ryutaroamanoさんの映画レビュー・感想・評価

ryutaroamano

ryutaroamano

#4.0+ をつけるのはほんとうにいい映画だけ。傑作には #masterpiece #instantclassic タグ。 5 つ星には #fivestars

映画(370)
ドラマ(4)

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

2.5

タイトルバックまでは見事で、ほとんど『 CURE 』である。その後の展開も『 CURE 』のようで、だから、『散歩する侵略者』は実質、『 CURE 』なのだ。……と言いたいところだが、そうではない。し>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

2.5

この『デトロイト』という映画が製作され、公開された意義、それはおおいにあるだろう。とくにいま、この時代においてこの映画がつくられたということ。だが、町山智浩が「 40 分の尋問シーンはうんぬん」と語り>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

2.5

早稲田大学文化構想学部の在学生、卒業生は「朝井リョウコンプレックス」をすくなからず抱えているという。はたしてぼくは彼と同学年であり、おなじ教室にいた可能性はきわめて高いが……。

朝井リョウはパワフル
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

-

原作も読んでいたので、どうしてこんなにくだらない内容の小説の映画がこれほどまでにもてはやされているのか、まったくわからなかったんです。結局、実際に映画を見てみても、それはわかりませんでした。綿矢りさも>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

水のかたち。アメリカン・カルチャーの、アメリカ映画の底力を見せつけられる。これを、メキシコ人のギレルモ・デル・トロが撮ったというのも、実におもしろい。つかいふるされた、古典的なプロットをそのままつかい>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.0

SNS をテーマとしたミヒャエル・ハネケ監督の『フラッシュ・モブ』には大変期待していたのだが、残念ながら製作中止に。代わりに公開されたのがこの『ハッピー・エンド』。『アムール』から 5 年、そして、こ>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.5

スウェーデンにおける、リベラルの、アッパー・ミドルの、白人男性の苦悩。あまりにもハイコンテクストで、しかもこの社会における勝ち組の、ぜいたくな悩みかもしれない。あるいは、この『ザ・スクウェア』という映>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

野心的な映画だ。かなり笑えるところがあるのだが、このコメディのセンスは、ぼくも含む日本人にはわかりづらい(かなり英語という言語に依存したネタが多いので)。「 1986 年」という具体的な数字は出てくる>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

『ザ・ロブスター』に詰め込まれていた思わせぶりな設定を廃し、それらをただマーティンという得体の知れない存在に凝縮することで、タイトで見事なサイコロジカル・ホラーを撮ることに成功したヨルゴス・ランティモ>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.0

タイトでたくみに組み上げられた映画だとは思う。ホラーというよりはスリラーで、監督の野心が感じられる。絵に描いたようなホワイト・トラッシュのロッキーは、神聖性や不可侵性、もっと言ってしまうと処女性の象徴>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

1.0

(ほんとうは 0.5 ですが、ないので、) 1.0 。どこをどうほめて、擁護したらいいのかわからない。やはり『ハッピーアワー』と『親密さ』が特殊だったか。濱口映画としては『永遠に君を愛す』にも近い軽妙>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

2.5

大甘で 3.0 (ほんとうは 2.5 →やっぱり 2.5 にした)。思わせぶりな色調に頼ってはいるが、画としていいと感じる瞬間はまったくない。俳優たちの演技ですべてを乗りきっている感も。それに、喫茶店>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.5

クライム・サスペンスとして、決定的にサスペンションやスリル、驚きに欠けるのが致命的ではある。が、「女たちの映画」としてはなかなかにユニーク。しかも、「エイト」の構成員たちは、みんなアラサー(アラフォー>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.5

すばらしい。そして、あの『ローグ・ネイション』を超えてきた。 M:I に関しては監督も脚本家もまったく関係なく、等しく「トム・クルーズの映画」なのだが(監督兼脚本家のクリストファー・マッカリーは、本作>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.0

『ローグ・ワン』よりはこっち、という消極的な評価しかできないのだが、鑑賞後のモヤッとした感じは抜けない。

オールデン・エアエンライク=ハン・ソロはあまり印象に残らない。これは致命的だ。ハンはもっとヤ
>>続きを読む

クロユリ団地(2013年製作の映画)

-

これはおもしろいと思ってつくっているのだろうか? こわいと思ってつくっているのだろうか? まったくもって理解不能だ。後半は喜劇である。

『劇場霊』の島崎遥香についても思ったが、なぜこう、アイドル俳優
>>続きを読む

Seventh Code(2013年製作の映画)

-

Amazon で 1 円で(笑)出品されていた cd を購入、特典の dvd (苦笑)でこの『 Seventh Code 』を見た。黒沢清の映画が「特典」とは……。しかして、いったいなんなんだろう、こ>>続きを読む

劇場霊(2015年製作の映画)

