ひみつのアッコちゃん（第3作）の14の情報・感想・評価

細田守演出のドタバタギャグ回。始まりからして異様で、チカ子が歌い、走り、回転するデフォルメされた花の画の奇妙さなどがものすごいハイテンションである。タイトルがでるまでに緊張感がある。踊るチカ子のロトスコープっぽいなめらかな画は、『アリスSOS』のオープニングとおなじ感じ。細田らしいミニマルな反復と同ポジ、俯瞰のロングショットが強烈で、リミテッドアニメーションやTVシリーズのギャグ回という外枠をうまく活かしたものになっている。チカ子をめぐるスクリューボールコメディではあるものの、パステル画調の背景や下町の風景もあいまって、えもいわれぬ情感を醸しだされている点もよかった。

脚本:吉田玲子　演出:細田守 冒頭からチカ子がめちゃくちゃ歌っており、明らかな異様さが放たれている回　なんか相米っぽい異様さというかテンションというか… 川に飛び込むアッコワニのカットがロングなのが印象的だった 嵐のようなエピソードであった