうとうお仕置きを受けてしまった。これ以上は赤塚家に迷惑をかけられないと考えたドラは家出を決行。雨の中、ノラ犬やノラ猫たちの住む空き家の軒下にたどりつく。ドラは彼らの仲間に入り、慣れない野良猫稼業を始めるのだが……。
デパートで大金を使おうとして補導された小学生の新聞記事がクラスの話題になっていた。名前はA子と匿名になっている。「A子」とは「アッコ」のことではないだろうか?勘違いされたアッコは、身の潔白を証明するため、本物の「A子」である明美という女の子を捜し出す。
モコの父が営む米寿司が大畑三太郎という見習い店員を雇うことになった。ところがこの三郎少年、人手不足にも関わらず来てくれた金の卵だと甘やかされるのをいいことに、真摯に働くことを忘れて横柄な態度になっていた。これに腹を立てたモコは、ついに抗議の家出を決意。
ある雨の日、カゼをひいて留守番していたアッコは、「ダイヤル0」と名乗る間違い電話を取った。アッコは電話の主の少年・マコトから、居眠り運転のドライバーにぶつけられて後遺症が残り、車イスなしでは生きられなくなってしまったと聞かされる。
停泊中の日本丸のドック整備が終了し、3日後に出航することが決まった。パパはアッコに、日本を離れる前に一緒にスケートに行こうと約束をする。ところが急な来客のため、全てキャンセルされる。腹を立てるアッコだが、パパが日本を離れるまでに仲直りできるのだろうか?
大阪出身の転校生・青山太吉は、文武両道の優等生。伯父の家で相撲の稽古をしていたところ、アッコや大将たちと親しくなった。太吉の伯父は息子を虚弱体質で亡くした経験から、子供の体力作りの大切だと考え、自宅の庭を子供たちのための「ポンコツ公園」として開放するが…。
ある日、アッコが大切に飾っていた人形が床に落ちて壊れ、オウムのガー坊が疑われる。ガー坊が無実を訴えても、日頃のイタズラぶりが災いして信じてもらえない。罰として檻に閉じ込められてしまったガー坊。一方、人形を壊した真犯人シッポナは良心を痛め、悩んでいた…。
子供の日が近付いた町内のあちこちで、鯉のぼりが突然消える不思議な事件がしていた。現場には「子供の日が過ぎたら必ず返します」という書き置きが残され、ガンモの鯉のぼりがなくなった時には赤塚工務店の手ぬぐいが落ちていた。この事件、すべて大将のしわざらしいが…。
ピクニックにやって来たアッコたちだが。湖の奥にある薄暗い森の中、霧でアッコは道に迷ってしまう。アッコが耳を澄ますと、湖の向こう岸の屋敷から悲しげなチェロの音色。奏でていたのは有名な音楽家の湖上霧子だった。誘拐され、この屋敷に幽閉されているというのだが…。
ひばりヶ丘小出身の岩本先生が転任した分校で、アッコたちは武という少年とその愛馬・ゴローに出会った。母を亡くしたばかりの武は、ゴローを心の支えとして育ててきた。しかしゴローは、いずれ東京の馬主に返さなければならない。そしてついにその日が訪れ…。
アッコたちのクラスで、学級委員が選出されることになった。まずは大将が立候補。対するアッコたちは、学級一の秀才・吉田君を推薦。大将はリーダーシップだけは合格だけど、普段の素行に問題あり。一方の吉田君は今ひとつリーダーシップに欠ける。果たして当選するのは?
アッコたちのクラスメイトの一條則和は、大資産家の後継者だが両親を早くに亡くしてワガママに育っていた。ある日、則和の誕生パーティーに招待されたアッコたちは、ゴーカートで勝負をするが結果は則和の圧勝。これを根に持った大将は、子分たちと仕返しを計画するが…。
親友同士のアッコとモコだが、ある日のこと、モコに約束をすっぽかされてしまう。この出来事をきっかけに、アッコはモコの本心を知りたくなる。モコは心から自分のことを親友だと思ってくれているのだろうか? アッコは大将に変身して、モコから本音を聞き出そうと試みる。
アッコたちは目の不自由な少女・あゆみと友だちになった。鏡で自分の顔を見たことがないというあゆみのため、アッコとモコは手で触れられるよう顔の彫像を作ってあげることに。一方、大将は江ノ島の海の話を聞かせ、海に行きたいとせがむあゆみのために、リヤカーを用意する。
夏も近付いたある日のこと、アッコとモコは公園で一人の老画家に声をかけられた。その老画家・今野は、花を摘むアッコの姿をひとみという少女と見間違えたらしい。アッコが今野画伯のアトリエを訪ねると、未完成の肖像画が一枚。ひとみは、三年も行方がわからなくなっていた。
クラス対抗バレーボール大会のシーズンが到来した。5年1組の女子チームは、アッコの回転レシーブが冴えわたり絶好調。ところが大事な準決勝の前日を迎え、アッコのママが風邪をこじらせて倒れてしまった。ママの容態が気になるアッコ。試合とママの看病を両立させようと…。
香川タツオという子とその母と知り合いになったアッコたちは、タツオの姉のみどりが入院している病院を訪れる。みどりは交通事故で足をケガし、二年間も入院生活を続けていた。母親が付ききりでみどりの看病する日々。だが、なぜかみどりは母親に何かとつらくあたっていた。
義経は大地主の孫。つき従う大型犬のベンケイは、義経のペット兼ボディーガード。地主の孫として誰からも叱られないのをいいことに、義経は近所の子供や動物たちにベンケイをけしかけてやりたい放題。少将やドラをいじめられた大将は、ベンケイとの直接対決に乗りだす!
