『蠱毒』を見た人にとってはあの澁谷桂一監督の作品とは思えないかもしれないが、山河図のYouTubeにアップロードされている作品を事前に見ていればすっと納得がいくはず。俳優の倉里晴と、自主映画を制作して>>続きを読む
原作の足元にも及んでませんでした! ごめんなさい!
丁寧なアダプテーションを装っているがゆえの、超駆け足のダイジェスト版なんだよな〜。というか、小説は、前半の4分の1(上巻の最初半分)がものすごいん>>続きを読む
(試写会で見たので、満点にしておきます)
田口トモロヲ監督、宮藤官九郎脚本、銀杏BOYZの峯田和伸主演で、地引雄一の『ストリート・キングダム』を原作に、東京ロッカーズの時代を描いた青春音楽映画。LI>>続きを読む
いや〜。めちゃくちゃよくできてるな〜。これはかなりいいJホラー。
まず、脚本がよくできている。できすぎている。細かいところまで練られていて、たとえば、長澤まさみがストレスから体を掻き毟ることとか、瀬>>続きを読む
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の近藤亮太監督による中編ホラー映画。結婚式を舞台に、それを撮影する仕事を負った兄弟の物語……なのだが、巧みな仕掛けが施された脚本で、驚きの展開を見せていく。近藤>>続きを読む
思っていたよりぶんとんでいる、超異常クレイジー映画だった。気持ち悪いデザインのクリーチャー、亜人、遺伝子工学、科学と倫理、狂気、異種姦、獣姦、近親相姦……と、扱われている題材とその描きかたがやばすぎる>>続きを読む
むせかえるほどの2000年代感。出演は若かりし中村獅童、小栗旬、新井浩文、さらになんとPUFFYのユミ。原作は井上三太。主題歌は平川地一丁目。あの独特の色調や映像の質感。なにもかもが2000年代。>>続きを読む
主演の原菜乃華、助演の久間田琳加、なえなのを中心にしたティーンアイドルムービー。原の豊かな表情、顔の演技でひたすら見せていく。さらに山下幸輝とSixTONESの京本大我も主要キャラクターを演じているの>>続きを読む
ひたすら青い画面で、モノクロに近い色合いで色彩感はなく、19世紀のドイツの寒い冬をカメラが切り取っていく(しかし、言語はイギリス訛り? の英語)。撮影の創意工夫でいろいろな見せ方をしてくれるのがありが>>続きを読む
いま新宿ピカデリーで超レイトショーしかやっていないのだけれど、帰れる時間だったから見た(終電が遅くてよかった)。
しっかり怖かった。10人くらいしか観客がいなかったから(中には若い女性二人組も)、自>>続きを読む
『シャイニング』考察廚の精鋭、選り抜きを9人捕まえて、映画を巡るトンデモ陰謀論を語ってもらう、というぶっとんだドキュメンタリー。かなり笑えます。書類棚が男根に見えるとか、スキーヤーのポスターがミノタウ>>続きを読む
公開から二か月で、ぜんぜん満席に近い感じだった。すごい。
ふつうにドキドキしながら、翻弄されながら、中盤までは楽しんで見た。ただひたすらに佐藤二郎の独壇場。指や肌、歯の汚い感じとかを含めてすごい。>>続きを読む
キューブリック x クローネンバーグ x リンチ etc. の合わせ技で、『キャリー』のオマージュやら、『遊星からの物体X』のパロディやら、なんでもありの「ぼくが考えたさいきょうのボディホラー」……に>>続きを読む
平山秀幸監督と奥寺佐渡子脚本のタッグに戻ったものの、商業的にずっこけてしまい、結局、シリーズ最後の作品になってしまった『学校の怪談4』。それまでのスラップスティックコメディ的な展開、お化け屋敷的なおど>>続きを読む
前田亜季が主役級のフィーチャーのされっぷりで、前作でブレイクしたことがよくわかる。この『学校の怪談3』は、前二作とちがって、監督の金子修介と脚本のしまだみちるのタッグに代わっており、金子の趣味が実際に>>続きを読む
CGを大幅に導入したというが、やはり、小道具、大道具、セット撮影の人力の底力を感じる。特に、この『学校の怪談2』は、学校が崩壊したり、ラスボスのからくり人形がメカトロニクスでがちゃがちゃと動いたり、ど>>続きを読む
公開当時、映画館で見てはいないはず(見ていたら覚えている)。というか、レンタルビデオやテレビでの放映で見たかどうかも記憶が定かではない。しかし、「うひひひひ」やテケテケの造形は、強烈に覚えている。>>続きを読む
邦題の意味はよくわからないものの、ウォン・カーウァイにしては、と書いたら失礼だろうか、けっこういい映画だと思った。いや、これをいい映画だという私の感覚はかなりずれているのだろう。
