このレビューはネタバレを含みます
何て温かい高校生活。
原作が人気で気になってはいたけど、PA WORKSによる渾身のアニメで素晴らしい映像化だったと思う。
石川県から上京してきた主人公の未津美が、東京で迷子になって入学式に遅れそうになったところを同じクラスの志摩と出会うところから始まる。
彼女の持ち前のキャラクターで、どんどん周りに友達が集まってきて、仲間が増えていくのがワクワクする。
よくある青春学園モノと一線を画しているのは、主人公のキャラクター設定によるものが大きいのかなと思った。
故郷のために官僚を目指しているっても面白いんだけど、真っ直ぐなキャラで周りを引き込む過程がしっかりしてる。
正反対でお互いに遠ざけていた柚月と誠を彼女が引き合わせたり、未津美と志摩が動物園に遊びに行くのを後ろから着いて行ったことでミカと叔母のナオが仲良くなったり、そういうのが良いなぁ。
上級生に嫌な思いをした未津美とミカが、それぞれ助けてくれた上級生がすごい人だなぁと思うのと、嫌な思いさせられた上級生をデスノートに刻むのとで、違う考え方をするってのが印象に残ったな。
私もミカと同じ考えしちゃうなぁ。
主人公が高校に入学するところから文化祭までが描かれていてまだ半年しか経ってないので、続きは全然作る気でいると思っているのだけど。楽しみ。