祖母の家を訪れたアッコが幼い頃から何度も聞いて覚えた村祭りの由縁を、おばあちゃんに話しはじめる。それは旅の娘・梓が村を訪れたときの話。道に迷った梓が行き倒れていると、村人たちに助けられる。だが、実は梓は、恐ろしい山の老婆に捧げる生け贄として捕えられたのだ!
ある日アッコたちは、遠く故郷の佐渡島から、東京で働く息子の顔を見に来たというおばあちゃんと知り合いになる。息子と一緒に暮らせるようになるまでに、働き口を捜しておきたいというおばあちゃんは、アッコの家に居候して方々で仕事を求めることになるが…。
大口の注文が発生して、大将の父は大喜び。しかし、一気に顔色が真っ青になる出来事が。額面一千万円もの小切手を、大将の父がなくしてしまったのだ。大将の両親が、自宅を担保にしてでも借金を返す道を選び、赤塚家は一家離散のピンチ。大将が加賀美家に転がり込んでくる。
アッコは大将たちと、大将の伯父夫婦の製材所がある山里へやって来た。製材所で出会ったのは、木こりの源さんの息子・幹太少年と、その友だちであるイノシシのゴン。ドラは近くの田畑で暴れまわってイタズラのし放題。そんなドラをゴンがからかって追いかけっこが始まり…。
日本丸の船員・安藤さんの娘・みよ子が、軽井沢へ病気療養へ出かけていった。ところが、みよ子が別荘の階段から転落してケガをしてしまったという。アッコのママは急遽、軽井沢の別荘へと出かけてゆく。ママが予定の期日を過ぎても戻ってこないので、アッコは心配し…。
アッコとモコはバレー教室に入会し、百合子という少女と友だちになった。アッコたちの目からも百合子の実力は抜群。百合子は名バレリーナの母を目標に、必死に練習を続けているのだ。まゆみ先生はその百合子に期待をかけるあまり、あまりに厳しくつらい訓練を課していた…。
臨海学校で潮岬を訪れたアッコたち。大将は岩場にたくさんのクロダイが泳いでいるのを見つけ、みやげ代わりに釣りあげようしたが浜で暮らす少年・洋に止められてしまう。魚たちは洋が餌付けして育てていたのだ。洋は故郷の海へ魚を呼び戻そうとしていたのだが…。
アッコたちは良心的な獣医と評判の増田先生と知り合いになった。ところが増田先生の病院は閑古鳥がなき、表通りには、インチキ診療を続ける松田先生の動物病院が繁盛していた。増田先生に獣医を続けてもらうため、アッコたちは病院の宣伝や患者の動物集めに町中を駆け回る!
最近アッコが親しくしているルミ子お姉さんは、若いが確かな腕を持つ洋裁家だ。ルミ子はアッコに嬉しそうに語る。仕事が軌道に乗ったおかげで、故郷にいる妹のキヨ子と一緒に暮らすめどが立ったと。ところがそのキヨ子の上京を目前にして、ルミ子が忽然と姿を消してしまう…。
スポーツ万能、成績優秀、おまけにハンサムと三拍子そろった上級生の雪川君は、学校一の人気者。だが、ある日、みんなで苦労して作った壁新聞を、ささいな事故で雪川君に破かれる。ところが雪川君は開き直り、謝罪はいっさいない。これがアッコの怒りに火を付けたのだが…。
アッコたちがいつも集まる広場で工事が始まり、みんなの遊び場が消えてしまった。その代わり、アッコたちは閑静寺の和尚の好意で、境内を遊び場として貸してもらう。ところが境内は不良中学生のたまり場。大将もアッコもたちの悪いイジメにあい、安心して遊ぶことができない。
今日の作文のテーマは、生徒たちが父親について書くこと。早くも長文化するアッコの作文に対し、石川君の原稿用紙は白紙のままだ。石川君の父親は紙芝居屋さんで、父の仕事に引け目を感じているのだ。石川君は思い詰めた挙げ句、大切な紙芝居の道具を隠してしまう。
カン吉とガンモは、工場裏の空き家で、拾った猿の赤ちゃんを育てていた。だが、噂好きのチカ子に秘密を嗅ぎつけられ、もはやこれまでと観念する二人。ところが意外なことに、チカ子は子猿を育てることに協力すると言い出す。しかし実はその子猿、ある老人の大切なペットで…。
親分肌の大将の目標は、父のように義侠心あふれる男。自転車を買う子分たちのために名前を貸してやり、保管や管理を請け負ってやるのも親分の仕事。そんな大将だが、給食費を使い込んで自転車を買ったのではないかという噂が持ち上がる。そこで明かされた大将の秘密とは…?
アッコたちがキャンプで訪れた希望ヶ島では、少年灯台守の竜太とその祖父が灯台を守っていた。ところが、大型台風が島を直撃!ついに灯台の明かりは消えてしまう。嵐の海にはパパの日本丸をはじめ、島の灯台を頼りに航海する船が…。アッコはみんなを救うために…。
(C)赤塚不二夫・東映アニメーション