カーウァイ/クリス>>続きを読む
アストル・ピアソラのタンゴが繰り返し使われ、カエターノ・ヴェローゾ、なぜかフランク・ザッパの曲、そしてまたなぜか“ハッピー・トゥギャザー”が流れる。意図はよくわからない。
トップカットからしていかに>>続きを読む
大林宣彦の映画には、大林映画にしかない文法がある。8ミリフィルムで自主映画を撮り、CMの監督をやっていた大林は、映画を浴びるように大量に見てきたのにもかかわらず、いや、それゆえに、なのか、映画の破壊者>>続きを読む
『重慶森林』以上にめちゃくちゃでやりたい放題な『墮落天使』。ガンアクションなんかはその典型で、ただやりたいだけな感じであり、撮りかたはもうめちゃくちゃ。カメラワークと編集の鬱陶しさは極点に達しており、>>続きを読む
スタイリッシュおしゃれムービー、と言ったら、皮肉っぽく響くかもしれない。とはいえ、見た誰もがそう思うはず。だからこそ、1990年代後半〜2000年代前半の雰囲気(当時、子どもだったが)が一気によみがえ>>続きを読む
たまたま昨日、ウォン・カーウァイの告発記事が出ていて、まあ、そうだろうな、と納得してしまった。
現代のクラシック映画と化していて、「西側」でめちゃくちゃ評価が高まっているカーウァイの『花様年華』。カ>>続きを読む
なんで私はいままでこの映画を見てこなかったのだろう、と激しく後悔した。こんなにすごい映画だったなんて。公開された当時から大絶賛されていたとはいえ、これほどまでとは思わなかった。
まず、画がおそろしい>>続きを読む
ようやく見られました。
まず、乳首を描かないのは気持ち悪すぎる、なんなんだ、と言っておきたい。なんかそういうアンドロイド? 機械人形? ひとではないなにか? みたいな、変なものに見えてしまう。原作の>>続きを読む
西武開拓における悲惨なはなしといえば、Wikipedia文学のひとつ、ドナー隊。遭難して、冬のシエラネバダ山脈に閉じこめられ、カニバリズムに及んだ事件だが、西武開拓はかくも過酷だったし、そもそも、それ>>続きを読む
(試写で見たので、満点にしておきます}
『ネブラスカ』を制作しているボスことブルース・スプリングスティーンを描くバイオピック、という、えっ、なんで!? とびっくりする構えの作品。ブルースのデビューま>>続きを読む
『マルホランド・ドライブ』に限らず、デヴィッド・リンチの作品は、かつてはカルトでサブカルっぽいものとされていたのだけれど、特に『マルホランド・ドライブ』は、なぜかいまや古典のひとつになっている。たとえ>>続きを読む
アンチクライマックス、ここに極まれり。ヤマなし、オチなし、意味なし。実際はそこまでではない。しかし、映画的なお約束を徹底的に排除しており、異様な見せかたになっている。このドライに突き放した感じは、現実>>続きを読む
ナンセンスグロテスクワンダーランド。アリスを演じるクリスティナ・コホウトヴァーが笑うカットが二つくらいあるが、なんで笑っているのかがわからない。条理や論理、意味ではない、美しく汚れたスーリアリズムの夢>>続きを読む
いやー、このひとはほんとうに映画を撮るのがうまい。映画をつくるのがうまい、というか。トーマス・アルフレッドソンのことだ。
『ぼくのエリ』と『裏切りのサーカス』が傑作なのは周知の事実だけれど、『スノー>>続きを読む
クレール・ドゥニといえば、『ネネットとボニ』を見たとき、けっこう眠かった。この『美しき仕事』も、やっぱり眠い。しかし、多くのショットがとんでもなくきまっている。そのしびれる画を目にするたびに覚醒して、>>続きを読む
『映画秘宝』的なカルトクラシックであるフィリップ・ド・ブロカによるコメディ。第一次世界大戦下のフランスの田舎町をドイツ軍が占領、敗走前に町全体を吹き飛ばす爆弾を仕掛けておき、住民たちは避難するが、閉鎖>>続きを読む
ふと『追悼のざわめき』のことを思いだして、そういえば、1980年代の日本の自主映画で、リバイバル上映されていたあの映画、なんだっけ? 少女が出てくる……、と考えていて、画は浮かぶのに、タイトルが一向に>>続きを読む
Blu-ray Discがすぐに廃盤になってしまって、プレミア化している。見る機会を逸していたけれど、なんと、FANZA動画で配信されているとけっこう前に聞いた。FANZAで日活ロマンポルノって、いい>>続きを読む
冒頭からインディペンデント 映画らしい低予算感がばりばりで、うまいとは言いがたいカメラワーク、絶妙に素人っぽい俳優たちと、そのどれもが好ましい。スラッシャー映画の黄金期を築いた代表的な映画だが、という>>続きを読む