shxtpieさんの映画レビュー・感想・評価

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はだかのゆめ(2022年製作の映画)

3.5

以下、メモ。ロングショットとミドルショットが中心。せりふはほとんどない。死んだ者を悼むこと、弔うこと。甫木元空のプライベートフィルム、私小説。さすがBialystocks、音楽がいい(ピアノ、バイブ、>>続きを読む

闇動画9(2014年製作の映画)

3.5

『告白』。撮影者の顔のアップから始まるが、ひじょうに失礼だけれど、やけに大きな口と歯列矯正で整いすぎた歯なんかのアップが、まずけっこう怖い。そして、ドッキリが始まってからは、ものすごい勢いで手持ちカメ>>続きを読む

闇動画(2012年製作の映画)

3.5

『闇動画』って最初からこんなにこわかったのか! というファースト・リリースにして快作。いや〜、こわい。

中編の『晩夏の夜に誘う者』、『墓参り代行』、『復讐』と掌編の『通りすがりの女』(これがまたけっ
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犬鳴村(2020年製作の映画)

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美しすぎる臨床心理士・三吉彩花(ルッキズム)!? いや〜な支配的な父・高嶋政伸!? 霊にはいい霊と悪い霊がいる! ゾンビ化する霊! 犬化する人! 犬化する霊! と忙しい。

都市伝説の犬鳴村をホラー映
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闇動画2(2012年製作の映画)

2.5

やはり『闇動画』の真髄は廃墟探検にあり。ラストの『思い出の校舎』が評判がいいだけに、別格の存在感を放っている。曇天のもと、うらびれた体育館裏の雰囲気からしていいのだけれど、遠くに佇んでいる「土井先生」>>続きを読む

闇動画4(2012年製作の映画)

1.5

ファンが多い『栄光の手』が収められているものの、いずれもあまり怖くなく、冗長で退屈さが際立つ。

『合い鍵』は、(当時の)スマートフォンで映された映像という体で、非常に画面が狭く見づらい。とはいえ、浴
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闇動画16(2017年製作の映画)

2.5

びっくりさせられる系の演出がひさしぶりに多くて、けっこうこわかった。

『魔窟 神出鬼没』は、記念すべき『魔窟』シリーズの一作目。『2』では、ロケ地のかぶり(ネタ切れ)をあえて「同じ場所で撮影した」と
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闇動画17(2017年製作の映画)

2.5

冒頭の『ナビゲーター』の中盤以降にしろ、この『 17 』のメインと言っていい『魔窟2 分離』の最終部分にしろ、以前の『闇動画』になかった俳優の「演技くささ」が気になって、興醒めしたところはある。

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闇動画3(2012年製作の映画)

3.0

ドラレコ映像のホラーは絶対あるだろうと思っていたら、あった。『夜の峠道』。話しとしてはありがちだし、 CG も安っぽいけれど、女の幽霊の動きが機械みたいでめちゃくちゃこわい。

『赤い影』は、イヤホン
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闇動画14(2016年製作の映画)

3.0

純粋に「幽霊」が現れるのは『義母の家』のみで、『友人の結婚』はサイコホラー/スラッシャー、『死の円環』はタイトルどおりにループもので、一種の SF ホラーといった趣。粒ぞろいの三本だった。

『義母の
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闇動画10(2014年製作の映画)

2.0

『黒い手』で、ノイズが入る直前、 Wi-Fi の調子がおかしくなって止まって、ほんとうにびっくりした。「あれっ、 Wi-Fi おかしいな」と思って、つなぎなおした瞬間に、あの歪んだ映像がガガッと始まっ>>続きを読む

ほんとにあった!呪いのビデオ23(2006年製作の映画)

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「とでも、言うのだろうか」がくせになる。

児玉和土の『ほん呪』時代の作品も見てみようかと思って見たものの、ぜんぜんこわくなかった。というか、映っている「幽霊」がちっこすぎて、まったく気づかない。『廃
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闇動画12(2015年製作の映画)

3.5

世にあふれているホラーはどれもまったくこわくなさすぎなのに、児玉和土はこわすぎる。これこそ「コワすぎ!」である。退屈する瞬間はなく、常に目が離せないが、鑑賞者を脅かそうとするようなシーンでは「うっ!」>>続きを読む

オカルト(2008年製作の映画)

2.0

黒沢清がでてきて、めちゃくちゃ笑っちゃった。

なにがどう転んでいくのか予想できないはらはら加減にそこそこ踊らされたけれど、新しい手がかりが見つかる → 次のシークエンスにいくというストーリーテリング
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ノロイ(2005年製作の映画)

3.0

ポスト・ブレア・ウィッチ・プロジェクトなファウンドフッテージをつなげて、フェイク・ドキュメンタリーに仕立て上げていて、薄気味悪さやJホラー的な怪奇要素が適度でいい塩梅。脳髄がしびれるよさ。もはや定番ネ>>続きを読む

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

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オモウマい店ならぬ、オモコワい映画にはまったくなっていない。その筋では「白石晃士だからOK」かもしれないけれど、それでいいのだろうか。おもしろい幽霊バトルをやるなら、覚悟を決めて徹底的にやってほしい。>>続きを読む

