エピソード07
雨がくる虹がたつ
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あらすじ
雨後の空にかかる、妖しくも美しい光の束。それを追い続けることを己の人生とした、数奇な男がいた。
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Urakata1113

Urakata1113

キャッチコピー 虹がくるたび、彼は空を見上げた。 名を呼ばれることのない者たちに、心を澄ますように。 蛇が渡る空の橋に、少年のまなざしはひと筋の祈りを乗せていた。 「おまえはそこにいるのか」と、色なき風に問いかけるたび、答えのように、雨はやさしく頬をなでる。 見えぬものと共に生きるということ、それは、誰にも気づかれぬやさしさを胸に灯すことだった。
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木曳野皐

木曳野皐

この話好き
こたー

こたー

虹を捕まえるというなんともロマンあふれる話。 何をするにも半端な男が現実逃避をしている面もあったが、その実笑われ者だった父親の名誉挽回というのが原動力でもあった。 まるで夢を追いかけている若者のよう。この5年の旅は彼にとって無駄ではなかったのだ。
碧翠

碧翠

その後、男がどこへ行ったのかは知る由もない。 ただ西の国の有名な暴れ川に壊れぬ橋が出来たと聞いた。 増水してくれば渡し板の片方を外し、水の流れるままに泳がせ水が引いたら元に戻す。 流れ橋という名前の橋が一人の男の考えで掛けられているという。
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雨前筍

雨前筍

(虹郎)何か生きるための目的を作らにゃ”ただ生きてく”事すらできねぇ (ギンコ)そりゃ、たまに休みたくもなる そういう時、こうやって目的をつくる そうすればこうやって余暇も生まれるだろ ”ただ生きる”ため生きてるぶんには、余暇ってもんがないからな 休むのだって生きるためにゃあ切実な問題だ
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gcn

gcn

虹の根
川獺はん

川獺はん

【あらすじ】 雨後の空にかかる、妖しくも美しい光の束。それを追い続けることを己の人生とした、数奇な男がいた。(公式サイトより) 虹を触れたいと思ったことが無い。けど、目の前で触れるならその魅力に吸い込まれてしまうと思う。 やすめない人達にとって、休むことも生きるために必要だと言う考えはとても大事だね。( ˘ω˘ )
ぱーこ

ぱーこ

この話すごい好きです。 虹のたもとが見たい人にはおすすめです。
むっちゃん

むっちゃん

虹蛇(こうだ)… そりゃあ、たまに休みたくもなる そういう時、こうやって目的を作る… そうすれば こうやって余暇もうまれるだろう… ただ生きる為に生きてるぶんには 余暇ってものがないからなぁ… 休むのだって、生きる為には 切実な問題だ 休む…とき、なにかが減って…… なにかが、ちゃんと育ってるんだなぁ
daiyuuki

daiyuuki

ギンコは、長雨にたたられ雨宿りに寄った木の下で、「虹を捕まえる」という男に会う。 虹郎の父は、雨の日に森の中を駆け回るような奇妙な質であった。 男同士だから、相手にズバズバ言うギンコの兄貴感。 例え不毛と分かっていても虹を追うのも、一つの生き方。
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