「人は考える葦である」
人間は自然の中では葦のように弱い存在である
しかし、人間は頭を使って考えることができる
考える事こそ人間に与えられた偉大な力である
"エゴイストにならないサッカー"
ある意味『ブルーロック』のサッカー論とは正反対。
"世界に挑むならばエゴイストになれ"という考え方も、
"サッカー観を広くとらえ、チームで挑む"という考え方も、
どちらもサッカーに必要不可欠な要素なんだろう。
ゴールへの執着心が強い葦人が、
ユースに入り、サッカーを学んでいく過程で
プレイヤーとしてのレベルを格段と上げていく。
その成長スピードの速さといい、
空間認識能力の高さといい、
如何にも主人公らしくて面白い。
エゴイストの塊だった主人公が、
徐々に戦術やチームプレーを理解していく過程には自然と心が踊った。
特に葦人, 浅利, 黒田の3人でアイコンタクトをとり、
相手を崩していくシーンは鳥肌もの。
黒田のハンドサイン、浅利とのハイタッチ。
こういう一つ一つの動作にも思わず胸が熱くなった。
得点を決めることに拘ってサッカーをやってきた葦人に告げられた、
DFへのポジション転向。これは本当に辛い。
しかもFWとしてあんなに活躍した後に。
どんなに辛くても、そこで
「支えてくれる人、期待してくれる人たちがいるから
辞めちゃいけない。」
って思える葦人って本当に強い。
でも、この気持ちは決して「自分がやりたいから」
ということではない所がまた苦しくて。
だからこそ、花の一言「たかがサッカー!」がめちゃくちゃ心に響いた。
そしてお母さんの「気負うな」っていう、
たった一声で前を向いてしまえるのも良い。
東京へ送り出すときの手紙といい、ここでの電話の言葉といい、
母の偉大さを改めて痛感させられた。
めちゃくちゃ泣きました。
葦人のポジション転向にチームメイトが騒ぎたつも、
栗林が「アレはポジション後ろだよ」って当たり前のように言うのも、
その事を阿久津もちょっと理解してたっぽいところもなんか良い。
さらに遊馬と冨樫が、葦人のSB転向の意は"司令塔だ"
ってなるところ、めちゃくちゃ鳥肌たった。
そして、葦人が本来自分がいる場所だったFWで輝く義経さんに憧れを抱いてしまった時、
「お前は俺を目指すな。
お前は十分素晴らしい階段を登っている。」
って義経さんの言葉、本当に最高だった。
その言葉を待ってました。
葦人だけでなく、それぞれが自分自身の葛藤と向き合い、
乗り越えていく感じがアツい。橘も冨樫も。
また、望さんが指導者として選手をちゃんと見てくれているところがめちゃくちゃ良かった。
特に、プレーが伸びずに苦しむ橘が自ら
「スタメンから外してほしい」と頼んだにも関わらず、
「これがベストメンバーだ」と言って、
橘をスタメンから外さなかったの、本当に泣けた。
葦人と花ちゃんも、冨樫とお嬢も可愛すぎるんよ!
スポーツ漫画に恋愛要素は要らん!と思ってたけど、
2人が可愛すぎて見てられる…
思春期真っ只中ということもあってか、
ユース生の何人か超性格悪い!!!w
ジュニアユース時代の黒田たちも性格歪みすぎて割とムカついてたw
冨樫擁護派。特に黒田くんことは好かん。
そして悪魔の阿久津さん
でもああいう超超嫌な奴は後で良い奴になる定期なので、期待して今は待ちますネ!
それより金田がヤバ奴なんよ!
ムカつきすぎて画面殴りそうになったw
君セレクション落ちてるくせになんでそんな態度なん!
どのスポーツ漫画でも、語尾が変な奴は大概上手い説。
これ勝手に確立させていただきました。
推しは義経さんと遊馬です。
でも栗林も好きになりそう。チョロい。