名探偵ホームズの11の情報・感想・評価

大人っぽい終わり方で良かった

「ギルモアの谷」と呼ばれる工業地帯の支配者ギルモアからの依頼を受けたホームズ。 彼の持つ巨大貯金箱からソベリン金貨を盗んだ犯人を、見つける依頼。 「カリオストロの城」と「ラピュタ」を混ぜた感じのエピソード。 ギルモアの息子マイケルのCVは、野沢雅子。 ギルモアのCVは、「タイムボカン」のドクロベーや「ルパン三世」のミスターXの滝口順平。 ワトソンが、良いお医者さんぶりを見せる。 ちょいビターなエピソード。

「ギルモアの谷」と呼ばれる工業地帯の支配者、ギルモアから仕事の依頼を受けたホームズ。 依頼の内容とは、彼の持つ巨大貯金箱から金貨をくすねた犯人を探して欲しいというものだった…。 山本二三が美術監督、近藤喜文が作画監督の回。 原画には田中敦子、友永和秀、二木真希子が参加。 宮崎駿は監督のみのクレジット(監督と演出の違いってなんだ？)。 「犯罪界のナポレオン」という、モリアーティの大仰なあだ名はこのアニメでも健在の様子。 このモリアーティには全くナポレオン感はないが…💦 ワトソンの医者スキルが、今回で初めて発揮される。 ギルモアの館はほぼカリオストロ城。終わり方も『カリオストロ』っぽい。 結局ギルモアが改心する訳でもない、これまでと比べてもかなりビターな物語である。 資本主義や過剰な工業化へのアンチテーゼを感じられる、いかにも宮崎アニメな1話。 ギルモアの声優は、「おしおきだべー」でお馴染みの滝口順平さん。 ギルモアの息子、マイケルの声優はでぇベテランの野沢雅子さん。