決して綺麗なエンディングを迎えられた訳ではないけれど、
エレンが自ら行動するに至った全ての意味を知った時、自然と涙が零れた。
何が正義で何が悪なのか。
それはそれぞれの立場によって変わるものであり、
それぞれの"正"がぶつかる事によって起こる争いは避けられないものなのかもしれない。
だからこそ自分の手に届く範囲だけでも守ってやりたいというエレンの考えは、
皆が持ち得るものなんじゃないのかと感じた。
今まで見てきた様々な作品と比べても
本作品のストーリー構造、作品を通して作者が伝えたいメッセージなど
様々な観点から見ても群を抜いて素晴らしい作品だった。
ここまで見届けられて本当に良かったです。