マッシモ

ホワット・イフ...?のマッシモのネタバレレビュー・内容・結末

ホワット・イフ...?(2021年製作のアニメ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

MCU初のアニメーション作品。『アイアンマン』(2008年)~『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)までのシリーズ23作品での出来事から1話ごとに1つの「IF」をテーマに起こり得た可能性の世界を描いていく。マルチバースで描けないところを補完するよと言わんばかりの設定集的アニメ。

【キャスト】
(声の出演 英/日)
[レギュラー]
ザ・ウォッチャー:ジェフリー・ライト / 井上和彦

[ガーディアンズ・オブ・マルチバース]
キャプテン・カーター:ヘイリー・アトウェル / 園崎未恵
ティ・チャラ(スター・ロード):チャドウィック・ボーズマン / 田村真
ドクター・ストレンジ:ベネディクト・カンバーバッチ / 三上哲
ソー:クリス・ヘムズワース / 三宅健太
ブラック・ウィドウ:レイク・ベル / 樋口あかり
ガモーラ:シンシア・マクウィリアムズ / 朴?美
キルモンガー:マイケル・B・ジョーダン / 津田健次郎


【ストーリー】
第7話まではタイトル通り、あり得た可能性を描く1話完結のアニメである。
手違いでエージェント・カーターが超人血清を打ったり(第1話)、アイアンマン達がみんなゾンビになったり(第5話)、Dr・ストレンジが腕ではなく恋人を永遠に失ったら(第4話)など、シリアスからギャグっぽい内容まで取り揃えられている。
が、本作の真骨頂は、これらを俯瞰してい見ているウォッチャーの存在。最終2話にてこれまで数多の世界への干渉を控えていたウォッチャーがある理由から追い詰められ、ついに多世界へ介入を始める。

【総評】
1話、1話のIF世界で活躍したIFのヒーロー達を集めるというの中々面白い手法だったが、ぶっちゃけドクター・ストレンジ が有能さがエグいくらいきわ立ったラストだったと思う。アイアンマンやキャプテン・アメリカが居ない今後のMCUでスパイダーマン共々物語を牽引していく存在になるのかなと思わなくもない。

【あとがき】
というかこの幕引きであの世界線のスティーヴン・ストレンジが払った犠牲は作品全体通して一番尊い決断だったと思う。当番だった4話の流れからここに着地するのは正直かなり意外だった。
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