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

-

ディズニープラスってこういうのもあるのかって思って見てみたら、意外とこういうのはなかった(つまり、ウォルト・ディズニーの初期の短編とか、戦意高揚系のやばいやつとか)。

止まることのないシームレスで連
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

すごすぎるでしょ、こんなの。

冒頭から「んなアホな!」と心の中で叫びつづけていた。涙、笑い、あきれ、苦笑……。

ザ・フーの「ウォント・ゲット・フールド・アゲイン」っていつ聞いても最高で、奇跡の曲の
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

ザ・ライチャス・ブラザーズの「ふられた気持ち」、ほんとにいい曲だよね。

『トップ・ガン』は、子どもの頃によくテレビでやっていた気がする。 1980 年代と 1990 年代は断絶しているように思えるけ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.0

純然たる究極のお馬鹿映画の皮を被りながらも、物語はといえば「とにかくアメリカは悪い」というアンチ・アメリカニズム映画で、実は政治的。『ザ・スーサイド・スクワッド』は、アメリカがベトナム戦争で、冷戦で、>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.0

そんなに人間が好きになったのか、エターナルズ。

めちゃくちゃクロエ・ジャオの映画だった。人物の撮り方、風景、編集の心地よいテンポ……。完全にクロエ・ジャオのドラマ映画のつくりかただからこそ、「アクシ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃいい(スコアは 3.5 だけれど)! よすぎて、映画を見ながら友だちと「ここがいい!」としゃべりたいくらいというか、まさにそういう「なにかを言いたくなる」ような、工夫とイースターエッグに満>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

1.0

これは、あまりにも酷いんじゃないだろうか。(まったく世代ではないけれど)子どもの頃に『ウルトラマン』と『ウルトラQ』をVHSや衛星放送で見て、ウルトラマンフェスティバルに通って育った者として、憤りすら>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃひさしぶりに見て、「あれっ、『サスペリア』って、こんなによかったっけ」と困惑した。 4K レスタレイションのおかげかもしれないけれど、とにかくよかった(余談。黒沢清はダリオ・アルジェントを>>続きを読む

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

4.5

HD の配信、画質よすぎてびびる。というか、こんなに早朝( 7 時)からロマンポルノを見ているやつなんて、いないだろう。

カラーの 8 ミリフィルムとおぼしき冒頭のブルーフィルムの荒々しさ、不気味さ
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

5.0

初めて見た時の衝撃は忘れられません。『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、色々な点で、現代の映画のベーシックをかたちづくった映画だと言っていいでしょう。映画として素晴らしい出来なのかと聞かれたら、まったくそ>>続きを読む

サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

3.5

Prime Video のレンタルにないと思ってわざわざ DVD を借りてきたのに、いま見たらあった。 HD で見たかった……。

それはともかくとして、ひさしぶりに見たら、冒頭のマーシャ・メリルの殺
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猿の惑星(1968年製作の映画)

2.5

『猿の惑星』といえば、コーネリアス? 最近、『映画秘宝』のことを考えているからか、『映画秘宝』っぽい映画ばっかりを見ている。

激化していった人種間の対立を反映し、マイケル・ウィルソンが被赤狩りの経験
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃひさしぶりに見た。一切の無駄がない、完全無欠の傑作だと思う。SFを装ったホラー/スリラーなのだが、初めて見た時は「SFじゃなくてホラーじゃん!」と、度肝を抜かれたものだった。『エイリアン』>>続きを読む

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.5

いや〜。深夜に一人で見るものじゃないね。

最後に見たのがいつだったのか思い出せないくらい、子どもの頃に見たきりだったと思う。このディレクターズ・カット版の公開が 2000 年で、すごく話題になったこ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

水も滴るいい男、ロバート・パティンソン。『ザ・バットマン』でロバート・パティンソンはずっと、しっぽりと濡れている。前髪からは常に水が滴っており、「それがデフォなの?」と突っ込みたくなる濡れっぷり。いや>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.0

ナイフで決闘を始めるシーンでナイフのクローズアップがカットインして、笑ってしまった。あきらかにあそこだけおかしい。さらに、終盤、リタ・モレノがジェッツに集団暴行されるシーンは胸糞悪い。全体的にプエルト>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.0

ラスト、突然ミュージックビデオと化すエンドロール( NG 集までも!)にすべて持っていかれる。というか、「時をかける少女」という曲が、あまりにもよすぎるのだ。涙がでてくる。映画としては、最初から最後ま>>続きを読む

探偵物語(1983年製作の映画)

3.0

この頃の薬師丸ひろ子が歌う曲は名曲ばかりでため息が出るほどだが、それにしても、薬師丸の歌声は妙に成熟しており、その響きには湿った情感、達観や諦念の蒸気が多分に含まれている。あまりにも幼い 18 歳の薬>>続きを読む

Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.0

薬師丸ひろ子が『Wの悲劇』の劇中で住んでいるアパートは、今も武蔵関公園のそばにある。映画の冒頭では、石神井公園も映される。近所だ!

それはともかくとして、演じることとは嘘をつくことなのだ、あるいは、
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

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ああ、また、よくあるニッポンの若者青春映画か、うんざりだ、と思っていたら、登場人物たちの痛ましい過去がもたらす苦悩や現在を悩ます虚無感が首をもたげていき、意外に思った。そうであれば、だんだんとシリアス>>続きを読む

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