-

ぼくは島崎遥香さんのファンなのですが、この映画、すごいですね。こんなクソな映画がありうるんですね。ここまでひどい映画はあまり見たことがない。その意味では貴重な珍作。 -10.0 点

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

スーパーヒーロー映画史上、類を見ない問題作。プロットは粗だらけで、理解に苦しむ場面も多い。わけのわからないメロドラマも不要だ。どうしようもない欠陥がこの映画にはある。しかし、このおそろしい結末を観客に>>続きを読む

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

3.5

すばらしい。わけがわからない。なにがどうしてこんなわけがわからないんだ。

『ロフト』、『叫』、『トウキョソナタ』と、佳作を撮っていた 2006 年から 2008 年の黒沢清は、なかなか好調だったので
>>続きを読む

20世紀ノスタルジア(1997年製作の映画)

4.0

天然の天才監督、原将人、唯一の(?)商業映画、『 20 世紀ノスタルジア』。だが、商業映画という体裁で、潤沢な予算をかけて製作された『 20 世紀ノスタルジア』は、その実、完全なる“インディペンデント>>続きを読む

(2006年製作の映画)

3.5

すばらしい(けど、 4.0 には満たず)! 黒沢清らしい画やモティーフがつまった、ウェルメイドで、そして謎めいたホラーでした、『 CURE 』とほぼおなじ構造のプロットなのですが、考えてみれば、原作も>>続きを読む

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

-

いろいろと言いたいことはありますが、駄作! だれかが「制作費のかかった V シネ」と評していたましたが、なるほどそうかもしれません。超雑な暴力描写とか。コメディをやろうとして、ずっこけてる黒沢清が観た>>続きを読む

パンダコパンダ&パンダコパンダ雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

-

RIP 高畑勲 『パンダコパンダ』は『となりのトトロ』の原型だとよくいわれるが、『雨ふりサーカスの巻』の中盤の洪水のシークェンスはそのまま『崖の上のポニョ』だ。

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.0

ゲイの少年、強姦された過去をもつ少女、そして母子家庭の少年。ブルーにこんがらがった 3 者を中心とした(学園)群像劇は、彼、彼女らがかかえた問題や複雑な事情を何も解決しないままおわる。しかし、それでい>>続きを読む

シェイディー・グローヴ(1999年製作の映画)

1.5

駄作。画はいいが、脚本や演技はクソという、なかなかないタイプの……いや、日本にはなかなかないタイプの映画だ。

すぐれたショットはいくつもあるのに、どうしようもない脚本と俳優たちの最低な演技がなにもか
>>続きを読む

Helpless(1996年製作の映画)

3.0

よるべなさ、救いのなさをからっとした空気感で表現。目の覚めるような、いくつかのひかるショットにはっとさせられた。だが、しかし、あんまりこの映画についていいたいこともない。

大いなる幻影 Barren Illusion(1999年製作の映画)

4.0

傑作。最初のショットからただならぬムードがただよっている。すぐれた映画に必要なのはよくできたプロットや気のきいた脚本ではなく、ナチュラルでうつくしく、力強いショット(のつらなり)なのだと黒沢清版『大い>>続きを読む

リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

-

ここまでめちゃくちゃな脚本があるだろうか。とはいえ、黒沢清にもおおきな影響をあたえた鶴田法男監督作品なのだが……。エンディング・テーマ・ソングはラルク。 (0 点 )

リング2(1999年製作の映画)

-

まず、はじめにいっておくと、映画としては 0 点。なんだけれども、『リング』、『らせん』から続投した、このころの中谷美紀があまりにもかわいすぎる。よくよく考えてみたら、このころの中谷美紀は坂本龍一との>>続きを読む

DOOR III(1996年製作の映画)

2.0

黒沢清のホラー演出がここで完成されたのではないかと感じられる『 DOOR III 』。『回路』にも『クリーピー』にも再利用されたエレメントがちりばめられていて、ホラー・シークェンスはどれもすぐれており>>続きを読む

神田川淫乱戦争(1983年製作の映画)

2.0

dvd をかおうかなとおもっていたら、渋谷ツタヤでレンタル 100 円のキャンペーンをやっていたので。前貼りがうつっている(笑)。岸野雄一、森達也、周防正行という出演者たちに、当時のピンク映画界の充実>>続きを読む

曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

3.0

『アカルイミライ』本編はともかくとして、黒沢清という映画監督の考えかたがなまなましくつたわってくる、かなりおもしろいドキュメンタリーだ。

黒沢は演出をしながら、たびたび「ぼくにもわからないんですけど
>>続きを読む

アカルイミライ(2002年製作の映画)

-

同潤会アパート、まだあったんだね。申し訳ないけれど、某社が配給、製作というテロップをみた最初の瞬間からいやな予感はしていた。日本のインディー映画のダメなところをすべてみせつけられたかのような駄作で、演>>続きを読む

>|